【極とんラーメンとん匠】福山屈指の豚骨チェーン。ほんのり甘いスープとピリ辛高菜！ファミリーや学生に人気

広島県の最南東で、岡山県境にある福山市。

福山市は都市規模のわりにラーメン店が多い。
西隣の尾道市と同じく尾道系の醤油ラーメンと、豚骨系のラーメンが特に多いと感じる。

そんな福山の地で、局地的に多くの支店がある屈指の豚骨ラーメン店がある。

それが『極とんラーメン とん匠(とんしょう)』、通称『極とん』。

極とんは、現在福山に住む私が「匠」「満麺亭」などとならんで家族で外食するときによく利用するラーメン店だ。

• ほんのりとしたやさしい甘みがあり、ほどよりコッテリ感と豚骨の風味があってしつこくない豚骨スープ
• 夏季限定の「冷たい極とんラーメン」
• 無料サービスの辛子高菜が適度なピリ辛感でおいしい(テイクアウト販売可能)
• 学生は替え玉1玉が無料になる学割サービスがある
• 多くの店舗が広めのテーブルや座敷があって、子供連れでも行きやすい

極とんラーメンは福山市を中心とした備後地方に10店以上展開。
さらに倉敷などにも店舗がある。

ちなみに、本店だけのときは『博多げんこつ』という店名だった。

極とんラーメン とん匠の店舗の中、私がよく利用するのは、本店、福山駅前の2店、南蔵王2号店、港町店など。
このうち港町店は「中華食堂」を名乗っていて、基本メニュー以外のメニューが少し違う。

そこで、この記事では本店と福山駅前の2店(駅前店・元町店)を中心に紹介したい。

港町店(中華食堂)は、また別に紹介できればと思う。

極とんラーメン とん匠の営業時間・定休日・店舗情報など

極とんラーメン とん匠は、店舗が多数ある。
私がよく行く、西新涯本店・駅前店・元町店を紹介。

なお、営業時間、定休日、店内の禁煙状況などは店によって異なっている。

西新涯本店

駅前店

元町店

その他の店舗

詳細は、公式サイトを参照。

極とんラーメンとん匠のメニュー

基本メニューは、豚骨ラーメンの「極とんラーメン」。

これに具材やトッピングの違いで、以下のようなものがある。

• ねぎ
• 激辛
• ブラック(焦がしニンニクっｃ
• コラーゲン
• こってり
• 野菜
• チャーシューメン
• えび味噌ワンタン

さらに、店舗限定・季節限定の商品もある。

• 尾道ラーメン
• スタミナ極とんラーメン
• 冷たい極とんラーメン
• 極とんつけ麺
• 冷麺

くわえて、各種サイドメニューやセットメニューも充実している。

おつまみ系のメニューもあるので、チョイ吞みも。

子供向けにソフトクリームもある。

店舗限定の尾道ラーメン。

また、ギョウザは以前は焼きギョウザのみだったが、いつの間にか焼・水・揚げの3種類に増えていた。

夏季に一部店舗でのみ販売される「冷たい極とんラーメン」。
数量も限定だ。

もちろん、豚骨ラーメンらしく麺の固さも選択可能。
替え玉もあって、しかも1玉と半玉から選べる。

替え玉の代わりごはんを入れる「ぞうすいごはん」もおすすめだ。

極とんの多くの店舗は、事前に食券を購入するシステムだ。
入口のすぐ横に券売機があるので、購入してから席に着こう。

あとで替え玉・ぞうすいごはんや、追加でほかのメニューを頼みたいときは、現金を店員に手渡ししてよい。

なお、メニューは「極とんラーメン」など基本メニュー以外は、店舗によって異なる場合がある。
メニューの詳細は、公式サイトで確認可能だ。

「極とんラーメン」は基本となるオリジナルの豚骨ラーメン

基本メニューの「極とんラーメン」。
もちろん、極とんラーメンは看板メニューだ。

豚骨ラーメンらしい白っぽい色のスープに、チャーシュー、ネギ、キクラゲという豚骨ラーメンによくある具材が乗る。

極とんラーメンのスープを一口飲むと、ほのかなやさしい甘みを感じる。
もしかしたらショウガか何かのダシだろうか。

そして、コッテリとした豚骨らしい風味もしっかりと感じられた。
だが、コッテリ感がしつこすぎず、とても食べやすいのだ。

ついついズズズとすすっていってしまう、クセになるおいしさ。

極とんラーメンは、店内の張り紙などで、無料サービスの辛子高菜をスープに入れて食べることを強く勧めている(辛子高菜については、後述)。

さきほどのとおり、やさしい甘さがある豚骨スープ。
だからこそ、ピリ辛の辛子高菜と合うのだろう。

「極とんラーメンは辛子高菜を入れて完成」ともあり、もしかしたら、辛子高菜を入れることを前提につくられたスープなのかもしれない。

ただ、私は高菜を入れていない甘みのある豚骨スープも好きだ。

麺も豚骨らしく、極細のストレート麺。

私はいつもハリガネ、替え玉をバリカタで注文する。

チャーシューは薄めのものが2枚乗っている。

赤身の肉が中心のチャーシューだ。
肉のうまみが感じられるおいしいチャーシュー。

もちろん、替え玉可能。
替え玉は1玉と半玉があるのがうれしい。

上気の写真は、半玉の替え玉。

先述のとおり、替え玉の麺の固さはバリカタにした。

「こってり極とん」はコッテリ度を強めた豚骨

「こってり極とんラーメン」は、名前のとおりこってり度を増した極とんラーメン。
ベースは基本の極とんラーメンだ。

もともと、こってり極とんラーメンはメニューになかったが、私の記憶が確かなら2017年(平成29年)ごろ登場したと思う。

こってり極とんは、極とんラーメンの上に豚肉をほぐしたものが乗っている。
これをよくスープと混ぜ合わすことによって、こってりとした味わいのスープとなる。
少しとろみも増す感じに。

スープ自体は、基本の極とんラーメンと同じように感じた。

麺も極とんラーメンと同じく、極細のストレート麺だ。

夏季限定「冷たい極とんラーメン」は意外とウマイ

一部の店舗で、夏季限定・1日数量限定で提供される「冷たい極とんラーメン」。

2018年(平成30年)の夏に登場した。

豚骨スープを冷やしたら脂分とかが大丈夫なのか心配だったが、実際食べてみたらかなりおいしかった。
今まで食べたことがなかった、新しい味わいだと思う。

まずインパクトがあるのが、ほかの極とんラーメンのメニューにはない、大きな海苔2枚。

スープは、基本の極とんラーメンと同じく甘みがあって、豚骨の風味も感じられた。
また、少しトロッとしていてとろみがあるのも特徴的。

そして、ひんやりとしていて、暑いときには飲みやすい。

海苔ともよく合う味わいだ。

麺は、基本の極とんラーメンなどと同じ極細のストレート麺。

冷たいスープとよく絡んで、スルスルと食べられる。

さらに、チャーシューの代わりに乗っているのが豚バラ肉の冷やししゃぶしゃぶ。

脂身の甘みが冷たいスープと合い、おいしい。

冷たい極とんラーメンは、夏場にはリピートしたいメニューだと思った(実際に何度も食べてしまった)。

「尾道ラーメン」は店舗限定商品

店舗限定で提供している「尾道ラーメン」。

2019年はじめごろに登場したと思う。

もちろん尾道系のラーメンなので醤油味のスープだ。
極とんで、豚骨スープ以外のメニューなのは貴重。

見た目はスタンダードな尾道系ラーメン。
最初から半熟の味付け玉子が半玉×2個が入っているのは、お得。

尾道系のシンボルであるブタの背脂がスープのうえに散りばめられている。
背脂は小さいのから中くらいまで。
大きめの背脂はなかった。

スープは醬油味で、焦茶色。
醤油の風味がよく味わえるスタンダードな味。

麺は、尾道系によくある平打ちストレート麺だ。
極細ストレート麺とちがって、麺の固さ指定は不可。

なお替え玉はできるが、極細麺になる。
そのため、替え玉では固さ指定可能だ。

その他のラーメン

メニューで紹介したとおり、極とんラーメン とん匠にはたくさんのラーメンがある。
一部をまとめて紹介したい。

「野菜ラーメン」は、極とんラーメンの上に、炒めた野菜がたっぷりと乗ったものだ。

野菜は、キャベツ、ニラ、ニンジン、タマネギなど。
しんなりとしながら、適度なシャキシャキ感も残り、食感も楽しめる。
野菜のほのかな甘さがいい。

ただ、炒めているので、ややしつこくなる。

上記は「コラーゲン」をトッピングしたもの。
ブタの顔をしたものがコラーゲンだ。

プルプルとした塊で、これがスープの熱でじょじょに溶けていって、スープにコラーゲンがプラスされる。

「極とん つけ麺」は、冷たい極とんラーメンと違って、年中注文できる。

一般的なつけ麺と異なり、極とんラーメンの豚骨スープをアレンジしたようなつけ汁となっている。

また、麺も一般的なつけ麺とちがい、極とんラーメンと同じ極細ストレート麺となのもめずらしい。
具材も極とんラーメンと同じものだ。

なお、麺は温かいのと冷たいのを選択できる。

写真は、冷たい麺。

サイドメニューも充実！

極とんラーメン とん匠は、サイドメニューも充実している。

その一部を紹介したい。

まずは、ラーメン屋のサイドメニューの定番「チャーハン」。

適度な味付けとパラパラ感、香ばしい。
ラーメンとのセットメニューもある。

「チャーシュー丼」もおすすめだ。

思ったより量ある。

ご飯の上にチャーシュー、タレ、ネギ。

チャーシューは薄めだが、ラーメンに乗っているのよりはやや厚い感じ。

タレは、濃いめの甘辛い味。
甘みは強めな印象だ。

チャーハンとともにラーメン店の定番サイドメニューである「焼きギョウザ」もある。

片面はキツネ色の焦げ目。

コンガリと焼かれていて香ばしい風味だ。

反対側の皮は白く、モッチリとした食感。

ギョウザの中のようす。

極とんラーメン とん匠のギョウザは、ずっと焼きギョウザだけだった。
しかし、2018年頃から焼きギョウザ・水ギョウザ・揚げギョウザの3種類から選べるように。

そこで「水ギョウザ」も頼んでみた。

焼きギョウザよりも柔らかな皮で、プリッとした食感。
特製のタレが最初からかけられている。

水ギョウザは、サッパリとした味わいだ。

「鶏のから揚げ」。
パリッとした衣とジューシーな肉。

極とんラーメンと並ぶ名物の辛子高菜

ラーメンとならぶ極とんラーメン とん匠の名物。
それが、無料サービスの「辛子高菜」だ。

これがけっこうおいしい。
ラーメン店の辛子高菜の中では、私が食べた中で一番おいしい。

まぁまぁピリ辛なので、辛いのが苦手な場合は、注意しよう。
ピリ辛なので、甘めの極とんラーメンのスープと合うのだろう。

店内の張り紙では、極とんラーメンは辛子高菜を乗せるのをおすすめしている。
極とんラーメン自体が、辛子高菜に合う味にしてあるのかも。

ラーメンはもちろんだが、高菜をごはんに乗せてもおすすめだ。

なお、このおいしい辛子高菜は、自宅用にテイクアウト販売もしている。

西新涯本店の生ニンニク置き場

豚骨ラーメン店に多い、生ニンニク。
極とんラーメンでも生ニンニクを無料サービスしている。

自分でニンニク粉砕器を使って入れるタイプだ。

なお、ニンニクの提供方法については、店舗ごとに異なる。

西新涯本店(写真)では、店内の1ヶ所にニンニクを置いてあるので、自分で取って席に持っていくスタイル。
ほかの店では、各席の卓上にニンニクを置いてあったり、店員に申し出ればニンニクを置くからニンニクを持ってきたりするので、訪れた店で確認しよう。

ちなみに、豚骨ラーメンの定番といえば紅ショウガ。
しかし極とんラーメン とん匠では、紅ショウガは置いていない。

推測だが、極とんラーメンのスープの甘さは、ダシにショウガが入っているからではなかろうか。
だから、紅ショウガを置いていないのではないかと予想する。

なお「博多げんこつ」だった頃は、紅ショウガがあったような気がする。

クーポン付きチラシが配布されることも

極とんラーメン とん匠では、まれにクーポン付きの新聞折込チラシが配布される。

備後地方に住んでいる場合は、チェックだ。

チラシの少ない日本経済新聞にも、極とんラーメンのチラシが入っていた。

ほかにも、食事をすればスタンプカードや替え玉半額券などが配布されるなど、極とんラーメン とん匠はお得なサービスもしている。

店内のようす・席など

極とんラーメン とん匠は、店舗によって店内のようすは異なる。

西新涯本店、駅前店、元町店のようすを紹介しよう。

西新涯本店の店内

西新涯本店は、カウンター席・テーブル席・座敷がある。

カウンターは厨房の前に5脚と7脚。

また、窓際には4人がけのテーブル席が3卓。

さらに、座敷は4人がけが2卓と、6人がけが1卓ある。

座敷は、子供用のイスもあるので、子供連れのファミリー客には便利だ。

駅前店の店内

駅前店の店内は、奥に長細い作り。

手前に厨房と、そのまわりにL字カウンター。
そして奥側にテーブル席が数卓ある。

極とんラーメンとん匠の外観・所在地

極とんラーメンは、店内だけでなく外観も店によって様々だ。

西新涯本店の外観

西新涯本店は、福山駅から南へ延びる中央大通り沿いにある。
とはいっても、福山駅からは約3.5kmくらいあるが。

駐車場もたっぷりある。

本店のむかいには、ドラッグストアの「ププレひまわり」の店と本部があるので、目印になる。

また、近くには人気の洋食店「ボントレ」も。

【ボントレ】大人のお子様ランチは豪華でお得感高し。おしゃれな雰囲気の洋食店(福山市西新涯)

店の前には大きな看板もあるので、わかりやすいだろう。

駅前店の外観

駅前店があるのは、三之丸町。
福山駅のすぐ南西の地区だ。

三之丸町(福山市) 〜 その名の通り福山城の三之丸が由来

このあたりは飲食店が多い。

駅前店の東隣にはダイニングバーの「ハーベスト」、西隣にはそば店の「大黒屋」、北側にはナポリタンの「ゴールデン・ケチャップ」やラーメン店の「一丁」など、人気店が多い。

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また、すぐ近くには同じく豚骨系の人気ラーメン店「匠」の駅前店。
やきとんの「PORCO」やレストラン「ルオント」も近い。

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東側(ロータリー側)から西を見たところ。

西側から東(ローターリー方面)を見たところ。

元町店の外観

福山駅前に極とんラーメンの支店は2店舗ある。
ひとつが先述の駅前店、もうひとつが元町店だ。

福山駅の南にあるバス・タクシーのロータリーの西側のエリアにあるのが、駅前店。

ロータリーの南東のエリア、天満屋福山店の近くにあるのが元町店だ。

元町店の近くは飲み屋など飲食店が多い。

天満屋横の元町商店街のアーケードを「中華そば そのだ」のところを脇道に入って数店目のところに元町店がある。

【中華そば そのだ】尾道ラーメンとシウマイに台湾風料理まで！チョイ吞みにも最適(福山市元町)

元町店は、以前「朱鳶」という尾道系ラーメンの店があったところ。

店内はカウンターのみのこぢんまりとした店。

元町店は、現在極とんラーメンの店の中で一番夜遅くまで営業している。
深夜3時までやっているので、飲んだシメにちょうどいい。

極とんラーメンとん匠のイチオシポイント

• ほんのりとしたやさしい甘みがあり、ほどよりコッテリ感と豚骨の風味があってしつこくない豚骨スープ
• 夏季限定の「冷たい極とんラーメン」
• 無料サービスの辛子高菜が適度なピリ辛感でおいしい(テイクアウト販売可能)
• 学生は替え玉1玉が無料になる学割サービスがある
• 多くの店舗が広めのテーブルや座敷があって、子供連れでも行きやすい

福山ではおなじみの豚骨チェーンの極とんラーメン とん匠は、多くの店舗を展開しているだけあって、安定のおいしさのある豚骨ラーメンだ。

店舗によって席数などが違うので、家族連れなどで行く場合は、事前に店に各委任してみるのがおすすめ。

独特のクセになる味わいがある豚骨ラーメン「極とんラーメン」は、福山在住はもちろん、他地域から福山に来た人にもおすすめしたい。

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