【稲田屋】福山名物の肉丼と関東煮!地域に愛されるソウルフードと創業100年以上の食堂(福山市船町)

稲田屋:肉丼

広島県東南端にある福山県境の街・福山市は中国地方第4の都市であるが、名物が少ない。

もちろん全くないわけではないが、よく知られたものが少ないのだ。

そんな福山市に、名物料理・ご当地グルメになってもおかしくないと思っているものがある。
それが『肉丼 (にくどん)』。

牛肉を使った丼料理で、牛丼とも他人丼ともちがう。
肉丼(または肉めし)は、福山市内のいくつかの大衆食堂で出されている(服部屋など)。

そんな肉丼の元祖といわれているのが、福山駅近くにある『稲田屋 (いなだや)』である。

なんと大正時代から続く創業100年以上の老舗食堂だ。
さらに稲田屋は、肉丼の他にも『関東煮』も名物である。

稲田屋のおすすめのポイントは、以下のとおり。

  • 創業100年以上の歴史があり、地域住民に親しまれている
  • 福山の名物的存在の「肉丼
  • 甘さがクセになる「関東煮
  • 店内完全禁煙
  • ノスタルジックな外観と店内の雰囲気

そんな稲田屋と、稲田屋の肉丼・関東煮を紹介!

注意
2019年10月時点での情報です。

稲田屋の営業時間・定休日・店舗情報など

稲田屋:外観

店名 稲田屋 (いなだや)
所在地 広島県福山市船町1-18
営業時間 11:00~14:50、16:00~20:00
定休日 木曜
電話番号 084-925-1392
禁煙状況 店内完全禁煙
駐車場 無し
HP 大衆食堂 稲田屋【公式】
SNS
備考

稲田屋のメニュー

稲田屋:メニュー

稲田屋は大衆食堂であるが、実はメニューは少なめだ。

おもなものを挙げると、名物の「肉丼」と、その派生形の「肉玉丼」、肉丼の上部分だけの「肉皿」、あとは「関東煮」、各種うどんそばごはんなど。

稲田屋:メニュー

食堂といえば定食だが「定食」という名の肉丼と味噌汁などが付く定食がある。
ほかの定食は、ハンバーグ骨付きソーセージカレーなど。
これらの定食は時間限定の上、いそがしいときはやっていない

あとは、お酒類などのドリンクと、おつまみ系が少しある。

お客の多くは、肉丼か肉玉丼と関東煮を頼んでいる。
また、関東煮の持ち帰りも多い。

「肉丼」は甘めの味付けが家庭的で懐かしい

稲田屋:肉丼

肉丼は、牛肉をメイン具材に、豚ハラミ肉・タマネギ・ゴボウ・ネギなどとともに甘辛く煮たものをごはんにのせた料理だ。

稲田屋:肉丼

肉丼にはたくあん2枚が付く。

稲田屋:肉丼

肉丼の味は、牛丼よりもすき焼きに近い感じ。

稲田屋:肉丼

といっても、すき焼きほど味は濃くなく、その分甘さが強い感じ。
なお、後述の関東煮のほうが甘さは強い。

稲田屋:肉丼の肉

食べると、昔、家で食べたような懐かしい味わいだ。

稲田屋:肉丼の肉

上は牛肉。

稲田屋:肉丼の肉

豚肉のハラミも入っている。

どちらの肉も、甘さが強めの甘辛いつゆがよく染みていて、小ぶりながら、深い味わい。
ごはんも自然にすすんでいく。

稲田屋:肉丼のタマネギ

タマネギはやわらかくも適度に歯ごたえが残り、絶妙。

稲田屋:肉丼のタマネギ

さらにタマネギ自体のやさしい甘さも感じられる。

稲田屋:肉丼のゴボウ 稲田屋:肉丼のゴボウ

ゴボウはホクホクした食感。

稲田屋:肉丼のネギ

ネギはしなっとしていて甘い。

 

なお、肉丼を玉子でとじた「肉玉丼」もあって、こちらも人気だ。

さらに、牛丼店みたいに具材だけを皿に乗せた「肉皿」もある。
また、同じ具材を使った「肉うどん」や「肉そば」もあって、こちらも人気のメニュー。

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「関東煮」はウシの肺(黒)とブタの胃腸(白)の2種類

一般的に西日本で「関東煮」といえばおでんだ。
しかし、稲田屋など福山の一部の食堂などは、ブタまたはウシのモツ肉の串煮を指す。

稲田屋の関東煮は、がある。

  • 白=ブタの胃と腸
  • 黒=ウシの肺

それぞれを串に刺して、甘みの強めの甘辛系の味付けでしっかり煮込んでいる。

稲田屋:関東煮(白)

上が「白」。

稲田屋:関東煮(黒)

そして、こちらが「黒」。

注文するときは、白と黒を指定できる

なお複数注文するとき、何も指定しなかったら、店側が白と黒をうまく配分してくれる。

一味をかけると、アクセントになっておいしい。

なお、平日の開店直後に訪問したが、開店時から関東煮を持ち帰りする地元の客がとても多い。

 

以下は、店主から聞いた話。

「福山は全体的に料理の味は甘めの地域だが、その中でも稲田屋は甘めだ。
そのなかでも、稲田屋の関東煮は特に甘い。

さらに、モツ肉なので、白も黒もクセがある。
白の方がややクセは控えめ。

初めての場合は、好き嫌いがあるかもしれないので、最初はクセがやや控えめな白を1本をまず試して、それが良かったら次に黒を1本試すのがのおすすめ。

白のほうがうま味が出る。
黒はクセがあるので通向け。

白のうま味が、黒にも染みこむのがポイント。
これによっておいしくなる。

だから、黒だけではおいしくならないので、白と黒をバランスよくいっしょに煮込んでいる。
処理が難しいので牛肺を食べる地域は限られる」

稲田屋:関東煮(白)

白は、プニプニとして柔らかく弾力がある食感が特徴。

稲田屋:関東煮(白)

噛むごとにジワジワと甘塩っぱさ、とくにやや主張する甘味がでてくる。
同時に肉のうま味が混じり合ってくる。

稲田屋:関東煮(黒)

黒は、白に比べると弾力はないけど、噛むと一気にジュワッと味が染みでてくる。

稲田屋:関東煮(黒)

白がプニプニなら、黒はフワッとした感じだろう。

店内のようす

稲田屋:店内のようす

店内は、以外と広々としている。
老舗で、戦後に建てられたそのままの店舗なので、とてもレトロな雰囲気の店内だ。
これが老舗食堂らしくてよい。

席は、ベンチイスの6人掛けテーブル席が7卓ある。
もちろん、混雑時は相席だ。

車椅子優先席、ベビーカー優先席もあって、配慮が行き届いている。

店内全面禁煙なのもうれしい。

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稲田屋の外観と所在地

稲田屋:外観

稲田屋の建物は、戦後の昭和24年(1949年)に建てられて、いまもそのまま使われている。

稲田屋:外観

だから、とてもノスタルジーを感じさせる趣あるたたずまいだ。

稲田屋:外観

営業しているときは、店頭に赤い旗が出ているので、目印になる。

稲田屋:JOYふなまち(東側)

稲田屋があるのは、JR福山駅の南東すぐのところにある商店街「JOYふなまち」の中。

JOYふなまちは、東西に約150mの小さなアーケード街だ。
東端は、南北に延びる「福山本通商店街」に繋がっている。

上記画像は、東側(本通り商店街側)の入口。

稲田屋:JOYふなまち

稲田屋は、JOYふなまちの東寄りのところ、本通り商店街に近いところにある。
商店街のとおりの北側に面している。

稲田屋:JOYふなまち(西側)

上記画像は、JOYふなまちの西側(福山駅側)の入口。

稲田屋とは?創業100年以上の歴史ある大衆食堂

稲田屋:看板

稲田屋は、福山駅の南東すぐの商店街「ジョイ船町」にある老舗の大衆食堂。

2019年で創業100年となる。
ただし記録が残っていないので、あくまで口伝で100年。

記録がある時点から数えても、90年以上は確実とのことだ。

創業時は福山駅のすぐ近くだったが、その後現在地へ移転。
第二次世界大戦の福山空襲で店は壊滅したが、戦後昭和24年に再建
その後は現在まで同じ建物だ。

だから、外観も店内も随所でレトロ感を感じるノスタルジックな店である。

長年、店の看板メニューとなっている「肉丼」「関東煮」は、福山市内の複数の大衆食堂で似たメニューが出されており(服部屋など)、稲田屋の影響を受けていると思われる。

服部屋:肉めし【服部屋】福山のソウルフード「肉めし」が名物の老舗大衆食堂。甘い味がクセになる(福山市御幸町)

そうした面から、肉丼や関東煮は稲田屋だけでなく、福山のソウルフードともいえるのではないか。

まとめ

稲田屋:肉丼

西日本は東日本比べて、味付けは甘めといわれる。
だから、福山も全体的に料理の味は甘めの地域。

その中でも稲田屋は甘めだ。
特に関東煮は甘い。

初めて訪れた場合、とくに東日本から来た場合などは驚くかも。

しかし、味やメニューなど、地域性が高く、地域の文化を感じたい福山市外のかたにはおすすめだ。

福山や岡山など周辺地域の出身者だと懐かしい味わいを感じられる。

なお、食後のコーヒーが無料(ただしセルフサービス)だ。
味付けが甘いから?

稲田屋のイチオシポイント

  • 創業100年以上の歴史があり、地域住民に親しまれている
  • 福山の名物的存在の「肉丼
  • 甘さがクセになる「関東煮
  • 店内完全禁煙
  • ノスタルジックな外観と店内の雰囲気

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店舗情報

店名 稲田屋 (いなだや)
所在地 広島県福山市船町1-18
営業時間 11:00~14:50、16:00~20:00
定休日 木曜
電話番号 084-925-1392
禁煙状況 店内完全禁煙
駐車場 無し
HP 大衆食堂 稲田屋【公式】
SNS
備考

注意
2019年10月時点での情報です。