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【一松】多彩な種類をラインナップするラーメン店。どれも高レベル!巨大レアチャーシューも注目(井原市井原)

一松:しょうゆらーめん

ラーメン本舗 一松 (いちまつ)』は、岡山県最西部・井原市の中心部にあるラーメン店だ。

市街地にありながら、幹線道路沿いにあり、さらに駅からも近いという好立地の店である。
さらにラーメンもおいしいとあって、地元はもちろん周辺エリアからもお客さん多く訪れ、にぎわっている。

ピーク時には待つ人もいる。
客層も一人からグループ、子連れのファミリー、年配のかたなど、とても幅広い。

そんな一松の注目のポイントは以下のとおりだ。

ポイント
  • 醤油・味噌・豚骨から辛味系やつけ麺まで幅広くラインナップしている
  • ラーメンの丼を覆うほど巨大でおいしく美しいレアチャーシュー
  • 看板メニュー「しょうゆらーめん」は甘めで奥深い味わいの醤油スープが絶品
  • 豚骨系の3種(とんこつ塩、とんこつしょうゆ、とんこつ魚介)もうまい
  • 辛いもの好きから好評な辛味系メニュー(辛、濃厚うま辛、汁なし担々麺)
  • 丁寧な接客
  • 井原中心部の幹線道路沿いにあり、車・交通機関どちらでもアクセスが良好

井原市内きっての人気ラーメン店・一松について、メニューや実際に食べたラーメン、店内・外観、店舗情報などを紹介!

注意
2020年(令和2年)1月時点での情報です

一松の営業時間・定休日・店舗情報など

一松:外観
店名 らーめん本舗 一松
所在地 岡山県井原市井原町123-1
営業時間 11:00~15:00、17:30〜21:00
定休日 木曜
電話番号 0866-63-1881
厨房前カウンター×5脚
6人がけテーブル×1卓
4人がけテーブル×1卓
禁煙状況 禁煙
駐車場 有り
備考 PayPayでの支払可能

一松のメニュー:豊富な種類のラーメンがそろう

一松:メニュー(2020年1月)

一松は、看板メニューの「しょうゆらーめん」をはじめ、いろいろな種類のラーメンがあるのが特徴だ。

醤油系味噌系豚骨系辛味系つけ麺など多彩にラインナップ。

以前は、豚骨系のラーメンは15時以降から注文できたが、その後いつでも注文でいるようになった。

一松の多種多様なラーメンは、おもに以下のとおり。

  • しょうゆらーめん
  • あっさり中華そば
  • みそらーめん
  • 濃厚みそらーめん
  • とんこつしょうゆ
  • とんこつ塩
  • とんこつ魚介
  • 辛らーめん
  • 濃厚うま辛らーめん
  • 汁なし担々麺
  • 濃厚つけ麺

一松はラーメンに載るチャーシューがおいしいが、辛味系(辛、濃厚うま辛、汁なし担々麺)にはチャーシューは乗らないので注意。

さらに、サイドメニューも充実している。

  • チャーハン
  • 白飯
  • から揚げ丼
  • ちゃーしゅー丼
  • ギョウザ
  • から揚げ

一松:ランチメニュー(2020年1月)

また平日のランチ限定(15時まで)で、半チャーハンギョウザ3個とライスから揚げ3個とライスを好きなラーメンとセットにできる。

そして「辛らーめん」と「濃厚うま辛らーめん」限定で「ぞうすいセット」も。

これだけ充実しているので、いつもどれにしようか迷いに迷ってしまうのだ。

一松:メニュー(2020年1月)

さらには、おつまみメニューもある。

なおメニューは定期的に変更されたりしている。
たとえば以前はカレーラーメンがあったが、2020年現在はない。

お店が研究・試行錯誤していることがわかる。

「しょうゆらーめん」は背脂が浮かぶ尾道系亜種のラーメン

一松:しょうゆらーめん

看板メニューの「しょうゆらーめん」。

一松:しょうゆらーめん(味玉トッピング)

▲こちらは、味玉をトッピングをしたもの。

一松のしょうゆらーめんは、ブタの背脂が浮く醤油スープだ。
醤油+背脂といえば、尾道系ラーメンを彷彿とさせる。

しかし、一松のしょうゆらーめんは、尾道系直球ではないように思えた。
尾道系をベースにしながら、それを少しアレンジされたような感じだ。

一松:しょうゆらーめん

スープは透明感のある茶色。
多くの尾道ラーメンは醤油の味が強くグッとくるが、一松のはそこまで味が濃くなくスッキリとした感じ。
甘めの醤油の味わいとダシの奥深い風味が楽しめる。

一松:しょうゆらーめん

スープに浮かぶブタの背脂は、細かめのもの。
トロッとしたような舌触りの背脂だ。

印象的なのは丼上を覆い尽くすように大きく占拠したチャーシューだろう。

赤みがかった赤身に、白い脂身が入り、見た目が美しい。

いわゆるレアチャーシュー(低温長時間加熱チャーシュー)というやつになるのだろうか。

薄めのチャーシューだが、独特の食感と肉のおいしさがあっていい。

スープの中にしばらくチャーシューを沈めておくと、温まって赤身の色が変わり、さらにおいしそうに。
実際に食べると、ラーメンのスープと肉のうまみが絡み合ってうまい。

一松:しょうゆらーめん

麺は中細ストレートで、やや平打ち気味だ。
完全な平打ち麺というわけでなく、ちょっと角張った感じの麺。

一松:しょうゆらーめん

スープとよく合う麺だと思う。

チャーシュー以外の具材は、刻みネギにメンマとシンプル。
刻みネギもシャキシャキで地味にうまかった。

「あっさり中華そば」は昔ながらの懐かしい味わいの醤油ラーメン

一松:あっさり中華そば

あっさり中華そば」というラーメンもある。

名前から想像するに、「しょうゆらーめん」からブタの背脂を抜いたものかなと思っていた。
しかし、実際はちゃんと「しょうゆらーめん」とは違った味わいのラーメンだ。

一松:あっさり中華そば

具材はやはり巨大レアチャーシューが覆う。
ほかにシャキシャキ刻みネギとメンマ。

そして、しょうゆらーめんと異なるのが、太モヤシが入っていることだ。

一松:あっさり中華そば

スープの色は茶色だが、しょうゆらーめんよりやや赤みがかっているような気がする。

しょうゆらーめんも透明感があったが、あっさり中華そばはより透明感があるように思えた。

名前のとおり本当にアッサリしているスープだと感じる。
後口もスッキリしており、懐かしい味わいだ。

一松:あっさり中華そば

麺もしょうゆらーめんと異なる。
中細のストレート麺となっており、しょうゆらーめんのように平打ち気味ではない。

スープの味わいや麺に加え、モヤシのシャキシャキ感がさらに懐かしさをかき立てている気がした。

「濃厚みそ」はまろやかな味噌の風味と野菜の甘みが特徴的

一松:濃厚みそらーめん

濃厚みそらーめん」も食べてみた。

一松のみそ系は「みそ」と「濃厚みそ」がある。
どう違うのか、店員に聞いてみたところ

  • 普通の味噌ラーメンは鶏ガラメインのダシ
  • 濃厚味噌ラーメンは豚骨ベースのダシ

一松:濃厚みそらーめん

濃厚みそは、ほかと同じくチャーシューは大きく薄めのレアチャーシューがドンと中央に乗る。

一松:濃厚みそらーめん

このチャーシューがうまいのだ。

一松:濃厚みそらーめん

きれいな薄桃色の肉がおいしそう。

 

一松:濃厚みそらーめん

レアチャーシューをスープにひたし、しばらく待って変色させると、味わいも変わっておいしい。

そしてほかの具材は、刻みネギとメンマ。

一松:濃厚みそらーめん

さらにチャーシューをどけると、スープに隠れるように野菜がタップリ入っている。

一松:濃厚みそらーめん

野菜はキャベツをメインに、タマネギ、ニンジン。

一松:濃厚みそらーめん

スープの色は、やや白っぽい黄土色だ。

一松:濃厚みそらーめん

スープは、とてもまろやか。
濃厚の名前にふさわしいコクのある味わいで、味噌のまろやかな甘さと塩味がおいしい。

そして、スープに混じる野菜のやさしい甘みが味噌スープと相性抜群でたまらない。

一松:濃厚みそらーめん

麺は中細のストレート麺。
味噌スープがよくからむ。

一松:濃厚みそらーめん

▲メンマ

一松:濃厚みそらーめん

▲刻みネギ

濃厚みそらーめんといっしょにチャーシュー丼を頼んだが、濃厚みそらーめんのスープは味が付いたごはんより、白飯といっしょに食べると相乗効果でおいしそうな気がした。

「とんこつしょうゆ」は濃厚なスープがクセになる

一松:とんこつしょうゆ

三種類ある「とんこつ」シリーズ。

とんこつしょうゆ」は、その名のとおり豚骨ダシベースで醤油風味のスープのラーメンだ。

一松:とんこつしょうゆ

具材は、巨大レアチャーシューはほかのラーメン同様に入っている。
そのほかにも刻みネギとメンマも同じ。

違うのは、大きめの海苔が入っていること。

この海苔をスープにしっかりひたして食べるととてもうまかった。

一松:とんこつしょうゆ

スープは、明るい赤茶色。
飲むと、豚骨ダシ特有の風味とともに、甘めの醤油の味わいが広がる。

麺は極細のストレート麺で、豚骨系らしい麺だ。

「とんこつ魚介」は魚粉が香る濃厚な豚骨醤油味

 

一松:とんこつ魚介

とんこつ魚介」もおすすめだ。

一松:とんこつ魚介

ほかのラーメンと同じく、巨大なレアチャーシューが載り、刻みネギが入っている。

そして、違うのが海苔、そして魚粉が入っていること。
メンマは入っていなかった。

一松:とんこつ魚介

スープは明るい赤茶色をしている。
おそらく、とんこつしょうゆがベースとなっていると思う。

一松:とんこつ魚介

魚粉をしっかりとスープに混ぜる。
すると、甘いとんこつしょうゆの風味と魚介の香り高い風味が広がってうまい!

一松:とんこつ魚介

麺は豚骨らしい、極細のストレート麺だ。

「辛らーめん」は辛めの醤油スープの上に肉ミンチ・モヤシ・ネギが名乗る

一松:辛らーめん

辛らーめん」は、名前のとおりピリ辛味のラーメンだ。

醤油ベースのスープに、太モヤシと刻みネギが多めに載る。

一松:辛らーめん

そして、担々麺の上に載っているような肉ミンチも載っているのが印象的だ。

一松:辛らーめん

麺は中細のストレート麺。

スープもやや赤みがかっていて辛そう。

実際ににピリ辛なので、辛いのが苦手な場合は注意。
ちなみに、辛さは1〜5段階で調整はできる。

ただ、肉ミンチとモヤシとスープをよく混ぜ合わせて麺といっしょに食べると、辛いながらもおいしい。

なお写真は一松が開業した2015年(平成27年)に訪問したときのもの。
現在は少し違うかもしれない。

「チャーハン」も絶品

一松:チャーハン

チャーハン」もあなどれない。

一松:チャーハン

香ばしく、ほどよい味付けでおいしい!

平日ランチタイム(15時まで)なら、ラーメンと半チャーハンとがセットできる。
写真は、半チャーハン。

「ギョウザ」は香ばしい風味

一松:ギョウザ

ギョウザ」もなかなかおいしかった。

3個6個がある。
写真は6個。

片面はコンガリ焼かれてキツネ色をし、香ばしい風味だ。

一松:ギョウザ

皮は薄めな感じ。

一松:ギョウザ

アンは野菜多めでジューシーだ。

平日ランチタイム(15時まで)であれば、ラーメンとギョウザ3個とライスのセットがある。

「ちゃーしゅー丼」はチャーシュー・温泉玉子・海苔に甘めのタレがかかる

一松:ちゃーしゅー丼

サイドメニューの「ちゃーしゅー丼」。

単品しかなくセットメニューがないが、量はそんなに多くない。

一松:ちゃーしゅー丼

濃厚みそラーメン(並)といっしょに注文してみたが、じゅうぶん両方食べることができた。

一松:ちゃーしゅー丼

ちゃーしゅー丼は、ごはんの上に海苔を敷き、刻んだチャーシューが数枚と温泉玉子、そして上から刻みネギが載る。
さらに甘辛いタレがかかる。

一松:ちゃーしゅー丼

チャーシューは薄めで適度な大きさに切られている。
なお、レアチャーシューではない。

一松:ちゃーしゅー丼

そして、トロトロの温泉玉子。

一松:ちゃーしゅー丼

温泉玉子を割り、よくかき混ぜてかき込む。

一松:ちゃーしゅー丼

肉のうまみ、玉子の甘さとまろやかさ、海苔の風味、そしてタレの甘さが一体となって食が進む。

「替え玉」は細麺のみとなる

一松:替え玉

一松では、替え玉も可能だ。

ただし替え玉では、一律で極細ストレート麺となる。

そのため、もともとが極細ストレート麺以外の麺を使っているラーメンのときは注意だ。
極細ストレート麺が嫌なときは、大盛もあるので、あらかじめ大盛りにしてほうがいいだろう。

一松の店内のようす・席など

一松の店内は、レトロなラーメン店のような雰囲気を演出しており、オシャレだ。

店内はあまり広くなく、席数も少なめ。

奥に細長い造りで、入口を入って左右にテーブルが1つずつ配置されている。

一松:テーブル席

入口から店内を向いて向かって左側に、6人がけのテーブル席。

一松:テーブル席

入口から店内を向いて向かって右側には、4人がけのテーブル席がある。

一松:カウンター席

奥に厨房があり、その前にカウンター席が数席ならんでいる。

一松:卓上のようす

卓上には調味料・薬味がならぶ。

一松:卓上の辛子高菜漬け

▲卓上の辛子高菜漬け

一松:卓上のおろしニンニク

▲おろしニンニク

一松:卓上のラー油

▲ラー油

あまり席数がないため、ピーク時は待つ客が多い。
特に昼はお客が多いので、時間をずらすのがおすすめだ。

私が夜に利用することが多いのだが、数年ぶりに昼に利用してみた。
以前は11時の開店直後なら余裕だったのに、いまは開店直後でも混み合い、場合によっては待つ場合も……

クチコミで人気が広がり、広いエリアからお客さんが来ているのだろうか。

一松の外観・所在地・駐車場など

一松:外観

一松があるのは、井原市の中心市街地だ。

国道486号線(国道313号線)の大通り沿いにある。

一松:看板

また、井原線の井原駅からも近く、駅から北西へ約600mのところ。

目の前には井笠バス市民会館前」バス停もある。

車・交通機関どちらでもアクセスしやすい。

一松:外観

外壁には、店のメッセージが書かれている。

一松:店頭ようす

なお、一松の店舗は国道の南側に面している。
国道には中央分離帯があるので、西(福山方面)からくるう場合は、迂回する必要がある。

一松:店頭ようす

一松の周辺は市街地なので道路が碁盤目状になっている。
手前、または行きすぎてから中道を通るなどして迂回がしやすい。

ちなみに、一松の敷地の裏側(南側)からも敷地へ入ることができる。

駐車場は、道路沿いの店頭に軽自動車専用が2台。

一松:駐車場のようす

そのまま店舗の横を通って奥に進むと、さらに駐車場がある。

なお区切りが簡素なポールなのでわかりにくいが、東隣は別の敷地となる。
隣も駐車場となっているので、誤って駐車しないように注意しよう。

一松:駐車場のようす

奥にある店舗の裏(南)側には、6台ほど駐車できる。
こちらは普通車も停車可能だ。

一松:駐車場のようす

裏側(南側)からも敷地に入れば、普通車用駐車場は目の前だ。

一松:看板

裏から入るときは、上記の看板が目印だ。

一松:駐車場のようす

▲敷地内の駐車場の配置のようす

一松:駐車場のようす

一松の駐車スペースには、上記のように店名が書かれているので、確認しよう。

一松のイチオシポイント

一松:看板

ポイント
  • 醤油・味噌・豚骨から辛味系やつけ麺まで幅広くラインナップしている
  • ラーメンの丼を覆うほど巨大でおいしく美しいレアチャーシュー
  • 看板メニュー「しょうゆらーめん」は甘めで奥深い味わいの醤油スープが絶品
  • 豚骨系の3種(とんこつ塩、とんこつしょうゆ、とんこつ魚介)もうまい
  • 辛いもの好きから好評な辛味系メニュー(辛、濃厚うま辛、汁なし担々麺)
  • 丁寧な接客
  • 井原中心部の幹線道路沿いにあり、車・交通機関どちらでもアクセスが良好

井原市は、どちらかといえばラーメン店は少なめだろう。
そんな井原にあって、一松は、ちかくにある笠岡ラーメン店・笠北ともに大人気の店だ。

店主は若いが、福山市内の人気ラーメン店(もしかして満麺亭か?)で働いていたそう。

一松の開業は2015年(平成27年)だが、いまではまさに井原を代表するラーメン店のひとつとなっている。

ラーメンはバラエティに富み、そのうえどれもレベルが高くておいしい。

客層が広く、待ってまで食べる人が多いのもわかる気がする。

たくさんある一松のラーメンから、あなたはどれを食べたいだろうか?

店舗情報

店名 らーめん本舗 一松
所在地 岡山県井原市井原町123-1
営業時間 11:00~15:00、17:30〜21:00
定休日 木曜
電話番号 0866-63-1881
厨房前カウンター×5脚
6人がけテーブル×1卓
4人がけテーブル×1卓
禁煙状況 禁煙
駐車場 有り
備考 PayPayでの支払可能

注意
2020年(令和2年)1月時点での情報です

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