落合ようかん 〜 美作落合銘菓!表面のカリカリとした食感がやみつきに。真庭市土産にどうぞ!!

落合羊羹(西口屋本店)

落合ようかん(おちあい – )は岡山県の中北部、真庭市落合地区(旧 落合町)を中心にした地域の銘菓・郷土菓子です。

その名の通りようかんの一種となります。

落合ようかんの歴史

落合羊羹(西口屋本店)

西口屋本店『落合羊羹』

落合地区は真庭市の南部に位置します。岡山三大河川の一つ、旭川の両岸に広がる地区です。

落合の中心地域である落合垂水(おちあい たるみ)は元は垂水村といいました。

落合ようかん(古見屋『高瀬舟羊羹』)

古見屋『高瀬舟羊羹』

旭川の西岸に位置し、西から流れてきた旭川支流の備中川が旭川と合流する地点。垂水は古くから旭川を航行する高瀬舟の拠点として栄えた河港でした。

川上からは蒜山などで栽培されていた備中小豆が運ばれてきて、川下からは讃岐で製造された砂糖が運ばれてきました。

それらが集まった垂水村周辺では自然と小豆と砂糖を使ったようかん作りが盛んになり、地域に根付いたのです。

落合羊羹(西口屋本店)

西口屋本店『落合羊羹』

特に江戸時代の明和元年(1764年)に創業、現在も営業している古見屋羊羹(こみやようかん)が製造したものが美作名物として知られるように。

やがて同種の羊羹が落合周辺の銘菓として定着。

多くの業者が生まれたといわれています。

落合ようかん (古見屋羊羹・高瀬舟)

古見屋『高瀬舟羊羹』

ちなみに高瀬舟とは物資輸送を目的に河川を航行するために底を平たくした木造小型船です。

落合がある旭川では明治時代に鉄道が開通を期に減少していき、昭和はじめごろまで航行していました。

落合ようかんの特徴

落合羊羹(西口屋本店)

2本指でつまめる小型サイズが代表的。(西口屋本店『落合羊羹』)

3口ほどで完食でき、指2本でつまめるサイズが特徴です。

サイズに関してはもう少し大きいタイプもありますが、落合ようかんといえばこの小ぶりなサイズが代表です。

落合ようかん(古見屋『高瀬舟羊羹』)

古見屋『高瀬舟羊羹』

ようかんの表面の糖分が薄く糖化して白く硬くなるのも特徴。

そのためかじると表面はカリカリとした食感で、中はしっとり・もっちりとした食感

これがやみつきになる人も多いです。

落合ようかん(古見屋『高瀬舟羊羹』)

分かりにくいかもしれませんが、表面が糖化して固くなっています。(古見屋『高瀬舟羊羹』)

時間がたつほど糖化しやすいので、わざわざ「寝かして」から食べる人もいるほどです。

なお、寝かしすぎにご注意。腐ったりカビが生えたりします。

落合ようかんの製造販売業者

  • 古見屋羊羹
  • 西口屋本店
  • 梅田屋羊羹本舗
  • おちあい羊羹
  • 加藤商店

まとめ

落合羊羹(西口屋本店)

地元や周辺地区では人気の菓子で、スーパーでも扱っていたりします。

しかし遠方に住む方々はご存じない方も多いと思います。

落合ようかん(古見屋『高瀬舟羊羹』)

独特のようかんですので、ぜひ一度お試しください。

糖化した表面のカリカリとした食感は最高ですよ!

 

 

参考資料

  • 太郎良 裕子『岡山の和菓子』日本文教出版
  • 真庭ブランド 公式サイト
  • 真庭商工会 公式サイト