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岡山県南西部にあり「倉敷美観地区」などの観光で知られる倉敷市。
倉敷の中心部、倉敷駅の約400m東側には「倉敷デパート」という、多くの店が集まった昔からあるノスタルジックな雰囲気の長屋のような、商店街のようなエリアがある。
その中に知る人ぞ知る名店が『ふじ心』だ。
もともと、うどんをメインにした店だが、うどんで培ったダシを生かした料理なども出すようになり、いまは「うどんをメインに一品料理やお酒を楽しめる店」となっている。
私も初めて訪れたときから、美味しいと思って、ときどき行くようになったお店だ。
ふじ心のおすすめのポイントは、おもに以下のとおり。
- 注文してから切って茹でるうどん麺
- うどんや一品料理に使われる、こだわりのつまったダシ
- ぶっかけうどんなどで使われる鬼おろしのダイコンおろし
- ダシの利いていて、独特の味わいのナスが楽しめるナスの揚げ浸し
- 不思議な味わいのクリームチーズイモ天
- 季節で変わる、日替わりの一品料理
- 季節でラインナップが変わる日本酒や焼酎などのドリンク類
そんな、私のイチオシのお店・ふじ心をご紹介。
2019年9月時点での情報です。
もくじ
ふじ心の概要
店名 | ふじ心 |
---|---|
所在地 | 岡山県倉敷市倉敷市鶴形一丁目4-4 (倉敷デパート) |
営業時間 | 火〜土曜 17:30〜翌1:30 日曜 17:30〜22:30 |
定休日 | 月曜 |
電話番号 | 086-434-2389 |
禁煙状況 | 禁煙 |
駐車場 | 無し |
HP | |
SNS | Facebook、Instagram |
備考 |
ふじ心のメニュー:時季や入荷によりラインナップが変わる
ふじ心は、うどんをメインにしながら、いろいろな一品料理やドリンクを楽しめる。
ただし、いずれも時季で内容が変わったりする。
上記は2019年(令和元年)9月ごろの、うどんメニュー。
私は、何度もふじ心を訪れているが、ちょこちょこと、うどんの種類は変わっている。
「おろしぶっかけ」や「かけ」「ざる」など、基本的なうどんは、変わらずメニューにあると思う。
なお、ふじ心では、うどんをおいしく提供するため、注文後に麺を切ってから茹でる。
そのため、提供に少し時間がかかる。
待ち時間を利用して、一品料理などを頼んで楽しむのもおすすめだ。
一品料理も充実。
こちらは、日替わりとなっている。
▲別の日の一品料理メニュー。
▲さらに別の日の一品料理。
おでんもある。
こちらは、基本的にセルフサービス。
おでんは、カウンター横で煮込まれている。
ドリンクメニューも充実して、チョイ呑みにもいい。
なおドリンクも、日本酒や焼酎など、時季で変わるものがある。
日本酒。
時季限定のものも。
地酒や他地域の酒もあって、選ぶのも楽しい。
焼酎の種類も多い。
なかでも、私の好きな芋焼酎が豊富なのは、うれしいポイント。
もちろん、日本酒や焼酎以外も豊富だ。
ちょっと変わったものもあったりする。
カウンター前、厨房の上にも、おすすめのドリンクやメニューが掲示されているので、要チェック。
「おろしぶっかけ (冷)」のダイコンおろしはザクザクとした鬼おろし
私が、ふじ心のうどんで一番好きなのが「おろしぶっかけうどん」。
名前のとおり、ダイコンおろしが入ったぶっかけうどんだ。
【ぶっかけうどん】倉敷名物の代表格!他地域とひと味違う味わいがポイント!食べられる店・人気店一覧
まるで富士山のように盛られたダイコンおろし。
このダイコンおろしは「鬼おろし」と呼ばれる、専用のおろし器でおろされている。
粗めにおろされたダイコンおろしで、ザクザクとした独特の食感が楽しめるのがポイントだ。
上には細長く美しく削られたカツオ節が、コンモリと乗っているのが印象的だ。
注文後に切って茹でられた麺。
つやつやでおいしそう。
食べるとモッチリとした弾力があって、喉越しもよい麺。
また、ツユは濃いめで甘めの味わいだ。
麺にはツユがよく絡む。
ワサビがいっしょについてくる。
天カスは別盛り。
自分の好みでかけて食べられるので、サクサクとした天カスが楽しめる。
「肉おろしぶっかけ (温)」は山盛りの牛肉が食べ応えあり
こちらもおすすめ「肉おろしぶっかけうどん」。
おろしぶっかけうどんに、煮込まれた牛肉がトッピングされている。
牛肉以外の具材は、おろしぶっかけうどんといっしょ。
カツオ節も上に乗せられている。
牛肉がたっぷりとした量がトッピングされていて、ボリュームがある。
そして、その牛肉をかき分けると、下からダイコンおろし。
こちらも、鬼おろしのダイコンおろしだ。
牛肉はよく煮込まれていて、ジワジワと肉のうまみが口内に広がっていく。
麺とツユもおろしぶっかけうどんと同じ。
甘めの濃いツユが、うどんによく絡んでおいしい。
「かけうどん」はダシがよくきいた透明感のあるツユが楽しめる
うどんの定番メニュー「かけうどん」もある。
具材は、ネギとカマボコだけとシンプル。
食べる前からダシのとてもいい香りがする。
透明感のある澄んだツユだ。
ツユは、ダシの風味がよくきいていて、すするとダシの豊かな風味が口のなかで広がり、鼻から抜けていく。
具材のカマボコは、薄切りで3枚。
冷たいうどんと違い、やや柔らかめのコシの、ふんわりとした食感が楽しめる。
そしてそのほどよい食感の麺とダシの相性がよい。
「鶏天たまごおろしうどん」はサクサクの揚げたて鶏天とダシ醤油がポイント
ある日、ふじ心を訪れてみたら、新たに「鶏天おろしうどん」というのがメニューに登場していたので、注文してみる。
うどんの上にネギとダイコンおろし、生卵、おろしショウガ、そして大きな鶏の天ぷらがトッピングされた、豪華なうどんだ。
ダイコンおろしは、もちろん鬼おろしだ。
そして、生卵が印象的。
鶏天は揚げたて。
だから、衣はとってもサクサク。
そして身はジューシーでプリッとしている。
麺もしっかりとしたコシが楽しめる。
鶏天たまごおろしうどんは、付属のダシ醤油を好きな量かけて食べる。
しっかりとかき混ぜて、醤油をまんべんなく行き渡らせて食べるのがおすすめ。
「牛玉カレーうどん」は和風のダシの風味とカレーの味わいが魅力
「牛玉カレーうどん」も絶品なので、おすすめだ。
名前のとおり、牛肉と生卵を具材にしたカレーうどんだ。
しっかりと和風ダシの味わいを感じられる。
カレーの風味と和風ダシがうまく絶妙にバランスを取っていておいしい。
とろみがあるので、アツアツで楽しめる。
なお、ピリ辛さはほぼない。
具材の牛肉も、ダシの利いたカレー風味とよく合う。
生卵を割って、汁とよく合わせて食べると、まろやかな味わいになってきて、よりおいしさが増した。
もちろん、麺と和風ダシのカレーとの相性もいい。
あっという間に食べ進めてしまった。
「焼きうどん」はアッサリとした味
実は、ふじ心には「焼きうどん」もある。
上記は、数人で訪れたときに二人前をつくってもらったので、通常よりボリュームがある。
カツオ節や天カスの風味がいい。
味はそんなに濃くなく、食べやすい。
うどん以外の料理やドリンクも充実
ふじ心は、うどん専門店ではなく、日替わりの一品料理やお酒も充実していて、ちょい呑みも楽しめるのが魅力だ。
時季で変わる日替わりの一品料理
一品料理は日替わりで、しかも時季でもメニューが変わってくる。
その中でも、ふじ心のこだわりのダシを使った料理がおすすめだ。
一品料理の中から、一部の料理を紹介したい。
なすの揚げ浸し
一品料理の中で、私の中でイチオシは「ナスの揚げ浸し」。
時季で変わり、さらに日替わりである一品料理だが、ナスの揚げ浸しはメニューにある確率が高いと思う。
ナスの揚げ浸しは、うどん以外でふじ心のこだわりのダシが楽しめる、代表的なメニューだと思う。
ナスは、とてもモッチリとした食感で、ナスではないみたいな印象だ。
こういう食感になるように、揚げ方を工夫しているそう。
ダシの中には、大根の鬼おろし入っているのもポイント。
クリームチーズイモ天
珍しいのが「クリームチーズイモ天」だ。
サツマイモの天ぷらを、ふじ心流にアレンジしたメニュー。
写真ではわからないが、サクサクの衣とホクホクのイモの間に、クリーミーなチーズが入っていて、独特の不思議な味わいに。
食べるときは、黒蜜または抹茶塩で。
黒蜜で食べると、ちょっとデザート感覚となって、これまたおいしい。
サワラの塩たたき
岡山でよく食べれれる魚の代表・サワラ。
そのサワラを「塩タタキ」にしたもの。
サワラの一切れ厚めで、もっちりとした食感だ。
このサワラの塩タタキも、ナスの揚げ浸しと同様に、メニューに登場している確率が高い気がする。
肉吸い
大阪ではよく食べられる「肉吸い」があるのもポイント。
うどんのツユを使った汁物料理で、牛肉をメイン具材にしている。
ふじ心では、豆腐なども入っているので豪華だ。
この肉吸いも、ふじ心のダシを楽しめるメニューなのでおすすめ。
肉はたっぷり入っていてお得感がある。
ダシのよく利いたツユと、牛肉がよく合う。
おでん
先述のとおり、おでんはセルフサービス。
おでんは、カウンターの横にある。
具材は、ダイコンや玉子、厚揚げなど定番のものを含め、たくさんの種類がある。
おでんのダシもかなりおいしい。
その他の一品料理
ほかにも、おいしいおすすめの一品料理がたくさんだ。
▲漬けタコ天。
衣サクサク。身はプリップリ。
▲親鶏のから揚げ。
親鶏なので、歯ごたえがあるのが特徴。
なお、若鶏のから揚げもある。
▲ポテトサラダ。
時季によって「新ジャガのポテトサラダ」だったり「グラウンドペチカ(品種)のポテトサラダ」など、ジャガイモの種類が変わる。
▲炙りしめサバ。
香ばしさとサッパリ感が同居した感じ。
▲ダシ巻き玉子。
▲ヒネ鶏ポン酢。
歯ごたえのある食感とサッパリした味わいが楽しめる。
▲ヤゲン軟骨のから揚げ。
コリコリとした独特の食感がやみつきに。
▲ブタバラ軟骨の塩煮ポン酢。
トロットロのブタの軟骨と鬼おろし、そこへダシの程よい甘酸っぱさ。
▲とにかくこの、トロトロ感が最高だ。
▲ツバスのなめろう。
ツバスというのはアジ科の魚らしい。
生卵を崩し、しっかり混ぜて味わう。
ツバスの弾力のある食感がいい。
充実のドリンク類
ふじ心は、ドリンク類も充実。
とくに日本酒や芋焼酎は、かなり充実。
いずれも、時季によってラインナップが変わるので、それもまた楽しみだ。
▲日本酒(冷酒)「多賀治」。
▲芋焼酎(水割り)「富乃宝山」。
▲シャリキン レモンサワー。
時季限定品で、シャリシャリに凍らせたキンミヤ焼酎に、レモンと炭酸を入れた、独特の味わいを楽しめる酒。
▲時季限定品の「日向夏のサワー」。
店内のようす
ふじ心の1階は、厨房前にカウンター席が4脚ある。
ほか、4人がけテーブル席が4卓。
2人がけテーブル席が2卓ある。
店内は完全禁煙だ。
2階席もあって、4人がけの座敷が2卓。
大人数の場合は、2つの席を1つにできる。
ふじ心の外観
ふじ心は、倉敷駅の東に約400mの地点にあるディープでノスタルジックなエリア「倉敷デパート」の中にある。
この倉敷デパートは古めかしい雰囲気だが、隠れ家的な名店も多い。
倉敷デパートの前の歩道に、営業中は電光掲示板の立て看板が出るので、目印になる。
ちょうどトマト銀行 鶴形支店の向かいあたりになる。
倉敷デパートの中のようす。
倉敷デパートは夜は特に昭和感がある雰囲気がよい。
上記写真は、立て看板のところから倉敷デパートの中を見たところだ。
この通路を進んで、一番奥にふじ心がある。
倉敷デパートは古い雰囲気だが、ふじ心は内外ともとても綺麗な雰囲気で、入りやすい。
まとめ
ふじ心は、少しわかりにくい場所にあるし、夜しか営業していない(2019年現在)。
しかし、店主のこだわりが随所に垣間見え、うどんも一品料理もおいしいので、時間を合わせてでも行きたい店だ。
とくにダシはおいしく、うどんやダシが利いた料理はぜひ食べてみて欲しいと思う。
また、お酒も充実しているので、チョイ吞みをして、最後にうどんで〆るという楽しみ方がおすすめだ。
ふじ心のイチオシポイント
- 注文してから切って茹でるうどん麺
- うどんや一品料理に使われる、こだわりのつまったダシ
- ぶっかけうどんなどで使われる鬼おろしのダイコンおろし
- ダシの利いていて、独特の味わいのナスが楽しめるナスの揚げ浸し
- 不思議な味わいのクリームチーズイモ天
- 季節で変わる、日替わりの一品料理
- 季節でラインナップが変わる日本酒や焼酎などのドリンク類
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店舗情報
店名 | ふじ心 |
---|---|
所在地 | 岡山県倉敷市倉敷市鶴形一丁目4-4 (倉敷デパート) |
営業時間 | 火〜土曜 17:30〜翌1:30 日曜 17:30〜22:30 |
定休日 | 月曜 |
電話番号 | 086-434-2389 |
禁煙状況 | 禁煙 |
駐車場 | 無し |
HP | |
SNS | Facebook、Instagram |
備考 |
「倉敷とことこ」でふじ心を取材!
ライターとして協力させていただいている、倉敷を中心とした地域の情報メディア『倉敷とことこ』で取材をさせていただいた。
インタビュー・撮影・記事作成まで担当。
▼うどん酒場 ふじ心 〜 料理を通じて食への情熱やこだわりが伝わる店
うどん酒場 ふじ心 〜 料理を通じて食への情熱やこだわりが伝わる店 – 倉敷とことこ
2019年9月時点での情報です。