【圀勝寺の八重椿】矢掛町東三成〜深紅の絨毯!見頃は4月上〜中旬

圀勝寺の椿@矢掛

岡山県の中西部に位置する小田郡(おだぐん)矢掛町(やかげちょう)。

同町の最東部に位置する東三成(ひがしみなり)地区には、圀勝寺(こくしょうじ)という歴史ある名刹がある。

ここは吉備真備(きびの まきび)にゆかりがあることで知られるが、それともうひとつ有名なものがある。

それが椿(ツバキ)。

春になると満開の花を咲かせるのだ。

幹線道路(国道)から近く、また地方には珍しく鉄道駅も近いので鉄道旅行でも寄こともできる。

ご紹介しよう。

圀勝寺とは

圀勝寺@矢掛

圀勝寺は、矢掛町の最東部の地区である東三成にある。

山号は神遊山で、真言宗。

高梁川(たかはしがわ)支流の小田川(おだがわ)の北岸にあたり、井原鉄道の備中三谷駅のすぐ北の方だ。

圀勝寺@矢掛

圀勝寺は、奈良時代の756年(天平勝宝8年)、古代の政治家・吉備真備(きびのまきび)が創建したひじょうに歴史ある古い寺。

吉備真備は元は下道真備(しもつみちの まきび)といい、下道氏という現在の総社市高梁川以西や真備町などを支配した豪族だった(なお、圀勝寺があるのは小田郡なので、もしかしたら小田郡もかつては下道氏の支配地域である下道郡の一部だったのかもしれない)。

その真備の父は、下道圀勝(下道国勝、しもちみちの くにかつ)といい、寺院名はもちろん下道圀勝に由来している。

圀勝寺@矢掛

また創建より前の時代、飛鳥時代後期の708年(和銅元年)に、下道国勝と弟の下道圀依(下道国依、しもちみちの くにより)が、母、つまり吉備真備の祖母の遺骨を埋葬したとの伝承があった。

江戸時代の1699年(元禄12年)に圀勝寺の東方の山中から、銅製骨臓器が発掘され、銘文に下道圀勝・圀依が母の遺骨を埋葬した旨の記載があった。

そのため、伝承が事実であったことが証明された。

圀勝寺@矢掛 圀勝寺@矢掛 圀勝寺@矢掛

境内の八重椿北側に鎮座する光助霊神宮は、圀勝の母の遺骨を祀ったのもの。

圀勝寺@矢掛

八重椿の見頃は4月上〜中旬

圀勝寺の椿@矢掛

圀勝寺は、前述の通り歴史的に重要なお寺であるが、それ以上に椿の名所として知られている。

椿は、目通り約1.9メートル、枝張りは約1.9メートル、高さは約8メートルにおよび、樹齢は推定で300年という。

そのため通称「八重椿」と呼ばれ、矢掛町の重要文化財に指定されている。

圀勝寺の椿@矢掛

品種は「カメリアジャポニカ」というらしい。

見頃は4月上旬〜下旬。

見事な赤い花を咲かせ、木の下にできる深紅の絨毯は圧巻 !

場所は境内の西寄り、本堂のすぐ西側。

圀勝寺の椿@矢掛

ちなみに矢掛町の公式観光サイトでは、花が咲く時期、数日ごとに花の開花状況を知らせているとのことで、こちらで確認して訪問のタイミングを計ることができる。

参考 圀勝寺のつばき祭りやかげ観光ネット

圀勝寺の椿@矢掛

また、椿の開花時期には、地元の有志の方が常駐されており、写真撮影も気軽に応じてくれる。

さらに、4月中旬の休みの日には圀勝寺で「椿祭」の開催も。

ギャラリー

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アクセス

備中三谷駅@矢掛

国道486号の備中三谷駅口交差点から、北西方向に自動車で数分。

また、鉄道利用の場合は井原鉄道 備中三谷駅で下車し、北西方向に徒歩で約10分。

三谷小学校や三谷郵便局から北東すぐ。

駐車場はあるが、周辺は生活道路で道が狭い。

また開花時期には臨時駐車場も用意されて台数はそれなりにあるが、椿祭のときは不足する可能性が高い。

少なくとも椿祭のときは井原鉄道の利用が無難。