【お好み焼だるま】はせべの中華麺、かも川の手延うどんのお好み焼！ボリュームあってコスパ抜群(福山市本庄)

福山市のJR福山駅から西へ約1.5kmの住宅地のド真ん中に、地元はもちろん、遠方からもお客が訪れるという穴場的な小さなお好み焼店がある。

それは『お好み焼 だるま』という店。

2017年（平成29年）にオープンした広島お好み焼の店で、場所は「まさかこんなところに飲食店が！」と思うようなところだ。

そんなだるまのポイントをピックアップすると、 以下のとおり。

穴場のお好み焼店、だるまのメニューや実際に食べたおすすめ料理、店舗情報などについて紹介！

だるまのメニュー

だるまのお好み焼は、重ね焼きスタイル（広島お好み焼）だ。

基本となるお好み焼は「そば肉玉」と「うどん肉玉」。

野菜（キャベツ、モヤシ）に豚肉と玉子のほか、イカ天（グングンイカ、イカ姿フライ）も少し入る。
それに中華麺または、うどんを入れる。

中華麺は、尾道ラーメン店などに多く納入している尾道市のはせべ製麺の冷やし中華用。
うどんは、鴨方（浅口市）にある手延べ麺（備中手延べ麺）で有名なかも川手延べ製麺の手延べうどんを使う。

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このほか、そば肉玉またはうどん肉玉にエビとイカが入る「スペシャル」や、麺を入れない「野菜肉玉」もある。

「焼そば」と「焼うどん」もあり、どちらも上に玉子が載るのがポイント。
麺はお好み焼と同じだ。

トッピングも豊富。
豚肉のダブルができるのがうれしい。

なおタコのトッピングは提供を終了しているそう。
またメニュー表にはないが、野菜増量は50円。

トッピングは定番もののほか、牛スジやホルモンもある。

さらに鉄板料理系の一品ものもあった。

ドリンク類もある。

なお、お好み焼や焼そば・焼うどんなどの持ち帰りは可能で、事前の予約もできる。

卓上には広島で密かに人気の「レモスコ」のレッドホットタイプ。

このほか、追加用ソース、マヨネーズ、一味トウガラシ、ガーリックなど。

おすすめメニュー

「そば肉玉」に大葉と牛スジをトッピング！

基本の「そば豚玉」を注文。

トッピングとして、大葉と牛スジをトッピングした。

だるまは重ね焼きスタイルなので、まず薄く生地を敷く。
その上から魚粉をパラリ。

上にタップリとキャベツ、その上にデフォルトでイカ天が載るのがうれしい。

さらにその上に大量のキャベツを山盛り投入！

キャベツの山の頂上に、トッピングの牛スジを載せる。

そして細モヤシ、天カス、豚バラ肉と載せ、繋ぎの生地を少量かける。

中華麺は、尾道ラーメン店などへ納入していることで有名な、尾道市・はせべ製麺製。

なんと冷やし中華用の蒸し麺とのこと。

お好み焼ではめずらしい、黄色っぽくやや強めの縮れがおもしろい。

麺の上に大葉をトッピング。

生地を反転させて麺と合体、さらに玉子を割って重ね、反転させて出来上がり。

ソース、青海苔をかけて完成。
だるまでは、最後に紅ショウガを載せる。

紅ショウガがビジュアル面でも味の面でもアクセントになって、いい感じ。

ソースは複数の銘柄をブレンドしているとのこと。

とにかくキャベツがタップリ、モヤシも多め、麺も200gあるそうでボリューム感があり、コスパは抜群だ。

厚みも分厚く、見るからに食べごたえがあるのがわかる。

とくに中央付近の厚みはすごい。

はせべ製麺の冷やし中華用の麺は、モチモチとした食感で適度にコシがあって、とてもおいしい。

そこにキャベツのシンナリ感とやさしい甘味と適度な瑞々しさ、モヤシのシンナリ感と適度な瑞々しさ、生地の香ばしさ、肉のうまみと香ばしさが、一体となって、ハフハフとした熱さとともに堪能できる。

またソースの味わいは適度な甘さにほのかな酸味が感じられ、スッキリとした甘味なので、お好み焼がドンドン食べ進められる。

さらにときおり現れるグングンイカ（イカ天）のシンナリとした食感と風味、トッピングの大葉の爽やかな芳香、紅ショウガの甘酸っぱさもよいアクセントになっていい。

そしてトッピングした牛スジのホロホロとした赤身の食感とトロリとした脂身の食感、肉のうまみと甘味、甘辛い味付けが加わるとたまならい。

途中でマヨネーズや一味トウガラシ、ガーリックパウダー、レモスコなどで味変しながら食べると、さらに楽しめる。

だるまのそば肉玉は、とにかくキャベツがシッカリとあり、ほかの具材も豊富で食べ応え十分なお好み焼だ。

「うどん肉玉」にネギとホルモンをトッピング！

もうひとつの基本形、「うどん肉玉」を注文した。

トッピングにネギとホルモンを追加。

注文後、ホルモンが熱せられていき、香ばしい匂いがただよってくる。

生地、魚粉、キャベツ、イカ天、キャベツと積み上げ、その上にホルモンをドサッと。

さらにその上に細モヤシと天カス。

最後に豚バラ肉を載せ、生地を少量かける。

入れるうどんは、鴨方のかも川手延べ素麺製の手延べうどん。

乾麺をゆがいたものを焼いていく。

平べったいのが、かも川の手延べうどんの特徴。

いい感じにキツネ色の焦げ目が付いてきた。

生地を反転し、蒸し焼きに。

そして、生地・具材と麺を合体。

玉子は黄身を割って、軽く混ぜる。

玉子の上に生地・麺を載せ、反転させて完成。

ソースと青海苔、紅ショウガに加え、トッピングで追加したネギを投入する。

ネギもかなり多め。
山盛りになっている。

ちなみにネギは上からかけるネギがけと、具材として中に入れるネギ混ぜが選べる。

いい感じにフワッと焼けた玉子に、独自ブレンドのソース。

タップリと入っているキャベツ。
量が多いのではみ出している。

ソースがからんでおいしそうな、かも川の手延べうどん。

うどん肉玉でもやはりそば肉玉同様にものすごいボリューム・厚みだ。

うどんだから白っぽいのでわかりにくぎが、キャベツとともにうどんもギッシリと詰まっている。

さらによく見ると、豚肉に混じりホルモンの姿も。

とにかくボリューム感を感じる断面だ。

食べると、熱々感と香ばしさに、タップリのキャベツのシンナリ感と適度な瑞々しさにほのかな甘味。

それに加え、ソースの甘さと酸味の味わいがひろがる。

そこに豚肉の香ばしさと甘味とうまみ、そしてホルモンの皮のモチモチとした食感、脂身のプニプニとした弾力ある食感と脂感に甘味がじょじょに広がる。

うどんはプニプニとした弾力ある独特の食感がたのしめるのがいい。
とこどころ焦げ目の香ばしさもある。

ネギがけをしたので、ネギのシャキシャキ感と風味も、瑞々しさもいい感じにアクセントに。

ときおり、紅ショウガのシャキシャキ感と甘酸っぱさがしてくるのいい感じ。

うどん豚玉は、そば豚玉とちょっと違う、手延べうどんの独特の食感と味わいも楽しめるのがいいと思う。

店内のようす・席

だるまの店内はこぢんまりとしている。

調理用の鉄板にカウンター席が3脚。

そのほか、4人がけテーブルが1卓ある。
少し窮屈かもしれないが、予備の椅子を使って5人がけもいけそう。

以前は2人がけのテーブルもあったようだが、コロナ禍を機に減席したそう。

ちなみにカウンターでは鉄板から直に食べられるが、テーブル席だと皿で食べる形になる。

なお、店内は禁煙。

外観・所在地・駐車場

だるまがあるのは、福山市のJR福山駅から西へ約1.3kmの場所。

周囲は住宅地で、こんなところに店があるのかと思うようなところだ。

国道2号線から来る場合は、2号線の「本庄町西」交差点を北へ曲がり、直進する。

途中、エブリイやステーキ店「黒べえさん」を過ぎると、上記写真のようにJR山陽本線・山陽本線の高架下を通過する。

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高架をくぐると、道路の東側（進行方向右側）にミサワホームがある。

ミサワホームの建物の反対側、道路の西側（進行方向左）にある脇道を西に曲がる（左折）。

間違って手前の脇道を入らないように注意。

なお脇道は、2号線の本庄町西交差点からは、約400m進んだところになる。

曲がったら、そのまま直進する。

左に公園があり、そこを過ぎたらだるまはすぐそこ。

住宅が続くなか、突如として道路の北側（進行方向右）にだるまの店舗が現れる。

駐車場は、店頭に3台分。
ただし向かって一番左は少し狭そうなので、軽四専用か。

なお福山駅から徒歩でも行けなくはない。
その場合、駅からJR山陽本線高架沿いに西へ進み、国道2号線から行く場合くぐる高架下のところを北へ曲がればいい。
あとは車で行く場合と同じ。

福山駅前バスロータリーからバスに乗る場合は、国道2号線上にある「本庄」バス停で下車。
バス停から西へ約100mで、「本庄町西」交差点だ。
あとは車と同じルートで行ける。

だるまのイチオシポイント

住宅地の中で少しわかりにくいが、遠方から観光や仕事で来た人がわざわざ寄るほど人気の店だ。

はせべの中華麺にかも川の手延うどんと聞いただけでも、ほかの店とは違ったこだわりを感じる。

しかも店主おフレンドリーで、親しみやすい。

店内は広くないので、予約をしての訪問がおすすめ。

もちろん、持ち帰りもおすすめだ。

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