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すだち屋は、2020年(令和2年)9月に総社市中央の『スパイシーボウヤ』跡地に移転、「やまいも」に改称しました
総社市中心部にある総社宮の門前の商店街通り。
商店街のちょうど総社宮の通りの斜め向かいに、歴史的な趣の建物がある。
それは洋画家・堀 和平(ほり わへい)という人物の生家。
その歴史ある建物を使って毎日日替わりで違う店が入居するカフェが運営されている。
それが『つながるカフェ 線』。
そのカフェ線の毎週木曜の昼に営業しているのがラーメン店『麺処 すだち屋』だ。
2019年7月にオープンし、名前のとおりスダチを使ったラーメンなど、個性的なメニューを出している。
すだち屋の注目のポイントは、以下のような点だ。
- すだちラーメンはサッパリとした親鶏ダシの醤油スープに、ほのかなスダチのさわやか風味が意外と合う
- すだちラーメンのチャーシューは豚肉とローストビーフ風の牛肉の2種
- サッパリ風味で鶏胸肉の味わいが楽しめるとりめし
- 昔ながらの町家の雰囲気
- 座敷で、中は広々としている
そんな総社の穴場的なラーメン店・麺処すだち屋について、メニューや料理、店内、外観、店舗情報などを紹介したい。
2020年(令和2年)7月時点での情報です
もくじ
すだち屋のメニュー:ラーメンはスダチ入と無の2種。ほかにつけ蕎麦・あぶら蕎麦
基本となるラーメンは2種類。
店名のすだち屋の名前の元となる、看板メニューでスダチが入る「すだちラーメン」。
さらに、スダチを入れていない「普通のラーメン」。
またラーメンとは別の麺類もある。
ラーメンとならぶ名物になっているのが「特製つけ蕎麦」。
こちらにもスダチが添えられている。
そして、「あぶら蕎麦」もある。
あぶら蕎麦にもスダチが付くようだ。
トッピングもバラエティーに富んでいる。
めずらしいのが「ワンタンの皮」だ。
サイドメニューには、ごはんものが3種類。
「ローストビーフめし」は、グラスフェッドビーフという草のみを食べて育った牛肉の赤身を使用している。
「とりめし」は、鶏の胸肉をごはんに載せたもの。
岡山界隈で一般的な鶏のから揚げを載せているのとりめしとは違ったものだ。
あとは、「ごはん」(150円)がある。
このほか、「日替わりサラダ」もあり、80円とリーズナブル。
ドリンクも特徴的だ。
スダチを推しているということで「すだちスカッシュ」も置いてある。
また、同じカフェ線で営業している『ハッカカフェ』の「ハッカティー」もあった。
そして同じ総社商店街通りに店を構える老舗『秋山麹店』の「秋山さんちの甘酒」。
同じく、商店街に店があるコーヒー店『豆Lab』のコーヒーもある。
なお「ランチセット」もあり、飯類・野菜類・麺類がセットになって1,000円で、お得だ。
「すだちラーメン」はダシのうまみが広がるサッパリスープにほのかに香るスダチのさわやか風味
看板メニューと「すだちラーメン」と、サイドメニューに「とりめし」を注文してみた。
すだちラーメンは、見た目も美しい。
そして具材はシンプルだ。
チャーシュ2枚に、白髪ネギ、そしてスダチだけ。
スープの中には、ピンクペッパーの粒が何個か浮いていて、見た目のアクセントになって美しい。
味のアクセントにもなっているのではないかと思う。
そして、すだちラーメンの「顔」ともいえるスダチ。
スダチは2切れ入っている。
スダチは、少し絞られている状態で入っており、もう少しスダチの風味が欲しい場合は、さらに絞れば汁が出てくる。
スープは透明感のある薄茶色をしている。
一口飲んでみる。
深みがあって甘味のあるスッキリとした味わい。
醤油スープと思われるが、塩ラーメンのようなアッサリ感だ。
そして、その中にスダチのさわやかな風味がほんのりと香る。
アッサリしたスープとスダチのサッパリ感は、なかなかいい組み合わせ。
スープのダシは、岡山県産の親鶏(カシワ)だそう。
麺は細目のストレート。
ツルツルとしておいてアッサリしたスープとよく合う。
チャーシューは大小2種類。
小さめのほうは、牛肉。
中央が紅色で、ローストビーフ風のものだ。
スープに浸しておくと、時間が経つと色が変わり、よりおいしそうに。
もうひとつの大きめのチャーシューは豚肉。
白っぽい色で、まるで鶏のササミのようなサッパリした味わいだ。
ネギは白髪ネギ。
青ネギの刻みネギが多いなか、白髪ネギはめずらしい。
白髪ネギのシャキシャキとした食感はアクセントになっていい。
テーブルの上には、赤サンショウが置いてあった。
赤サンショウをラーメンにかけてみる。
サッパリしたスープが、サンショウの風味でちょっと引き締まる。
赤サンショウが苦手でなければ、途中から入れてみてもいいかも。
「とりめし」は鶏胸肉と生醤油タレの味わいにワサビが合う
サイドメニューの「とりめし」。
岡山界隈では、鶏のから揚げのスライスをごはんの上に載せて、甘めのタレをかえたタイプが一般的。
だが、すだち屋のとりめしは、一般的なものとはタイプが異なる。
鶏の胸肉がたくさんごはんの上に載り、ネギと海苔がちりばめられているものだ。
鶏胸肉は、一切れが大きめ。
味付けはアッサリめで、肉のうまみが感じられる。
端の皮の部分もプルッとしていておいしい。
上から正方形の海苔が散りばめられている。
ごはんには、特製特製生醤油タレがかかり、混ぜ込まれている。
特製生醤油タレは、アッサリとした甘めの塩辛さだ。
ワサビとの相性も良し。
サッパリした味わいのとりめしなので、ラーメンといっしょでもペロリと食べられる。
ラーメンのスープを軽くかえて食べてみてもおいしいかも。
店内のようす・席
もともと画家・堀 和平の家で、民家 兼 商店だったので、入口は昔の民家の玄関のよう。
靴を脱いで上に上がる。
玄関の横に、まずカウンター席が2つあった。
そして座敷が奥まで続き、テーブル席がならぶ。
一番奥には、縁側があって中庭が眺められる。
縁側の手前にはカウンター席が2つ。
すだち屋の席は、以下のとおり。
- 4人がけテーブル席×2
- 2人がけテーブル席×1
- 4人がけ座敷×3
- カウンター×4(2×2ヶ所)
まさに「昔ながらの町家」「古民家」そのものといった雰囲気だ。
近隣のマップも置いてある。
外観・所在地・駐車場
すだち屋は、総社商店街通りにある「つながるカフェ 線」の中に入居している。
「線」は、日替わりで店が変わるというおもしろい趣向の店。
すだち屋が営業のときは、すだち屋の暖簾がかかっているのが目印。
歴史ある古い町家を使っており、この町家は洋画家・堀 和平の生家だ。
「線」があるのは、商店街通りの東寄りの場所。
ちょうど、総社宮の北参道口や旧総社警察署「まちかど郷土館」の斜め前になる。
総社商店街は東から西への一方通行なので、車で行くときは注意だ。
目指すは「宮前筋」(県道272号)。
国道180号線からは「総社小学校前」交差点を南に折れたら宮前筋になる。
「市役所通り」からは、三菱自動車 総社店から約100m東の交差点を北に入れば宮前筋だ。
総社小学校前交差点から約230m南に進んだところ、市役所通りの交差点から約160m北へ進んだところにある交差点を、西へ入る。
これが総社商店街通りだ。
交差点から商店街に入り、約70m進んだところに「線」がある。
道の南側に面している。
ただし、駐車場はもう少し西。
駐車場は「線」から約40m西へ進んだところ。
道路の南側に砂地の奥に細長い土地がある。
そこが駐車場だ。
ちょうど山本万寿堂の向かいになる。
駐車場はあまり広くないので、西(向かって右側)の塀になるべく詰めて停めよう。
入口には堀和平邸 駐車場の看板がある。
間違えて違う土地に停めないように注意しよう。
すだち屋のイチオシポイント
- すだちラーメンはサッパリとした親鶏ダシの醤油スープに、ほのかなスダチのさわやか風味が意外と合う
- すだちラーメンのチャーシューは豚肉とローストビーフ風の牛肉の2種
- サッパリ風味で鶏胸肉の味わいが楽しめるとりめし
- 昔ながらの町家の雰囲気
- 座敷で、中は広々としている
すだち屋のすだちラーメンは、シンプルだけど奥深さを感じる味で、スダチの風味が意外と合い、何度も食べたくなるクセになる味。
スダチが苦手な場合も、スダチ無しの普通のラーメンもあるから安心だ。
ぜひ次は、つけ蕎麦やあぶら蕎麦も食べてみたい。
さらに。盛り付けはどの料理もキレイでオシャレな感じがするのもポイント。
また座敷なので広々としており、子連れなどでも行きやすい。
木曜日の昼しかしていないので行きにくかったが、2020年(令和2年)9月に総社市中央、市役所北側に移転。
『やまいも』という店名で再スタートとなった。
『スパイシーボウヤ』があった場所になる。
なお『つながるカフェ 線』は、私がライターをしている『倉敷とことこ』で取材(カメラマン担当)させていただいた。
詳細は、下記リンクを参照。
つながるカフェ [ 線 -Sen- ] 〜 毎日違うオーナーの日替わりフードとドリンクが楽しめる古民家カフェ – 倉敷とことこ
2020年(令和2年)7月時点での情報です
すだち屋は、2020年(令和2年)9月に総社市中央の『スパイシーボウヤ』跡地に移転、「やまいも」に改称しました