草戸稲荷 卯之大祭・コンコン行列で「良い転べ!」 〜 福山の春祭り

草戸稲荷神社 卯之大祭 コンコン行列

福山市最大の神社である草戸町の草戸稲荷神社(くさどいなりじんじゃ)では、毎年恒例の春祭「卯之大祭(うのたいさい)」が5月の第2土・日曜に開催される。

その祭の中でメインとなるのが「コンコン行列」というイベント。

その様子をご紹介!

草戸稲荷神社とは?

草戸稲荷神社

草戸稲荷神社

草戸稲荷神社は、その名の通り福山市草戸町に鎮座している。

市内を流れる芦田川下流の西岸にあたり、川西にそびえる山の東麓と川に挟まれた狭い土地に所在。

南隣には本堂と五重塔が国宝に指定されている明王院(みょうおういん)が立地。

もともと草戸稲荷神社は、明王院が建立したものたっだ。

しかし、明治時代の神仏分離の政策により明王院の管理下から離れたのである。

明王院(左)と草戸稲荷(右)

明王院(左)と草戸稲荷(右)

中世には、現在は芦田川の中となっている場所に現在草戸千軒町(くさどせんげんちょう)と呼ばれる港町があった。

当時は周辺は海辺で、交易の拠点として大いに繁栄。

草戸稲荷や明王院もこうした繁栄により規模が大きくなっていったと考えらる。

 

草戸稲荷は、朱色の大きな高い社殿が特徴で、この社殿は登ることが可能だ。

上階からは福山市街が一望でき、絶景ポイント。

さらに草戸稲荷は、福山市内の寺社で最も初詣客が多い神社としても知られる。そのため正月の参詣は大変な混雑ぶりとなるのだ。

卯之大祭・コンコン行列とは

草戸稲荷神社 卯之大祭 コンコン行列

卯之大祭(うのたいさい)は、草戸稲荷神社で五穀豊穣を願って江戸時代から行われているお祭りである。

現在は毎年五月上旬(基本的に第2)の土曜・日曜に開催。

そのメイン行事となるのがコンコン行列

これも江戸時代から行われていましたが、現代になるまでに消滅。

1985年に資料を元に再現され、以降は現在まで毎年実施されるように。

コンコン行列は祭の行われる二日間の両日、午後から開始(おおむね14時頃)される。

 

コンコン行列では、子どもたちがはっぴ姿にお面を付けてキツネに扮する

最近は顔にペインティングしてキツネになっている子も。

そしてみんなで小さなだんじりを引きながら周囲を約1km練り歩いていく。

その時に「良い良い転べ〜、良い転べ〜」とみんなで掛け声を上げるが特徴。

これは「(人生が)良い方向へ向かっていけ」という意味だ。

現在は、草戸稲荷から南へまっすぐ歩いて行き、法音寺(ほうおんじ)というお寺で休憩し、Uターンして神社へ戻っていくというルートとなっている。

草戸稲荷神社 卯之大祭 コンコン行列

福引きは大人気

ちなみにコンコン行列の他にもいろいろ催しが行われている。

特に福引きは一番人気の催し。長蛇の列だ。

それ以外に明王院でもイベントが開催されてる。

コンコン行列の様子

草戸稲荷神社 卯之大祭 コンコン行列

稲荷を出発。先頭に宮司、次に巫女、続いて武士に扮した人が2名、その後に太鼓係。

 

草戸稲荷神社 卯之大祭 コンコン行列

露店も道沿いに並んでいます。その店の前を通過。

「♫ 良い良い転べ〜、良い転べ〜

 

草戸稲荷神社 卯之大祭 コンコン行列

その後、集落を抜け・・・

 

草戸稲荷神社 卯之大祭 コンコン行列

法音寺で一旦休憩。

このあとUターンして稲荷を再び目指す。

 

草戸稲荷神社 卯之大祭 コンコン行列

稲荷に向けて法音寺を出発。

 

草戸稲荷神社 卯之大祭 コンコン行列

福山市のキャラクター「ローラ」「鞆龍馬」が応援に駆けつけていた。

 

草戸稲荷神社 卯之大祭 コンコン行列

草戸稲荷に戻ってきた。

 

草戸稲荷神社 卯之大祭 コンコン行列

最後は社殿前で記念撮影!

おわりに

草戸稲荷神社 卯之大祭 コンコン行列

卯之大祭は、毎年5月上旬(基本的に第2)の土日に開催されている。

コンコン行列は、開催両日の午後から(おおむね14時頃)から。

福山中心市街地からも近く(福山駅から約2km)、国道2号線もすぐ北500mほどと交通の便も良いので、ぜひ一度!

草戸稲荷神社の情報

 

神社名 草戸稲荷神社 (くさど いなり じんじゃ)
祭神 宇迦之御魂神 (ウカノミタマノカミ)
保食神 (ウケモチノカミ)
大己貴神 (オオナムチノカミ)
鎮座地 福山市草戸町1467
電話番号 084-951-2030
駐車場 あり(約100台)
※ 参詣者が多い時期には芦田川東岸河川敷に臨時駐車場
ホームページ http://kusadoinari.com/
Facebook https://www.facebook.com/kusadoinari/

アクセス

注意
2018年2月時点での情報です。

公共交通機関(バス)を使う場合。

下記以外にも最寄り路線があるが、便数が多いもののみを記載した。

鞆鉄バス 鞆線

JR福山駅前バスロータリー5番乗り場から、鞆線(鞆の浦・水呑・竹ヶ端方面)に乗車。

「草戸大橋」バス停下車、北へ徒歩約10分。

なお13:40の便のみ草戸稲荷近くを経由するため、「明王院前」下車、北へ徒歩約3分。

鞆鉄バス 西方面路線

JR福山駅前バスロータリー6番乗り場から、尾道線または早戸線に乗車。

「神島橋西詰」バス停下車、南へ徒歩約7分。

鞆鉄バス・中国バス 明王台線

JR福山駅前バスロータリー6番乗り場から、鞆鉄バス明王台線または中国バス明王台線に乗車。

「神島橋」バス停下車、西へ徒歩約10分。

参考 鞆鉄バス 参考 中国バス

注意
2018年2月時点での情報です。

 

参考資料

  • 草戸稲荷神社公式サイト
  • 『日本歴史地名体系三五巻 広島県の地名』平凡社
  • 『山陽新聞』2017年5月14日付(備後板)
  • 『中国新聞』2017年5月14日付(備後板)