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岡山県南西に位置する観光都市・倉敷市。
倉敷市の名物といえば「ぶっかけうどん」が有名だ。
そのぶっかけうどんの発祥の店が倉敷駅前の商店街の中にある。
それが「ふるいち」。
現在、ふるいちは郊外や市外にも店がある。
しかし、倉敷駅前の「ふるいち 仲店」は、ほかの店舗とはちがって「ぶっかけうどんの聖地」として特別な扱いとなっているのだ。
ふるいち 仲店のおもな注目ポイントは、以下のとおり。
- 倉敷名物ふっかけうどん発祥店
- 倉敷風ぶっかけうどんのスタンダードが知れる
- ぶっかけうどんの豊富なバリエーション
- ぶっかけうどんの甘く濃いめのツユと、コシと弾力のある麺
- ぶっかけ誕生以前から人気の汁うどんの各種
- 夏に人気の大きなカキ氷
- 倉敷駅前にあるので観光やビジネスで寄りやすい
そんな、倉敷を代表する名物店の ふるいち 仲店をご紹介!
2019年10月時点での情報です。
もくじ
ふるいち仲店の概要
店名 | 倉敷うどん ぶっかけ ふるいち 仲店(なかみせ) |
---|---|
所在地 | 岡山県倉敷市阿知二丁目3-23 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
定休日 | 不定休 |
電話番号 | 086-425-3200 |
禁煙状況 | 店内完全禁煙 |
駐車場 | 無し |
HP | 倉敷うどん ぶっかけふるいち |
SNS | Twitter、Facebook、Instagram |
備考 |
ふるいち 仲店のメニュー
価格は消費税込み。メニューは2019年11月時点のもの
ふるいちの名物は、ぶっかけうどん。
ぶっかけうどんの特徴については、下記を参照。
【ぶっかけうどん】倉敷名物の代表格!他地域とひと味違う味わいがポイント!食べられる店・人気店一覧
一般のうどん店では、ぶっかけうどんは1つか、あっても3種類くらいだろう。
ふるいちでは、ぶっかけうどんだけでかなりのバリエーションがあるのが特徴だ。
また、ほとんどのぶっかけうどんが、冷と温の2種類ある。
なお「肉ぶっかけ」は、ツユに脂が浮くので冷はない。
ぶっかけうどんは、一般的にはショウガが添えられるが、倉敷のぶっかけうどんではおろしワサビがスタンダード。
ふるいちでは、温かいぶっかけうどんには、おろしショウガが付く。
ただし、冷たいぶっかけにショウガを、温かいぶっかけにワサビを付けることもできる。
注文時に言ってみよう。
ふるいちには、ぶっかけのほかに「汁うどん」というのがあり、こちらもバリエーションが豊富。
汁うどんとは、いわゆる「かけうどん」のこと。
ぶっかけうどんと名前が似ているから、ふるいちでは「汁うどん」と呼ばれている。
ふるいちでは、元来ぶっかけうどんは存在しておらず、当初は汁うどんを提供していた。
そのため、汁うどんのほうが歴史があるのだ。
なお、ざるうどんや釜玉もあるが、おそらく注文者は極めて少ないと思われる。
うどんといっしょに食べたいミニ丼。
山かけ丼・牛丼・天丼の3種類ある。
うどんといえば天ぷら。
ふるいちには、天ぷらの盛り合わせもある。
なお、夏季のみとなるが「カキ氷」も人気だ。
山盛りの大きなカキ氷で、食べ応えがある。
また、金時の粒餡は、ふるいちの原点でもある「ふうまん(夫婦饅頭)」と同じ粒餡を使っているのもポイントだ。
また、冬にはぜんざいも。
こちらの餡も、ふうまんと同じもの。
ぶっかけうどんは、レギュラーメニューのほかに時季限定メニューもある。
倉敷名物ということで、海外からの客も多いそう。
そのため、英語・中国語・韓国語の3ヶ国語対応メニューもあった。
店頭には、ぶっかけうどんのレギュラーメニューを中心としたラインナップが紹介されていた。
「ぶっかけうどん」だけでたくさんの種類がある!
たくさんの種類ある、ふるいちのぶっかけうどん。
その中から、いくつかを紹介したい。
なお、ふるいちのぶっかけうどんの特徴は、以下のとおり。
- ダシのよくきいた甘さが強めで濃い口のツユ
- 冷と温がある(肉ぶっかけは温のみ)
- 冷にはおろしワサビ・温にはおろしショウガが付く(変更可)
- コシが強くモチッとした弾力としなやかさもある麺
- 基本具材はウズラの卵・きざみ海苔・天カス・ネギ
- 冷は、麺のコシが強くなるので、麺を楽しめる
- 温は、ダシの風味が広がるので、ダシを楽しめる
ぶっかけうどんをおいしく食べるコツは、しっかりと混ぜ込んで食べること。
こうすることで、複雑な味わいを楽しむことができる。
きれいに盛り付けられているので躊躇してしまうかもしれないが、思い切って混ぜ混ぜしよう。
「ぶっかけうどん」は倉敷のぶっかけのスタンダード
まずは、ぶっかけうどんのスタンダード「ぶっかけうどん(冷)」から。
ウズラの卵・きざみ海苔・天カス・ネギという基本具材で構成されている。
ほかのバリエーションは、この基本具材に別の具材をプラスというのが多い(肉ぶっかけなど、一部は基本具材自体が変わっている)
▲天カス
▲ウズラの卵
▲ネギ
▲きざみ海苔
▲ツユ
▲麺
▲麺
▲おろしワサビ
「おろしぶっかけ」はダイコンおろしが入ってサッパリ
つづいて「おろしぶっかけ(冷)」。
基本具材に、ダイコンおろしがプラスされている。
私は、このおろしぶっかけのリピート率が高い。
また冷で頼むことが多い。
ダイコンおろしのサッパリ感が、ツユによく合い、清涼感が演出する。
▲ウズラの卵
▲ツユ
▲麺
「ぶっとろ」はトロロの粘りが加わる
「ぶっとろ(温)」もおろしぶっかけと同じくらいの人気がある。
基本具材に加え、ヤマイモのトロロが入る。
ヤマイモ好き・粘りもの好きにはたまらない一品。
ぶっとろは、混ぜ合わせたときにヤマイモのトロトロ感がツユやうどん麺にも生まれ、おもしろい味わいになる。
ぶっかけの醍醐味である「しっかり混ぜ合わせて食べる」という良さを一番発揮しているのが「ぶっとろ」かもしれない。
▲天カス
▲きざみ海苔
今回は温かいぶっとろを注文したので、おろしショウガが付いてきた。
冷では、おろしワサビになる。
もちろん、ショウガをワサビに、ワサビをショウガに変更できる。
「天ぷらぶっかけ」は大きなエビ天入り
「天ぷらぶっかけ(冷)」。
基本具材に、エビ天が入る。
エビ天は結構大きめのが一本。
衣はサクサクで、身はプリッとしていた。
天ぷらぶっかけは、子供が喜びそうだ。
「ぶっかけスペシャル」は具材がたっぷり入る豪華版
「ぶっかけスペシャル(温)」。
ぶっかけスペシャルは、とてもたくさんの具材が入っている豪華版のぶっかけだ。
ただし、基本具材のウズラの卵・きざみ海苔は入っていない。
ツユがほとんど見えないほど、たくさんの具材が山盛りに。
▲油揚げ
けっこう厚みのある揚げで、味がよくしゅんでいる。
▲きざみゆで玉子
▲トロロ昆布
▲昆布の佃煮
▲薄切りのカマボコ
▲煮込みタマネギ
▲牛肉
タマネギといっしょに煮込まれている。
▲煮込みシイタケ
なんとエビ天まで入っている!
▲ツユ
▲麺
「汁うどん」はぶっかけより歴史あり
ふるいちは、うどんの提供をはじめた当初は「汁うどん」しかなかった。
だから、古くからのふるいちファンや、通などは、汁うどんも好んで食べるという。
汁うどんもバリエーションが多いので、代表的なものを紹介。
「すうどん」はシンプルなかけうどん
「すうどん」は、汁うどんの基本メニューだ。
具材は、ネギ・カマボコ・カツオ節というひじょうにシンプルなもの。
▲麺
▲カマボコ
カマボコは、薄切りのものが2枚。
▲カツオ節
「きざみうどん」は具材豊富!ぶっかけ以前からのふるいち名物
「きざみうどん」は、汁うどんのなかでも人気のあるメニュー。
ぶっかけ登場する昭和30年代後半以前は、この「きざみうどん」がふるいちの名物で一番人気だったそうだ。
だから、昔からのお客さんは、ふるいちといえば「きざみうどん」という印象も。
きざみうどんは、たくさんの具材が入っているのが特徴。
具材は、ネギ・天カス・薄切りのカマボコ・ゆで玉子半分・昆布の佃煮・煮込みシイタケ・油揚げ。
▲油揚げ
油揚げは、けっこう厚みがあって食べ応えがある。
▲昆布の佃煮
▲ゆで玉子
▲天カス
店内のようす
ほかのふるいちの店舗は、基本は前払いのセルフサービスだが、仲店だけは異なる。
フルサービスで、会計は後払いだ。
訪問したら着席して注文、食後に出入口にあるレジで支払って帰るシステムだ。
席は一階が4人がけテーブルが6卓。
二階もあり、4人がけテーブルが8卓、6人がけテーブルが2卓。
また、二階席にはカウンター席も。
カウンター席は窓際に8脚。
ふるいち 仲店の外観
ふるいち 仲店があるのは、JR倉敷駅前。
駅のすぐ南東にあたる。
元町通り(中央通り)の東側から続く「ビオス倉敷(倉敷センター街)」に入ってすぐの場所だ。
比較的わかりやすいと思う。
なお、ふるいち 仲店から北へ約50m、旧国道2号線沿い、天満屋の向かいに「ふるいち 本店」がある。
もともと本店がふるいちの本来の店。
現在は、ふうまん(夫婦饅頭)がメインの店となっており、夏季をのぞいた時季で営業している。
まとめ
倉敷名物といったら、やはり「ぶっかけうどん」が有名。
その発祥の店なので、地元民はもちろん、観光やビジネスで倉敷に訪れた人にもぜひ訪れて欲しいと思う。
ふるいちは郊外にも店舗がいくつかあるが、仲店はぶっかけ発祥地ということで、昔ながらの雰囲気やシステムを残し、ほかの店舗とはちがったものとなっている。
メニューもほかの支店とは一部が異なる。
仲店だけは「特別」なのだ。
ふるいち 仲店で、ぜひ「元祖」ぶっかけうどんを味わって、倉敷名物のぶっかけうどんのスタンダードを知って欲しい。
ふるいち 仲店のイチオシポイント
- 倉敷名物ふっかけうどん発祥店
- 倉敷風ぶっかけうどんのスタンダードが知れる
- ぶっかけうどんの豊富なバリエーション
- ぶっかけうどんの甘く濃いめのツユと、コシと弾力のある麺
- ぶっかけ誕生以前から人気の汁うどんの各種
- 夏に人気の大きなカキ氷
- 倉敷駅前にあるので観光やビジネスで寄りやすい
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店舗情報
店名 | 倉敷うどん ぶっかけ ふるいち 仲店(なかみせ) |
---|---|
所在地 | 岡山県倉敷市阿知二丁目3-23 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
定休日 | 不定休 |
電話番号 | 086-425-3200 |
禁煙状況 | 店内完全禁煙 |
駐車場 | 無し |
HP | 倉敷うどん ぶっかけふるいち |
SNS | Twitter、Facebook、Instagram |
備考 |
2019年10月時点での情報です。
「倉敷とことこ」でふるいち仲店を取材!
私がライターとして参加している、倉敷を中心としたエリアの情報メディア『倉敷とことこ』で、ふるいち 仲店を取材。
インタビュー・写真撮影・記事作成まで担当。
▼倉敷うどん ぶっかけ ふるいち仲店 〜 倉敷の食文化「ぶっかけうどん」を世界に広めるのが役割