【えんまる】牛しょぶりや韓国海苔の広島お好み焼など個性派も！本場の名店直伝の味を福山駅前で(福山市元町)

福山のお好み焼店は、大阪の混ぜ焼のお好み焼きを出す店もあれば、広島のような重ね焼きを出す店もある。

そんななか、本場・広島市内の名店で修業したという注目の店が福山駅前にある。

それが『えんまる』という店だ。

広島市内にある有名な老舗お好み焼店『みっちゃん総本店』で修業し、2016年(平成28年)12月に現在地で開業したという。

そんなえんまるには、以下のような魅力がある。

注目の広島お好み焼店・えんまるについて、魅力を探っていこう。

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もくじ

• 1 えんまるの営業時間・定休日・店舗情報など
• 2 えんまるのメニュー：お好み焼だけでなく鉄板料理も充実
• 3 えんまるのお好み焼は本場・広島の名店直伝の味
  • 3.1 「牛しょぶり焼」は牛の希少部位が入り牛肉のうまみタップリ
  • 3.2 「えんまる焼」は韓国海苔と大葉がアクセント、ネギと目玉焼がインパクあり
• 4 鉄板料理、その他のメニュー
  • 4.1 「鉄板焼ポテトサラダ」はえんまるの名物
  • 4.2 「六穀豚のとん平焼」はシンプルながら美味
  • 4.3 「牛スジ煮込み」は大きめのスジ肉に甘辛味が染みている
  • 4.4 ドリンク
• 5 店内のようす・席
• 6 えんまるの外観・所在地・駐車場
• 7 えんまるのイチオシポイント

えんまるの営業時間・定休日・店舗情報など

店名	えんまる
所在地	広島県福山市元町15−5 中村ビル 1階東
営業時間	平日　17:30～22:30 土曜　11:30～13:30、17:30～22:30 日曜　11:30～13:30
定休日	月曜
電話番号	084-923-1844
席	カウンター×5脚 4人がけテーブル席×2卓
禁煙状況	禁煙
駐車場	無し
HP	福山市のお好み焼きと鉄板焼き「えんまる」のブログ
SNS	Facebook
備考	PayPayでの支払可能

えんまるのメニュー：お好み焼だけでなく鉄板料理も充実

えんまるのお好み焼は、すべて広島お好み焼(重ね焼き)だ。

しかも、広島市内の名店『みっちゃん総本店』で修業したとのこと。
だからえんまるは、福山で本場の味が楽しめる数少ない店のひとつだ。

お好み焼は基本の「肉玉そば」のほか、個性的なトッピングの種類が数個。

さらに季節ごとに限定のお好み焼もある。

また、鉄板焼料理もたくさんそろっているのも魅了的だ。
チョイ飲みにもピッタリでうれしい。

メニュー以外にも店内の黒板にもメニューがあるので、要チェックだ。

ドリンクメニューも充実。

福山らしいクワイの焼酎なんかもある。

店内の黒板にもドリンクがあった。

店内にはお好み焼の人気ランキングがあった。

さらにトッピングの人気ランキングも。

えんまるのお好み焼は本場・広島の名店直伝の味

さきほど説明したように、えんまるのお好み焼は広島の名店『みっちゃん総本店』直伝の広島お好み焼だ。

基本の焼き方は、まず鉄板上に生地を薄く敷いて焼く。

記事の上にカツオ節・キャベツ・魚粉・天かす・モヤシ・豚肉などを重ねる。

そして、それを反転させて蒸し焼きにするのだ。

また同時に、えんまるでは生麺のソバ(中華麺)やうどんを注文ごとに茹でる。

ゆで上がったらすぐ炒めるのである。

そして蒸し焼きにしたお好み焼本体を、麺の上へ。

さらに気味を潰した目玉焼きの上にそれらを重ねる。

最後に反転させ、上からソース・青ノリをかけて完成だ。

本場・広島市などで生麺を使う店は多いが、福山市では少数派なので、生麺を使うのはえんまるの特徴のひとつだろう。

ソバは、広島市内でお好み焼向けの麺の製造で有名な磯野製麺製のようだ。

また多くのお好み焼店は、うどんよりソバに力を入れている店が多い気がするが、えんまるはソバと同じくらいにうどんにもこだわっているそう。

えんまるでは、うどん入りを注文するというお客も多いとか。

ソースは、修業先のみっちゃん特製ソースだ。

また、注目したいのが食事用のヘラ。

一般的な店のヘラよりも少し小さい(幅が狭い)のが、えんまるの特徴。

だからとても食べやすいのがうれしい。

「牛しょぶり焼」は牛の希少部位が入り牛肉のうまみタップリ

パッとお好み焼メニューを眺めに目に留まるのが「牛しょぶり焼」だ。

聞き慣れない「牛しょぶり」とは、牛肉の希少部位だそう。
牛のアバラ骨付近の肉をミンチ状にしたものとのこと。

福山市の北西となりの府中市名物・府中焼はミンチ肉を使用したお好み焼だが、そのミンチ肉を牛しょぶりに変えたような感じだ。

牛しょぶり焼を、野菜大盛+ソバダブルで注文した。

牛しょぶりを炒めているところ。

ミンチ肉よりも一欠片が大きめだ。

牛しょぶりをお好み焼に載せる。

完成した見た目は、普通のお好み焼とあまり変わらない感じ。

麺はパリパリで香ばしく、内側の麺はモッチリ。

パリパリの麺に混じり、フワフワッとした玉子と風味も感じる。

お店の人の話では、ソバのパリパリ感と香ばしさ、玉子のフワフワ感と風味の両方が感じられるよう、あえて玉子をソバ全面に張り付かせていないそう。
だから表面は、麺のパリパリ部分と玉子の部分に分かれている。

ソバ・野菜のダブルにしたのだが、それを考慮してもかなりの厚みがある。

キャベツのしなやかさと甘みとホクホクとした蒸し上げられた熱さに、イカ天の風味とシナッとした独特の食感、さらに牛しょぶりのコリッとした歯ごたえと牛肉ならではのうまみが加わる。

しょぶり肉から染み出た脂のコクもポイントだ。
そこへソースのまったりとした適度な甘みが混じり合い、調和していく。

牛しょぶりはミンチ肉よりも大ぶりなので、目で入っているのが確認できた。

なお牛しょぶり焼には豚肉は入らない。
牛しょぶりはトッピングとしても選べるので、豚肉も食べたいときは豚玉ソバのように豚肉が入ったお好み焼に、トッピングとして牛しょぶりを追加しよう。

ちなみに、牛しょぶりはトッピング人気第3位だ。

「えんまる焼」は韓国海苔と大葉がアクセント、ネギと目玉焼がインパクあり

一番人気で、店名を冠した「えんまる焼」。

えんまる焼を追加トッピング無しで注文した。

基本となる肉玉そばに、イカ天・韓国海苔・大葉が入り、上からネギと目玉焼が載る。

大葉はけっこうタップリと入っていた。

韓国海苔が入るのもめずらしいと思う。

ネギはタップリと入るうえに、マヨネーズも。

たくさんのネギと目玉焼で、見た目も豪華な印象のお好み焼だ。

麺はパリパリになり香ばしく、モッチリとした食感の部分も。

麺や野菜はダブルにしていないが厚みがかなりあり、ボリュームがある。

キャベツのシンナリ感と甘さにモヤシのシャキャシキ感に瑞々しさ、イカ天のシナッとした食感と香ばしさに風味に、時々大葉のさわやかな風味と韓国海苔の風味がやってくる。

玉子の部分にあたると、白身のふわとろな食感と、黄身のトロリとした舌触りに玉子の味わいが加わる。

韓国海苔がお好み焼に入るのはめずらしいが、韓国海苔の風味と大葉のさわやかな風味が意外とマッチし、黄身の味わいとも調和していい感じだ。

鉄板料理、その他のメニュー

えんまるは、お好み焼以外に鉄板料理も充実している。

その中から一部を紹介しよう。

「鉄板焼ポテトサラダ」はえんまるの名物

えんまるの鉄板料理の中でも人気なのが、えんまる名物の「鉄板焼ポテトサラダ」。

その名のとおり、ポテトサラダを鉄板で炒めたもの。

それの上にチーズを載せ、バーナーであぶっている。

トロリとしたチーズが、いかにもおいしそうだ。

そして四角く成形されたポテトサラダは表面がコンガリとキツネ色に焦げていて、香ばしい匂いも漂ってヨダレを誘う。

ポテトサラダは表面は一瞬カリッとして香ばしさが口内に広がる。
そして熱々ホクホクのポテトサラダの食感と甘み。

さらにあぶりチーズの熱さと香ばしさ、トロリとした食感が楽しめ、チーズの風味が広がっていく。

まさにツマミに最適の一品だ。

「六穀豚のとん平焼」はシンプルながら美味

チョイ飲みできるお好み焼店にときどき置いているとん平焼。
えんまるでは、ブランド豚の六穀豚を使った「六穀豚のとん平焼」がある。

厚めで横長の六穀豚の肉を焼いていく。

そして豚肉を玉子でくるむ。

その上から天カスやネギなどをかけ、ソースとマヨネーズで味付けする。

豚肉の歯ごたえと肉のうまみと脂の甘み、玉子の風味にソースやマヨネーズなどのあじわいが絡み合い、シンプルながらおいしい。

「牛スジ煮込み」は大きめのスジ肉に甘辛味が染みている

すぎに出る料理が「牛スジ煮込み」。

私も大好きな酒のツマミだ(オカズとしても好き)。

大きめの牛スジ肉にコンニャクや厚揚げのブツ切りも混じる。

甘辛い味付けで、味が肉にシッカリとしゅんでいておいしい。

大きめのスジ肉は、赤身はシッカリとした歯ごたえで噛めば肉のうまみと甘辛い味がジュワッと染み出て、口内に拡散。

脂身はトロリとして、甘みがあっておいしい。

ドリンク

いっしょに頼んだドリンク類。

クワイ焼酎「福山そだち」。

こちらも地元・瀬戸内らしい「瀬戸内はっさくサワー」。

店内のようす・席

えんまるの店内は、あまり広くない。

入口から入ると、向かって右側に厨房・鉄板と、鉄板沿いにカウンター席が5脚。

そして、その奥のスペースに4人がけテーブル席が2卓ならぶ。

テーブル席には鉄板が据え付けてあり、全席で鉄板上から直にお好み焼・鉄板料理を味わえる。

なお、全席禁煙だ。

えんまるの外観・所在地・駐車場

えんまるがあるのは、JR福山駅前。
福山駅からは南東へ約300mだ。

福山駅前ロータリー南の「福山駅前」交差点から東に延びる道路沿いにあり、道の南側に面している。

ちょうど「宝町西」交差点の南西角にあたる。

福山駅前交差点から東へ約200m、天満屋福山店からは東へ約100mの場所だ。

雑居ビルの1階で、建物の正面に向かって東側のスペースにある。
なお西側のスペースには、天ぷら店『孫市』、両店のあいだは上の階への階段だ。

駐車場はないので、車で来たときは近隣のコインパーキングを利用しよう。

えんまるのイチオシポイント

福山駅周辺にはいくつかお好み焼店があり、広島お好み焼の店もあれば、大阪お好み焼や両方食べられる店などもある。

その中で、本場・広島市内の店直伝の味が食べられる店は数少ない。

えんまるは、お好み焼が広島名物として知られるようになった功労店でもある名店『みっちゃん総本店』で修業したという本格派。
ぜひ食べてみて欲しい。

牛しょぶり焼や、韓国海苔を使った豪華なえんまる焼、見た目のインパクトもある炙りネギマヨなど、個性的なお好み焼も魅力だ。

また、鉄板料理も多くチョイ飲みできるのもポイントだろう。

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