【丸ぼし】奥深い味わいの尾道ラーメンの店。アツアツのスープ、プニプニの背脂がクセに(尾道市土堂)

広島県の南東に位置する尾道市。
尾道市は観光都市として有名だが、食べ物といえば「尾道ラーメン」が全国的に知られている。

尾道ラーメンの店は市内にたくさんある。
つたふじ・朱華園(2019年休業・2020年廃業)・壱番館などの有名店が人気だ。

そんななか、2016年(平成28年)にオープンと比較的新しいながら、人気の尾道ラーメンの店がある。

それが『丸ぼし』だ。

魚介ダシを生かした尾道ラーメンのほか、煮干しラーメンやおいなりラーメンなど独特のメニューもならぶ。

そんな丸ぼしのポイントは、以下。

• 「尾道ラーメン」は温度高めで熱々！
• 小鯛ベースの魚介ダシをブレンドしているので、奥深くスッキリした味わいの醤油スープ
• プリッとした食感のブタの背脂
• 「超煮干しラーメン」は煮干しの風味が強烈で、魚介好きにはたまらない
• 「おいなりラーメン」はいなり寿司の揚げがたくさん入ったカツオ風味のラーメン
• テーブル席がメインなので、子連れなどファミリー層でも行きやすい

尾道ラーメンの注目店・丸ぼしについて紹介！

丸ぼしの営業時間・定休日・店舗情報など

丸ぼしのメニュー：メインの尾道ラーメンを中心にオリジナルのラーメンも

丸ぼしは食券制。
入口入ってすぐ右手に券売機があるので、事前に購入しよう。

メインの尾道ラーメンのほか、超煮干しラーメン・おいなりラーメンなどのオリジナルメニューもある。

サイドメニューのじゃこごはんも気になるところ。

また、券売機にないメニューとしていなり寿司もあった。
こちらはセルフサービスのようで、その場で現金払いのようだ。

ただし、いなり寿司は売り切れしだい終了みたい。

店頭にメニュー一覧があった。

おすすめのメニューの写真もあった。

英語メニューもある。

店内のメニュー表示は、昔のラーメン店みたいでいい感じ。

「尾道ラーメン」は深みあるスッキリスープとプニッとした背脂がポイント

看板メニュー「尾道ラーメン」を注文！

ビジュアルは、スタンダードな尾道ラーメンの印象だ。

スープは、温度高めで熱々！
熱いとうたっているだけはある。

でも、このアツアツ感がいい！

スープは、尾道ラーメンによくある透明感のある濃い茶色。

味は、尾道ラーメンによくある、醤油のストレートな味わいがグッとくるのとは違い、意外にもスッキリした味わいだ。

甘い味わいが広がり、適度な塩味も。
深みが広がるという表現がいいのだろうか。

小鯛ベースの小魚でダシをとった「和ダシ」をブレンドしているとうたっているが、それで奥深い味が楽しめるのだろう。

尾道ラーメンの象徴・ブタの背脂は、適量くらいがスープに浮く。
背脂のサイズは、大きめから細かめまであるが、大きめの背脂が結構入っているのがいい。

背脂を食べると、プリッとした食感。
なかなか存在感ある。

背脂にも味が適度に染みていておいしい！

麺は、尾道ラーメンでよく見かける、中細で平打ちの麺。

ただ、尾道ラーメンでよくある平打ちのストレートではなく、平打ちで緩やかな縮れがあるのが特徴的。

すすると、モチッとした弾力があっておいしい！

チャーシューは大きめで薄めのが2枚。
赤身がメインで、脂身が少し入っている。

味付けは薄めで、肉のうまみと脂身の適度な甘みでなかなかうまい。

やや長めのメンマ。
味付けは薄め。

シャキシャキの刻みネギ。

丸ぼしの尾道ラーメンは「ビックリするほど喉が渇かない」と宣伝されているが、実際に食べてみたら、確かに見た目の想像とは違ってけっこうスッキリしていた。

尾道ラーメンは、ストレートな醤油の味わいのところが多い印象なので、丸ぼしの尾道ラーメンはいいなと思った。

「超煮干しラーメン」は強烈な煮干しの風味とシャキシャキタマネギがポイント

「超煮干しラーメン」を大盛で注文！

1日限定15食のメニューだ。

超煮干しラーメンの食べ方もいっしょに付いてきた。

なかなかインパクトのあるビジュアル。

レンゲにたっぷり盛られた刻みタマネギが気になるところ……

ドス黒い感じの色をしたスープ。

飲んでみると、煮干しの風味ごひじょうに強い醤油味だ。
まるで煮干しを粉にして入れたかのよう。
慣れてくると気にならず、むしろいい感じに。

スープはそんなに脂っこくはなく、醤油の味も濃すぎず、ちょうどよい。
なお、ブタの背脂は乗っていない。

麺は極太縮れ麺。
この界隈では少ないタイプだ。

弾力があって食感が楽しい。
スープもよく絡み、煮干しの風味も味わえる。

そして、気になっていた刻みタマネギ。
スープによく混ぜてみると、タマネギのシャキシャキ感がいいアクセントになってうまい。

具材の赤身メインのチャーシューふた切れ。

メンマは尾道ラーメンと同じものと思われる。

刻みネギ。

海苔が2枚。
この海苔がスープとよく合う！

レモンがいっしょに付いてきた。

ためしにレモンを入れてみると、サッパリした味わいになった。
これはこれでいいかも。
途中で味に飽きたら入れてみてもいい。

店員にお願いすれば「煮干し酢」を出してくれる。

名前のとおり煮干しが入った酢。

煮干し酢は酸いすぎず、煮干しの風味もする面白い味。
だけど、無しの方が私は好き。

店内のようす・席など

丸ぼしの店内は細長く奥行きのある、町家のような店内だ。

手前の厨房前にカウンター席が4脚。

そして、手前に2人がけテーブルが2卓。
奥には6人がけテーブルが2卓と4人がけテーブルが1卓ある。

尾道中心部の尾道ラーメンの店は、テーブル席がなかったり少なかったりする店が多いので、家族連れ・子供連れのときは助かる。

丸ぼしの外観・所在地など

丸ぼしがあるのは「海岸通り」。
通りの南側に面している。

海岸通は、JR尾道駅南から海岸沿いを東へ延びている道路。

丸ぼしは、尾道駅から東へ約850mの地点にある。
また、海岸通りには尾道市役所もあるが、市役所からは西へ約400m。

なお、店舗の東(店の正面の左側)に駐車場がある。
ただし2台くらいしか停められず、しかも狭く出入りもしにくいので注意。

周辺にはコインパーキングが多数あるので、金がかかってもそちらに駐車した方がいいと思う。
ただし、休日はどこもいっぱいだが……

店頭には大きな垂れ幕があるので、目印になる。

営業中は幟も店頭に立ててある。

超煮干しラーメンの幟も。

丸ぼしのイチオシポイント

• 「尾道ラーメン」は温度高めで熱々！
• 小鯛ベースの魚介ダシをブレンドしているので、奥深くスッキリした味わいの醤油スープ
• プリッとした食感のブタの背脂
• 「超煮干しラーメン」は煮干しの風味が強烈で、魚介好きにはたまらない
• 「おいなりラーメン」はいなり寿司の揚げがたくさん入ったカツオ風味のラーメン
• テーブル席がメインなので、子連れなどファミリー層でも行きやすい

歴史が浅いながらも人気が高い丸ぼし。
今では、平日の昼時や休日などには長蛇の列ができるほど。
時間をずらしての訪問がおすすめだ。

丸ぼしの尾道ラーメンは、スタンダードながらもダシにこだわるなど奥深い味わい。
コッテリしていそうで、けっこうスッキリした味わいで、店が謳っているとおり喉が渇かずおいしい。

また、尾道中心部で尾道ラーメンが食べられる店は、店内はあまり広くないところも多い。
その点、丸干しはテーブル席がメインなので、子供連れ・家族連れなどのグループでもゆっくり楽しめるのもメリットだ。

店舗情報

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