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2019年(平成31年)4月21日、倉敷美観地区で『岡山ブログカレッジ (岡ブロ)』が開催された。
ちょうど2周年で、しかも平成最後という節目となる回だったわけだが、さらに今回は節目となることが。
運営メンバーである生川 敏弘(@toshi_narukawa)さんが、今回最後の参加となったのだ。
ということで、今回は生川さんが講師。
テーマは『環境の崩壊、その時あなたならどうする?』。
生川さんは、岡山で服屋の店長をしていたが、2018年秋に閉店。
その後、福岡市内にうつって、現在は販売代行などの仕事で活躍している。
岡ブロの運営から離れるのも、岡山から遠方にうつっているからだ。
今回の岡ブロでは、店の閉店から現在までのことについてテーマに、誰もがいつ訪れるか分からない「環境の崩壊」と、その対応について語った。
もくじ
岡山ブログカレッジとは
岡ブロは「岡山スマホユーザー会 (岡スマ)」を主催するチー (@ktoi_chi)さんが発起人となり設立された、岡山県内で開催されているるブロガーのための学習会・コミュニティ。
「共に学ぶ」をキーワードに「参加者全員で勉強して、お互いに高め合う」をコンセプトとし、メインとなる居場所の他に「もうひとつの居場所を作る」場として活動している。
運営者メンバーは、以下のとおりだ。
- チー (@ktoi_chi)
- T.村上(トシ / 師匠)(@SY_SI_Murakami)
- きーたん(@keyturn312)
- 生川敏弘(@toshi_narukawa)
- パパンダ(@papanda_life)
いずれも岡山県を拠点に活動している現役ブロガーの皆さんという豪華な会だ。
参考
岡山ブログカレッジ(岡ブロ)ーブログを楽しく学び合う勉強会アナザーディメンション
▼参考 過去のレポート記事
- 【23回 岡山ブログカレッジ】テーマは複業について。講師はグルメブロガー・整体師のきーたん
- 【22回 岡山ブログカレッジ】ブログvs動画、今の伝え方を考える雑談会
- 【21回 岡山ブログカレッジ】図解を学び発信力を磨け!行武亜沙美さんの図解講座
- 「岡山ブログカレッジ」記事一覧
今回の会場は倉敷美観地区の食事処 カモ井
今回の会場は、倉敷美観地区にあるお食事処の『カモ井』。
岡ブロでは、過去何度も使っているおなじみの会場だ。
2階が会場で、座敷のため気楽に座って参加できる。
テーマは「環境の崩壊、その時あなたならどうする?」
生川 敏弘さんとは?
まずは、講師の生川 敏弘(なるかわ としひろ)さんについて。
生川さんは、三重県の出身。
ずっとファッションが好きで、地元三重県よりアパレル業界で働くために岡山へやって来た。
しかし、体調不良などにより、やむなく退職。
その後、自分を見つめ直すためにも、単身カナダへわたる。
カナダでの生活を経て、もう一度アパレル業界で働く決意をし、岡山へもどった。
その後、ファッションコーディネートの仕事をしながら、岡山市内のアパレルショップで店長を任されるまでになった。
ここまでの経緯は、2018年の岡ブロで、彼が講師をしたときに話があった。
【第10回岡山ブログカレッジ】最多集客の講師・生川敏弘の魅力とは!?
現在の生川さんは、福岡で活動中
そして、現在の生川さんは、岡山におらず、福岡市にて活動している。
じつは、2018年秋に生川さんが店長つとめていた店が閉店した。
その後、生川さんは福岡に活路を見いだし、福岡の地で活躍している。
そこに至る経緯が、今回のテーマだ。
店の閉鎖後は自責の念から引きこもりに
自身が店長をつとめていた店が閉鎖されたあと、生川さんは「今ある環境(店の閉鎖)は、自分のせい以外の何物でもありませんでした。閉鎖は自分の実力不足。それしかありません」と自責の念にさいなまれたという。
「人のせいにできたら楽なんです。でも、自分のせいだから、気持ちのはけ口がありませんでした」。そのため、生川さんは2週間ほど引きこもり状態に。
ずっと家にいて、電話にも出ず、誰とも連絡を遮断したという。
失意の中、半ば強制的に福岡へ行くことに
生川さんは、引きこもりとなったなか、少しずつ次のステップとしての選択肢を考えていた。
そのなかで、最終的に選択することとなった「福岡行き」は、もっとも優先度が低いものだったという。
「岡山から離れたくなかったんです。岡ブロをはじめとして、岡山の人との繋がりを無くしたくなかったから」と生川さんは振り返る。
この福岡行きの選択肢は、生川さんの師匠的な存在として前からお世話になっていた方から提案されたものだった。
そして、生川さんはあるとき「とにかく福岡へ来い!」と半ば強制的に福岡へ誘われることに。
この結果、生川さんは福岡行きを決意。
決意をしたのには、以下のような思いを持っていたからだという。
- 環境を変えなければ先へ進めないと思うようになった
- いつか、もう一度店を出したいという気持ちがあった
- 成長して戦える自分になりたかった
決意後すぐに準備に取り掛かったという。
福岡で生川さんの実力が発揮される
福岡へ移り約半年たったが、現在は販売代行業をメインに活躍。
大きな売上を記録し、結果を出している。
「福岡では、私は無双です」とジョークを飛ばすほど。
なお、結果を出していることについて生川さんは「自分ではわかっていなかったが、岡山の店の経験で高い販売能力と接客能力が身についていたんです」と分析。
「自分で自分の能力をわかっていなかったのは、もし能力があったら店を閉店させていないだろうと思っていたから」と生川さん。
福岡へうつったことにより、自分の能力を理解し、それを活用することができたのだ。
現在では、毎日とても充実しており楽しいという。
自身も取り戻したそうだ。
生川さんを福岡へ呼び寄せたキーパーソンも登場
今回、生川さんの福岡行きを選択させた人物も駆けつけていた。
その方は現在39歳で、25歳で独立し企業。その後無借金経営をつづけ、現在ではさまざまな事業をおこなっている。
今回の岡ブロでは、受講者からの質問に答える時間があった。
話では、接客では客の感情が揺さぶられたときに購入に至るという。
「ブログに応用するなら、閲覧者の感情が揺さぶられるような記事になる工夫をしてみください」と提案。
人間は感情の動物なので、理論がわかっても、最後に行動するのは感情である。
感情と理屈をうまく組み合わせることで、よい記事になるのだ。
感情を揺さぶるためには、「どうやったら相手(読み手)が楽しくなるか?」を考えて記事を書く。
文章を書くときに、読んだ人にどうなってもらいたいのかを考えて書くのだ。
また、読み手と自分の接点をどうつくるかも重要。
つまり、読み手に他人事ではなく自分事(自分に関わる話)と思ってもらうのがポイントだ。
写真でも感情を揺さぶることができる。
ただし、記事の文章や内容と写真がうまく合致すること。
さらに、相手の感情を、最初に下げることも大切。
ギャップをねらって印象に残らせるのだ。
これは、初頭効果と親近効果といい、これを生かす。
初頭効果と親近効果は対面のコミュニケーションでのことで、これをブログにも応用する。
はじめはネガティブな印象を与えておいておき、あとでポジティブな印象にさせるというものだ。
初頭効果と親近効果を体験してもらうため、自身の服装を仕込んでくるという力の入れようだった。
あと、 ブログを書く以前に、自分なりの哲学を持っているかどうかが大事だ。
そして、その哲学をうまく生かすために、心理学を学んで応用していく。
みんなお金を使いたくないのではなく、本当は使いたいが使う理由がないという。
つまり、お金を使うほど心を揺さぶられることがないのだ。
売る側の言いたいことが消費者のところまで届いていないのが現状。
これを消費者のところにブログで届けるように意識してみる。
運営メンバーが交代!生川さん→やぶなおさん
さいごに、生川さんが現在住んでいる福岡が、岡山から遠方であるため、運営メンバーが交代になった。
生川さんに代わり新メンバーとなったのは、岡ブロの常連参加者でもある やぶなお(@yabnao)さん。
岡山で一番勢いのあるブロガーとして注目の人物だ。
参考
やぶなおブログ – 20代の遊びとキャリアを豊かにするブログ
やぶなおさんは、現在20代という若手。
ちょうど2周年の節目で、若き力が加わることとなった岡ブロの今後に期待したい。
感想
生川さんは、自分の店の閉鎖という環境崩壊に直面したとき、闘う場所を変えて、次のステップにつなげるという選択をした。
生川さんを福岡へ呼び寄せた、生川さんの師匠ともえいる方がいうには「環境崩壊は、自分の本心を探るためのちょうどよい機会」とのこと。
誰しも、いつ今の環境が崩壊するかわからない。
私も過去に何度か環境崩壊といえるような経験がある。
しかし、今後さらなる環境崩壊がおこる可能性はじゅうぶん考えられる。
今回の生川さんの話を参考に、環境崩壊が自分の身におこったときどうするか考えさせられた。
自分に過去の経験以上の環境崩壊がおこったとき、自分はどうするだろうか。
次回の岡ブロは、新メンバー・やぶなおさんが講師
次回、令和初の岡ブロは、2019年(令和元年)5月19日(日曜)に、今回と同じ倉敷美観地区のお食事処「カモ井」で開催される。
今回新メンバーとなった、やぶなお(矢吹 直也)(@yabnao)さんが、さっそく講師に。
テーマは「先が見えない令和時代の生存戦略」。
詳細は下記を参照。
参考
先が見えない令和時代の生存戦略。第25回岡山ブログカレッジは5月19日に倉敷美観地区「カモ井」で開催アナザーディメンション