【つけそば屋 やまいも】サッパリしたつけそばや油そばも。チョイ飲みもできる(総社市中央)

総社市の総社商店街の日替わりで店主が替わる『つながるカフェ 線』で、毎週木曜の昼にやっていたラーメン店『麺処 すだち屋』が、2020年(令和2年)9月に移転オープンした。

新しい店は総社市役所の北向かいで、店名新たに『つけそば屋 やまいも』に。

つけそば屋 やまいもの注目ポイントは、以下のとおり。

そんな注目のつけそば屋 やまいものメニュー、実際に食べた料理、店内、外観、店舗情報などについて紹介！

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もくじ

• 1 やまいもの営業時間・定休日・店舗情報など
• 2 やまいものメニュー
• 3 やまいものおすすめつけそば・ラーメン
  • 3.1 「つけそば」は甘めのつけ汁に刻みタマネギの食感・スダチの風味が加わるとサッパリして食が進む
  • 3.2 「あぶらそば」はほどよいコッテリ感とタレの甘みがポイント
  • 3.3 「和風すだちラーメン」はサッパリ風味のスープにスダチのさわやか風味
  • 3.4 「とろたま」はタップリのトロロが載った醤油ラーメン
• 4 やまいものおすすめサイドメニュー
  • 4.1 「とりめし」は鶏胸肉と生醤油タレの味わい
  • 4.2 「とろろめし」はトロロのネバネバとゴマの風味がいい
  • 4.3 「おでん」は定番からユニークで独創性のあるネタまで
  • 4.4 旧メニュー：「ぶためし」
• 5 店内のようす・席
• 6 やまいもの外観・所在地・駐車場
• 7 やまいものイチオシポイント

やまいもの営業時間・定休日・店舗情報など

店名	つけそば屋 やまいも
所在地	岡山県総社市中央二丁目2-1
営業時間	11:30〜14:00、18:00〜21:00
定休日	日・月曜
席	厨房前カウンター×6 2人がけテーブル席×2
禁煙状況	禁煙
駐車場	無し
SNS	Instagram
備考	営業時間や休業日は今後変更になる可能性あり

やまいものメニュー

やまいものメニューの基本的な部分は『麺処 すだち屋』時代と同じような感じだが、変更点もいくつかある。

【麺処すだち屋】親鶏ダシのスープにスダチの爽やか風味。木曜昼限定のレアなラーメンの名店(総社市総社)

『麺処 すだち屋』時代は、スダチを使った「すだちラーメン」が看板メニューだった。

移転してやまいもになってからは、「つけそば」がメインメニューに昇格。

なお、つけそばもすだち屋時代にあったメニューだ。

移転後は新たに「山かけつけそば」も登場。

こちらは、店名の「やまいも」に合わせて新たに取り入れたそう。

また、すだち屋時代のメインメニューの「すだちラーメン」、スダチが入らない「普通のラーメン」も、やまいもでは「和風すだちらーめん」「和風らーめん」として置いてある。

ただし数量限定だ。

ほかに「あぶらそば」もあった。
こちらも、すだち屋時代にあったメニュー。

その後、新メニューとして「とろたま」も登場した。

オープン当初はなかった替え玉も登場。

ちょっと物足りないときにちょうどいい。

ごはんものもある。

「とりめし」「ごはん」は、すだち屋時代にもあった。

すだち屋時代にあった「ローストビーフめし」はなくなったもよう。

代わりに「ぶためし」「とろろめし」「焼おに茶漬け」が登場。

ドリンク類も豊富。

すだち屋時代にあった「すだちスカッシュ」「ハッカティー」もあった。
甘酒はなくなったようだ。

移転後は夜営業もしているので、すだち屋時代になかったアルコール類が増えている。

アルコール類があるので、オツマミ系の一品料理もあった。

やまいものおすすめつけそば・ラーメン

「つけそば」は甘めのつけ汁に刻みタマネギの食感・スダチの風味が加わるとサッパリして食が進む

店名にも掲げられているメインメニューの「つけそば」。

青い皿が美しく印象的だ。

麺には2枚のチャーシュが添えられている。

また、つけ汁には刻みタマネギとスダチが添えられていた。

美しいテカりの麺と、美しくおいしそうなチャーシュー。

スダチとタマネギは最初から入れず、途中から片方ずつ入れていくのが私のおすすめだ。

つけ汁は濃い焦茶色。

最初から入っている薬味は、刻みネギ。

麺は中太ストレート麺。

店の説明書きに寄れば、富士麺ず工房の「ヒバリ」という麺だそう。

つけ汁は甘めの甘辛味で、魚介の香りが香る。
うまい。好みの味だ。

店の説明のよると、瀬戸内産のイリコ・山陰産のトビウオ・岡山産の親鶏をダシとしているとのこと。

麺のほどよいツルツル感と麺の風味のハーモニーが心地よい。

チャーシューはブタとウシの二種。
これは、すだち屋時代と同じ。

ウシのチャーシューは、赤みがかっているのが印象的。
ちょっとローストビーフっぽい感じか。

食べるとモチモチとした食感。
おしsて、ジワジワと甘みと肉の味わいが広がり、美味。

ブタのチャーシューは赤身と脂身が半々くらい。
味付けは薄めで、赤身は肉のうまみがしっかり味わえ、脂身はプリプリの食感で甘味がおいしい。

ブタとウシ、それぞれの異なる味わいが楽しい。

途中で刻みタマネギを入れると、シャキシャキ感とタマネギのピリリとした風味が加わり、さらにおいしくなった。

さらにその後、スダチを入れる。
スダチ特有の酸味・ほんのりとした苦味などの風味がアクセントになって、さらに食が進んだ。

つけそばのおいしい食べ方の解説もあった。

「あぶらそば」はほどよいコッテリ感とタレの甘みがポイント

「あぶらそば」も注文した。

名前からコッテリして脂っこそうな印象だったが、食べてみるとそんなにしつこくない。

麺は太めで、ゆるやかなカーブがある。

タレがよくからみ、モチモチとした食感だ。

チャーシューは豚一枚、牛二枚が載っている。

豚は脂身多め。

プリプリとした食感で甘みがおいしい。

牛はやや赤身がかかってローストビーフっぽい。

刻みタマネギもポイントだ。

刻みネギ。

よく混ぜ混ぜして食べる。

麺のモチモチ感に少量のタレのほのかな甘みと脂感、そこへタマネギのシャキシャキとした食感と刺激。

これはおいしい。

途中でガーリックチップを入れるとザクザクとした食感がアクセントになり、ニンニクの風味がタレとよく合う。

「和風すだちラーメン」はサッパリ風味のスープにスダチのさわやか風味

「和風すだちラーメン」は、『すだち屋』時代からあるメニューだ。

名前のとおり、スダチが入ったラーメン。

あかるい茶色で、やや透明感のあるスープ。

スープにはスダチが数切れ浮かぶ。

茶色いスープに鮮やかな緑色は、見た目のアクセントになって美しい。

スープを飲むと、アッサリとした味わいで甘みのある醤油風味。
そこへ、スダチのさわやかな香りがフワッとしたほのかに香る。
ときどき、ほんのりバターのような風味が来る気がする。
スダチと醤油の風味が生み出すマリアージュによるものなのだろうか。

麺はやや細目のストレート。

ツルツルシコシコとした麺で、アッサリしたスープとよく合う。

チャーシューは牛と豚が一枚ずつ。

牛はローストビープのような赤みがかった肉だ。

しばらくスープに付けていると、茶色く変化。

豚肉は少し厚めで、赤身と脂身が半々くらいのもの。

味もしみていて、赤身はホロホロ、脂身はトロッとしていて甘みがある。

タップリの白髪ネギも、シャキシャキ感と風味がアクセントになっていい。

和風すだちラーメンはサッパリした味わいながら、スダチの風味がいい感じに合い、奥深い味わいを楽しめた。

「とろたま」はタップリのトロロが載った醤油ラーメン

あとで登場した「とろたま」。

ラーメンの上にタップリとトロロが載っている。
そして中央には、卵黄。

下のラーメンが見えないほどタップリのトロロの量だ。

きれいに泡立っているトロロ。

中央の卵黄もおいしそうだ。

表面をすくっただけでは、ラーメンのスープは出てこない。
それほどタップリとトロロが入っている。

トロロをかき分けると、茶色い醤油スープが現れる。

スープは醤油味のサッパリした味わい。
トロロが載っていても、熱々のスープだ。

スープとトロロをよく混ぜ合わせていっしょに飲んでみると、なめらかなナガイモの舌触りとスープの味わいが一体となって、独特の風味となってやみつきに。

麺はやや細めのストレート。
トロロをシッカリと絡めて食べるとおいしい。

チャーシュも入っている。

厚みがあり、赤身と脂身が半々くらいのバランスがいいチャーシュー。

とろたまでは、ごはんがついてくる。

とろたまをおかずにごはんを食べてもいいが、やっぱり残ったスープに投入して食べるのがうまい。

シッカリとかき混ぜて食べると、ごはん・スープ・トロロが一体となっておいしく食べられる。

やまいものおすすめサイドメニュー

「とりめし」は鶏胸肉と生醤油タレの味わい

サイドメニューの飯もの「とりめし」。

鶏の胸肉がたくさんごはんの上に載り、ネギと海苔がちりばめられ、ワサビが添えられている。

岡山で一般的なとりめし(スライスした鶏のから揚げをごはんに載せたもの)とは異なっている。

サッパリしてそうな鶏肉。

刻み海苔。

おろしワサビ。

ごはんにサッパリとした味わいの生醤油タレがかかる。

鶏肉はサッパリとした味わいでタレとよく合う。
皮が付いており、皮はプリッとした弾力のある食感で、ほのかな甘みがある。

鶏肉のうまみ、タレのサッパリとした甘辛さ、ごはんにワサビがアクセントになっていい。

全体的にサッパリしている味わいなので、麺といっしょに食べやすい。

「とろろめし」はトロロのネバネバとゴマの風味がいい

サイドメニューの「とろろめし」。

ごはんの上にタップリのトロロが載った「やまいも」らしい一品。

泡立つトロロがおいしそう。

ごはんはけっこう多め。

トロロにはすりゴマと醤油ダシが混ぜられている。

トロロのネバネバに醤油の風味、そしてゴマの風味が広がり、食が進む。

「おでん」は定番からユニークで独創性のあるネタまで

やまいもでは、冬季限定で「おでん」がある。

おでんは、100円のものと150円のものがラインナップ。

おもしろいのは、おでんの内容。

ダイコンやコンニャクなどの定番のものもあれば、パプリカやタコ焼き、トマト、豚足、鶏皮などユニークなものもそろっていておもしろい。

たくさんある中から、パプリカ、はんぺん、鶏皮、トマト、豚足を注文。

めずらしいパプリカのおでん。
色鮮やかな赤色が美しい。

シンナリとした食感で汁がタップリとしゅんでいる。
ほんのりとした甘味がおいしい。

トマトのおでんもめずらしい。

瑞々しく、ダシがシッカリとしゅんでいるが、トマト自体の汁気もあり。おでんのダシの風味とトマトの甘酸っぱさがおもしろい組み合わせ。

定番のはんぺん（平天）。

弾力のある食感とうまみがいい。

鶏皮もおでんに入れるのは、めずらしい。

鶏皮特有のモチモチとした弾力ある食感。

鶏皮とおでんのダシは、意外に合う。

とりだんごは、2つが串に刺さっている。

とりだんごは、一口大の大きさ。

中には鶏肉がシッカリと詰まっており、細切れの野菜も混じっている。

店長おすすめの豚足。
これもおでんにはめずらしい。

プニプニとした食感で、肉のうまみもシッカリ。

追加でタコ焼も注文。
タコ焼は2個だ。

生地はダシをシッカリと吸い、フワフワとした舌触り。

噛むとジュワッとダシがあふれ出す。

もちろん、中にはタコの身が入っている。

おでんのダシは薄い色で透明感があり、アッサリとした味だ。

旧メニュー：「ぶためし」

サイドメニューの「ぶためし」。

オープン時はレギュラーメニューとしてあったが、その後メニューからはなくなった。

ごはんの上にチャーシューが数枚のり、その上から短冊状の海苔がかかる。

チャーシューは、つけそばに入っていたブタのチャーシューと同じようだ。

味付けは薄めで、赤身は肉のうまみがしっかり味わえ、脂身はプリプリの食感で甘味が。

ごはんは軽くあぶってあって、ほのかに香ばしさがあっておいしい。

ごはんには甘めのタレが適度にかかっている。
そこへ海苔の風味がよく合う。

またそこへチャーシューの味わいも加わると、おいしくてたまらない。

ときどき、添えられたワサビをつけるとアクセントになっていい。

店内のようす・席

やまいもは、こぢんまりとした店内。

• 厨房前カウンター×6
• 2人がけテーブル席×2

奥に長い空間で、入口から見て手前左側に2人がけのテーブルが2卓ある。

そして奥に向かって右側に厨房、そのまえにカウンター席が6脚ならんでいる。

卓上には2種の薬味。

左が赤サンショウ、右が黒コショウ。

さらには、一味トウガラシにガーリックパウダー。

やまいもの外観・所在地・駐車場

やまいもがあるのは、総社市中心市街地。

駅前通り沿いで、総社市役所の北向かいだ。

総社市民の台所ともいえる洋食店『ブーン』と同じ建物の中で、向かって左にうどんの『笹山』、右に『坪井花店』。

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以前『スパイシーボウヤ』という店があった跡地になる。

開店直後だからか、看板もないシンプルな外観だ。

なお、やまいもには駐車場はない。

近くの施設には停めないようにしよう。

最寄りのコインパーキングは総社駅の東口周辺にいくつかある。

総社駅東口からやまいもまで、駅前通り一本道で約650m。
徒歩で10分弱だ。

夜営業時の雰囲気。

やまいものイチオシポイント

オープンしてすぐ行ったのだが、総社市役所の前で近くに企業も多いので、昼時は多くなりそう。

取材時は昼に行ったが、次は夜の営業時にも行ってみたい。
また、旧店舗でも食べたことがなかった油そばを食べてみたいし、旧店舗で食べたすだちラーメンが変わったのかどうかも確かめてみたいところ。

ちなみに「やまいも」という店名を店主に聞いたところ、店主のニックネームだそう。
メニューに「山かけつけそば」があるのは、店名に由来してつくったとのことだ。

やまいもは、麺の盛り付けや皿も美しく、サッパリしたすだちラーメンもあるので女性でも行きやすいだろう。

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