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福山市のJR福山駅前、福山駅のすぐ南東のエリア・伏見町にギョーザとアジアフードの店がある。
それが『猿記(エンキー、ENN-KEE)』。
「ウォータリング・ホール(WATERING HOLE)」という建物にあった『かみてつ青果店』がリニューアルした店だ。
基本的に中国・台湾料理がメインで、それに加えて地元・備後のご当地グルメの尾道ラーメンもある。
猿記の注目ポイントをまとめると、 以下のとおり。
- ギョウザは焼ギョウザと水ギョウザがある
- 本格的な味わいの地元のご当地グルメ・尾道ラーメン
- 甘辛い豚の角煮がうまい台湾の名物丼・ルーロー飯
- スパイシーでモチモチ幅広麺が個性的なまぜ麺・ヨーポー麺
- 具材が大きめでたっぷりと入ったビーフン
- 月替わりの中華粥・中華粥定食がある
- 月替わりの麺料理がある
- 全品が持ち帰り可能
そんな猿記について、メニューや実際に食べた料理、店舗情報などを詳しく紹介!
猿記(エンキー)の営業時間・定休日・店舗情報など
店名 | 猿記(エンキー ENN-KEE) |
---|---|
所在地 | 福山市伏見町3-16(ウォータリング・ホール) |
営業時間 | 18:00〜24:00 |
定休日 | 月曜 |
電話番号 | 080-9981-8710 |
席 | 2人がけテーブル席×5卓 テラス席×4脚 |
禁煙状況 | 禁煙 |
駐車場 | 無し |
SNS |
猿記(エンキー)のメニュー
猿記のフードメニューは、一品もの、飯・麺類、定食の大きく3部門に分かれている。
名物はギョウザのようだ。
ギョウザは、焼ギョウザと水ギョウザの2種類。
おもなメニューは、 以下のとおり。
- 焼ギョウザ
- 水ギョウザ
- 尾道ラーメン
- ヨーポー麺
- ビーフン
- 台湾ちまき
- 今月の中華粥
- ルーロー飯
- おでん
- 酢豚味
- 蒸鶏満
さらに定食は、中華粥、尾道ラーメン、ビーフン、ルーロー飯の各定食がある。
なお、持ち帰りも可能のようだ。
焼ギョウザは、生をテイクアウトもできる。
おもに中国や台湾の料理がラインナップ。
そのなかに、備後地方のご当地グルメである「尾道ラーメン」もあった。
中国・台湾系の料理以外に、おでんもあった。
壁にはメニュー表以外のメニューもあり、「高知のカツオのタタキ」や「カツオパクチー」などがあった。
月替わりの限定麺類もある。
また、中華粥も月替わりだ。
取材時の限定麺は「台湾大腸麺線」、中華粥は「自家製海老団子の中華粥」だった。
そのほか、ドリンク類もあった。
ドリンクでも中国・台湾系のものがラインナップしている。
おすすめのメニュー
「焼ギョウザ」はシッカリと焼かれてカリカリで香ばしい
猿記の名物であるギョウザ。
ギョウザは、焼ギョウザと水ギョウザがあるが焼ギョウザのほうが人気とのこと。
そこで「焼ギョウザ」を注文してみる。
焼ギョウザは、一皿に7個盛られている。
見事なキツネ色をしていておいしそうだ。
焼き加減はけっこうシッカリとしていて、カリカリと軽快な音がする食感。
揚げギョウザのようにカリカリに焼かれていて、香ばしくておいしい!
サイズは、一般的なギョウザと同じ大きさだ。
中のアンは肉と野菜のバランスがよく、ニンニクの風味がシッカリと感じられる。
個性的でありながら、安心できるおいしい味わいのギョウザだと思う。
ギョウザを持ち帰りしてみた。
1人前7個を2人前(14個)購入。
箱に並べられており、専用のタレも就いてくる。
「水ギョウザ」はプニプニ・モッチリとした弾力ある皮
猿記では焼ギョウザだでなく、「水ギョウザ」もある。
そこで、水ギョウザを持ち帰り購入した。
焼ギョウザは紙箱入りだが、水ギョウザはプラチックの容器入り。
1人前で6個入りだ。
皮は厚めで、プニプニ・モッチリとした弾力のある食感。
焼ギョウザのようにニンニクの風味はなく、とてもジューシーで肉感を楽しめておいしかった。
「尾道ラーメン」は本格的な味わいの地元・備後名物
ギョウザ以外では、「尾道ラーメン」が人気だという。
やはり地元の名物ラーメンなので、なじみがあるのだろう。
具材はメンマにネギ、チャーシュー。
スタンダードな尾道ラーメンの具材だ。
スープは茶色で、たくさんの豚の背脂が浮く。
スープを飲むと、甘味の強めな甘辛系の味。
肉うどんのスープのような甘い味わいがクセになる。
豚の背脂は、一粒が大きめ。
食べるとプリプリとした弾力ある食感だ。
シッカリと甘い味が染みていて、味付けの甘味と背脂自体の甘味が染みだしてきておいしい。
麺は中太の平打ち麺で、ごくゆるやかな縮れがある。
モッチリとした食感がいい。
チャーシューはやや大きめサイズで少し厚め。
赤身がメインで端にわずかに脂身。
味付けは薄めで、肉のうまみが味わえるチャーシューだ。
「ルーロー飯」は甘辛い豚の角煮と玉子、ごはんにパクチーがアクセントに
ギョウザや尾道ラーメンと並ぶ人気メニューが『ルーロー飯』。
台湾で人気の名物グルメだ。
ルーロー飯は、ごはんに甘辛いタレをかけ、その上にサイコロ状に切られた豚肉の角煮、パクチー、半熟の味付け玉子が載ったもの。
大人の茶碗にやや多めに盛り付けられていた。
角煮に甘辛い味がシッカリとついていて、赤身のホロッとした食感と味わい。
脂身のプニッとした食感と甘さと一体となり、とてもうまい。
鮮やかな緑色のパクチーが、ビジュアルのアクセントになって美しい。
白ネギの輪切りもタップリと入っている。
味付け玉子は、ちょうどいい感じに甘辛さが染みている。
半熟の黄身は流れない程度のネットリとした舌触りで、黄身の味わいも濃厚で、タレの味とく合う。
タレの味は甘辛くも、濃すぎないちょうどいいあんばい。
ごはんにもいい感じにタレがかかっていた。
角煮とごはん、ネギ、パクチーを共に食べると、甘辛い味わいと肉のうまみい、ネギとパクチーのシャキシャキ感と、パクチー爽やかな香りがアクセントになっていい感じに。
尾道ラーメンとルーロー飯のセット『尾道ラーメン定食』は、定食の中でも圧倒的に人気だそう。
備後の代表料理と台湾の代表料理のコラボ定食だ。
「ヨーポー麺」は幅広いモチモチ麺が個性的なスパイシーなまぜ麺
『ヨーポー麺』は、中国の陝西(せんせい)省の麺料理だ。
福山ではヨーポー麺を食べられる店は限られているので、猿記で注目の麺。
ほうとうのように幅広い麺を使った、日本のまぜ麺のような食べ物だ。
麺の上には、サイコロ状の肉。
さらにはパクチーと白ネギが載る。
また、複数のスパイスがかかっている。
麺は、幅広いのですすれない。
少しずつ噛みながら食べると、麺はモチモチとした面白い食感。
麺の下には黒っぽい濃い焦げ茶色のタレが少し。
これらをよくかき混ぜて食べる。
そこにタレの甘辛い味わいだが、見た目の印象ほど味は濃くなく、意外と酸味があってサッパリとした味わい。
そしてスパイスの食欲を増す風味が広がってくる。ピリ辛さはあまり感じない。
さらにはパクチーのさわやかな風味とシャキシャキ感、ネギの風味のシャキシャキ感が加わる。
またときどき肉の味わいも混じっておいしい。
ヨーポー麺はなかなかスパイシーで麺の食感もクセになる、ユニークな料理だ。
「ビーフン」は具材が大ぶりでタップリで食べごたえあり!
猿記では、日本でもおなじみの中国の麺料理『ビーフン』も食べられる。
ビーフンは米粉を使った麺で、猿記のビーフンはいわゆる焼ビーフンだ。
猿記のビーフンは、とくにかく具材がタップリ!
しかも一切れが大きめだ。
あまりに具材が多く大きいので、麺が見えない。
キャベツは大きめなので食感がシッカリと楽しめ、やさしい甘味もよく感じられる。
シイタケも大きいので、プニプニとした弾力ある食感がいい。
ピーマンの鮮やかな緑色が美しく、食感も楽しい。
ニンジンは板状に大きくカットされている。
タマネギもタップリと入っていて、甘味と食感がシッカリと楽しめる。
豚肉も大きくてうれしい。
赤身と脂身がバランスよく、脂身の甘味がジワッと広がってきて、とてもおいしい。
ウズラの玉子も入っていた。
具材をよけると、麺が姿を現した。
私はケンミンのビーフンしか食べたことなかったのだが、ケンミンの白いビーフンとは異なり、やや透明感があるような艶やかな美しい麺だ。
ビーフンの味つけはアッサリめで、ゴマ油のより風味が香る。
そして様々な具材の食感や豚肉の味わい、そして麺のプリプリとした食感が一体になってかなりおいしい。
ビーフンにはニンニク醬油が付属してくる。
途中でニンニク醬油をかけて、味の変化を楽しむのもいい。
ビーフンと台湾ちまきがセットになった「ビーフン定食」もおすすめだ。
「台湾ちまき」は柔らかでトロッとした食感で具材が多め
「台湾ちまき」は名前のとおり、台湾で食べられるちまきだ。
日本で端午の節句で食べられるちまきとは、まったく異なる料理である。
竹の皮にくるまれた三角形の見た目は、中国本土の中華ちまきとほぼ同じ感じ。
中のちまきも、見た目は中華ちまきと同じようだ。
しかし、実際に食べてみると味わいは、中華ちまきと違った味わいを楽しめる。
もち米はかなりやわらかめで、トロッとした食感もありながら、粘り気やモッチリ感もある。
お焦げもあった。
味付は甘辛系の味わいの中に、ほんのりと独特の風味がしてくる。
具材もいろいろ入っている。
とくにめずらしいと思ったのが、落花生。
食べてみると、ホクホクとした柔らかな食感。
カリカリとした食感の印象があるので、意外だ。
そして、落花生らしい味わいがしてくる。
ホロホロの豚肉も。
シイタケはカサの部分がそのまま入っており、コリコリとした食感が楽しめる。
なんとウズラのゆで玉子が、1個まるまる入っている。
ちまきと同じ味わいが、ウズラにもシッカリと染みている。
小さめのエビも入っていた。
店内のようす
猿記の店内はこぢんまりとしている。
店内中央に柱があり、それを囲むように席が配置される。
机と椅子は、小学校で使われるタイプのもの。
ユニークで懐かしい雰囲気だ。
席は、2人がけが5卓あった。
壁や天井には、中国や台湾などをイメージさせる装飾がある。
店内に掲げられているメニュー表。
外にはテラス席があり、横並びに4席分。
椅子は店内と同じもので、机はビールケース。
こちらもユニークだ。
なお店内は禁煙、テラス席は非禁煙となっている。
外観・所在地・駐車場
猿記があるのは、福山駅のすぐ南東のエリア・伏見町の一角。
「ウォータリング・ホール(WATERING HOLE)」という古いビルをリノベーションした施設にあり、建物の1階の最西(向かって一番左)だ。
なお、同じ建物の1階には『備後福山ブルーイングカレッジ』や『Join Spot 伏見町 / Freeman Coffee』、マリンショップ『Umi+』などがある。
【旧水曜カレー】福山駅前で楽しめる本格スパイスカレー!不定期の気まぐれカレーもおすすめ(福山市伏見町) 【今川茶舗】老舗茶舗ならではの濃厚な抹茶ラテやほうじ茶ラテを堪能!カフェ併設でリニューアルもともと猿記があった場所には、餃子酒場の『ノー・カウント(NO COUNT)』があった。
それが2020年(令和2年)7月に弁当やスープカレー、地元の青果などを扱う『かみてつ青果店』にリニューアル。
そのかみてつ青果店がさらにリニューアルして、猿記となったのだ。
猿記のある「ウォータリング・ホール」は、福山駅前バスロータリーの東側の福山駅前交番から東へ向かって延びる通称「ゴッサム通り」(福山駅前1号線)沿いにある。
ゴッサム通りの東の突き当たり部分にあり、道路の北側に面している。
なお、猿記には駐車場はない。
近隣のコインパーキングを利用しよう。
猿記(エンキー)のイチオシポイント
- ギョウザは焼ギョウザと水ギョウザがある
- 本格的な味わいの地元のご当地グルメ・尾道ラーメン
- 甘辛い豚の角煮がうまい台湾の名物丼・ルーロー飯
- スパイシーでモチモチ幅広麺が個性的なまぜ麺・ヨーポー麺
- 具材が大きめでたっぷりと入ったビーフン
- 月替わりの中華粥・中華粥定食がある
- 月替わりの麺料理がある
- 全品が持ち帰り可能
猿記の店内は、まるで台湾に来たような雰囲気だ。
こぢんまりとした中で、台湾や中国のグルメを楽しめるおもしろい店だと思う。
ギョウザはもちろん、人気のルーロー飯や地元でおなじみの尾道ラーメン、ユニークなヨーポー麺などを味わってみてはいかがだろう。
酒を飲みながら楽しむのもおすすめ。
店舗情報
店名 | 猿記(エンキー ENN-KEE) |
---|---|
所在地 | 福山市伏見町3-16(ウォータリング・ホール) |
営業時間 | 18:00〜24:00 |
定休日 | 月曜 |
電話番号 | 080-9981-8710 |
席 | 2人がけテーブル席×5卓 テラス席×4脚 |
禁煙状況 | 禁煙 |
駐車場 | 無し |
SNS |
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