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【鶴亀】笠岡北部の笠岡ラーメンの穴場的な名店。塩味の笠岡ラーメンもあり(笠岡市吉田)

鶴亀:中華そば(笠岡ラーメン) 大

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笠岡市といえば、ご当地ラーメン「笠岡ラーメン」が有名だ。
笠岡ラーメンの提供店は、笠岡市街地など南部に多いが、市内北部にある数少ない笠岡ラーメンの人気店がある。

それが『鶴亀(つるかめ)』だ。

集落や田園の中を走る旧道沿いにひっそりとある小さな店だが、こだわりのある笠岡ラーメンでファンが多い。
鶴亀の店主は「笠岡市街地にかつてあった名店・斉藤の味に影響を受け、斉藤の味を目標としている」と語る。

こぢんまりとしている店内だが、店主との距離が近くアットホームなのも魅力の鶴亀。

そんな鶴亀の魅力は以下の通りだ。

  • 笠岡市北部で数少ない笠岡ラーメン提供店のひとつ
  • スタンダードな味・スタイルで、伝説の名店・斉藤の味を目指して研究を続ける笠岡ラーメン(中華そば)
  • 一日15食限定塩味の笠岡ラーメン
  • フレンドリーで個性的な経歴の店主
  • 穴場感

笠岡市北部の笠岡ラーメンの名店・鶴亀を紹介したい。

注意

2020年(令和2年)3月時点での情報です

鶴亀の営業時間・定休日・店舗情報など

鶴亀:外観

店名 鶴亀(つるかめ)
所在地 岡山県笠岡市吉田2155-1
営業時間 11:00~21:00
定休日 木曜+不定休
電話番号 090-5701-7259
厨房前カウンター×5
壁側カウンター×3
2人がけ座敷×2
禁煙状況 非禁煙
駐車場 有り
HP
SNS
備考

鶴亀のメニュー

鶴亀:メニュー

メインメニューは「中華そば」=「笠岡ラーメン」一本。
並盛と大盛がある。

笠岡ラーメンの食べられる店【笠岡ラーメン】地元民おすすめ店一覧!人気店パーフェクトガイド(マップ付き)

ただ、特徴的なのは塩味の笠岡ラーメンがあるということ。

これはかなりめずらしい。
近場では鴨方(浅口市)の麺屋 晴レが醤油と塩の二種類の笠岡ラーメンを提供しているくらい。
あと、岡山市内ではブギーという店が塩ラーメンの笠岡ラーメンを提供していた。

【麺屋 晴レ】醤油味のほか塩味の笠岡ラーメンも楽しめる二枚看板の人気店。歴史的麺処に所在(鴨方町小坂)ブギー:笠岡ラーメン 醤油【らぁ麺 ブギー(Boogie)】岡山市で個性的な笠岡ラーメンが食べられる店!塩味やデミカツ丼もあり(岡山市今)

ただし、塩味は一日15食限定なので、売り切れ御免だ。

ほかのメニューは、飲み物をのぞけばトッピング(カシワとネギの増量)とライスくらい。

鶴亀:ゆでたまご

なお、カウンター上にゆで玉子があり、これはセルフサービスとなっている。

「中華そば(笠岡ラーメン)」スタンダードなスタイルでおいしい

鶴亀:中華そば(笠岡ラーメン) 大

中華そば」、つまり笠岡ラーメン大盛で注文!

鶴亀:中華そば(笠岡ラーメン) 大

見た目はスタンダードな笠岡ラーメンの印象だ。
入っている具材も、笠岡ラーメンの象徴であるカシワの煮鶏、メンマ、そしてネギは笠岡ラーメンに多い斜め切り。

鶴亀:中華そば(笠岡ラーメン) 大

透明感のある茶色いスープ。

スープを飲んでみる。

甘みがありながらいい感じの塩味もあり、
醤油の味わい・鶏の風味が口に広がる。
うまい。

スッキリした後口で、ついついズズズとスープを飲んでいってしまう。

あとで一味トウガラシを入れてみた。
一味トウガラシと鶴亀のラーメンのスープがよく合う!

鶴亀:中華そば(笠岡ラーメン) 大

笠岡ラーメンの店は、丼に麺をきれいに整えて入れる店が多い気がする。

いっぽう、鶴亀では麺をドサッと豪快に入れた感じ。
これはこれでおいしそうに見える。

鶴亀:中華そば(笠岡ラーメン) 大

麺は中細のストレート。

ゆで加減は指定していないが、ほどよい感じの固さだ。
まさにシコシコ・ツルツルという表現がピッタリな感じ。

鶴亀:中華そば(笠岡ラーメン) 大

笠岡ラーメンで外せない、カシワの煮鶏スライスは5切れほど乗っている。

鶴亀:中華そば(笠岡ラーメン) 大

煮鶏一切れの大きさはほどよい感じ。
味付けは、ややアッサリ。

鶴亀:中華そば(笠岡ラーメン) 大

カシワ肉の歯ごたえはシッカリあり、カシワらしい。
噛みしめるほど、うまみが広がっていく。

鶴亀:中華そば(笠岡ラーメン) 大

ネギは斜め切り。
すべての笠岡ラーメンというわけではないが、笠岡ラーメン提供店によく斜め切りのネギをよく見る。

これは、いまはなき名店・斉藤の影響だという。
そして鶴亀の店主の話では、斉藤のラーメンを目標としているとのこと。

もちろん、ネギもその影響だ。

鶴亀:中華そば(笠岡ラーメン) 大

メンマはやや小ぶりのが多めに入っている。
味付けは濃すぎずいい塩梅で、食感も適度。

鶴亀:店内のようす

なお、途中からガーリックパウダーを入れるのが店のおすすめらしい。
私は気付かなかったので、今度訪れた際に試したい。

店内はこぢんまりとしている

鶴亀:店内のようす

鶴亀の店内はこぢんまりとしている。

厨房前にカウンター席が5脚。
反対の窓側に、小上がりの2人がけ座敷が2卓。

鶴亀:店内のようす

さらに、入口のすぐ前にカウンターが3脚ある。

鶴亀:卓上のようす

卓上にはラーメンに定番のコショーのほか、ガーリックパウダーに一味トウガラシ。
塩はゆで玉子用だと思われる。

鶴亀:店内のようす(斉藤のイラスト)

店内に掲げられていた、在りし日の名店「斉藤」の外観を描いた絵画。
店主の斉藤へのリスペクトがひじょうに強く感じられる。

鶴亀:店内のようす(斉藤のイラスト)

もう一枚、斉藤とその前の通りの絵。

90年代後半から2000年代初頭の区画整理事業で、斉藤や周辺の店・通りは現在消滅している。
絵の場所は、現在のトマト銀行笠岡支店の北あたりになる。

鶴亀:店内のようす(落書き帳)

ユニークなのは、店内に落書き帳が置いてあること。

鶴亀:店内のようす(落書き帳)

お客同士のコミュニケーションツールとして使われているようだ。

鶴亀の外観・所在地:吉田地区の旧道沿いに所在

鶴亀:外観

鶴亀の外観は、一見すると小屋のように見える。
うっかり通り過ぎてしまいそうだが、営業時は店頭に幟が立ててあるので、わかりやすいと思う。

ちなみに、店舗は店主自身が建てたのだそう。
店主に聞いたところ、もともと和食料理人だったが、その後大工をやっていたという異色の経歴の持ち主だった。
それで建物が建てられたというわけ。

鶴亀:外観

店頭に駐車場もある。
区画分けはされていないが、一般車なら4台くらい停められそう。

鶴亀が所在するのは、笠岡市北部の盆地にある吉田地区。
しかし、少しわかりにくい場所かもしれない。

吉田地区を南北に通り、笠岡から矢掛町西部を通って美星町に至る県道48号線(笠岡美星線)。
その約100mくらい東を並行して走る旧道沿いに鶴亀はある。

鶴亀は、旧道の東側に面している。

鶴亀:店頭のようす

上記写真は、矢掛側から鶴亀を見たところ。

鶴亀:店頭のようす

矢掛方面から来たときは、上記写真のように敷地内の建物に案内があるので、目印になる。

鶴亀:店頭のようす

案内を通り過ぎれば、すぐ鶴亀の店舗が見える。

鶴亀:店頭のようす

上記写真は、笠岡市街方面から鶴亀を見たところ。
こちらは店舗や幟が見えるので、わかりやすいだろう。

なお、鶴亀は吉田小学校から250mほど矢掛方面に進んだところにあたる。
新道(県道48号線)からは、吉田郵便局の南側・吉田文化会館のところにある押しボタン式信号機の交差点を旧道方面に入れば、約120mで旧道に出る。
旧道との交差点を左折し、矢掛方面に約50mで鶴亀だ。

ちなみに旧道は、狭めだがバス路線となっているので注意。

鶴亀のイチオシポイント

鶴亀:入口

  • 笠岡市北部で数少ない笠岡ラーメン提供店のひとつ
  • スタンダードな味・スタイルで、伝説の名店・斉藤の味を目指して研究を続ける笠岡ラーメン(中華そば)
  • 一日15食限定塩味の笠岡ラーメン
  • フレンドリーで個性的な経歴の店主
  • 穴場感

鶴亀は北部で笠岡市街から遠いが、井原や矢掛方面からは行きやすいだろう。
また、車の場合は中心部よりは便がいいかもしれない。

ドライブがてらに寄ってみるのもおすすめだ。

笠岡ラーメンに大きな影響を与えた伝説的な名店・斉藤をリスペクトする店主が日々研究している笠岡ラーメンを味わってみて欲しい。

店主はとてもフレンドリーなかたなので、お客が少ないときは会話してみても楽しいだろう。
ただし隠れた人気店なので、ピーク時や休日はお客が多く、会話の余裕はないので注意。

店舗情報

店名 鶴亀(つるかめ)
所在地 岡山県笠岡市吉田2155-1
営業時間 11:00~21:00
定休日 木曜+不定休
電話番号 090-5701-7259
厨房前カウンター×5
壁側カウンター×3
2人がけ座敷×2
禁煙状況 非禁煙
駐車場 有り
HP
SNS
備考

注意

2020年(令和2年)3月時点での情報です

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