当サイトではGoogleアドセンス広告を表示、一部の記事にはアフィリエイト広告を表示しています。
和名類聚抄(わみょう るいじゅしょう)は、平安時代前期の承平4年(934年)頃に作れた辞書。通称、和名抄。
源順(みなもとのしたごう)が勤子内親王の命のもと編纂。
十巻本と二十巻本とが存在。
名称の和は倭、抄は鈔とも表記。
多くの写本が存在し、特に高山寺本と刊本が有名。
二十巻本は律令制下の行政区画の国・郡・郷がまとめられており、地名研究の貴重な資料として重宝されています。
古代の国・郡・郷を調査する上での基本文献といって過言ではありません。
なお、写本により表記が異なっていたり、脱落があったりしており、また誤りと思われるものも散見され、写本同士で見比べるなどして精査する必要もあります。