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『味処 栄清丸(えいせいまる)』は、笠岡市のJR笠岡駅すぐ北側にある老舗の海鮮居酒屋だ。
地元・笠岡で水揚げされた新鮮な魚介を使った料理が中心。
そのため時季や、その日の入荷によってメニューが変わる。
また日本酒にも力を入れており、全国各地のこだわりの酒や希少な酒が楽しめるのも魅力だ。
実は栄清丸は明治時代から続く老舗。
海運業から始まり、大衆食堂・居酒屋と形態を変えつつ100年以上の歴史がある。
そんな栄清丸のイチオシポイントを挙げると、 以下のとおり。
- 笠岡で水揚げされた新鮮な魚介を中心にした海鮮料理がたくさんラインナップ
- 活きエビのこうじ漬は長年にわたり人気の栄清丸名物
- おすすめはワタリカニ、寄島牡蠣、サワラ、カシワ煮たやつなど
- 日本酒にこだわり、各地の銘柄がそろっており、中には希少なものも
- こだわりの日本酒3種飲み比べが楽しめる
- 笠岡駅前にあり交通の便がいい
- 創業100年以上の老舗
笠岡の地元の魚介とこだわりの日本酒が楽しめる居酒屋・栄清丸について、メニューや実際に食べた料理、店舗情報などを詳しく紹介したい。
2024年(令和6年)1月時点での情報です
栄清丸の営業時間・定休日・店舗情報など
店名 | 味処 栄清丸 |
---|---|
所在地 | 岡山県笠岡市中央町33-4 |
営業時間 | 17:30〜22:00 |
定休日 | 日曜・祝日 |
電話番号 | 0865-62-2763 |
席 | カウンター:5脚 4人がけテーブル席:4卓 6人がけテーブル席:1卓 4人がけ座敷:2卓 (新型コロナウィルス対策中は上記より減席) |
禁煙状況 | 禁煙 |
駐車場 | 無し |
メニュー
メイン料理は通年と月替わりメニューがある
通年メニュー
栄清丸の食事メニューは月替わりものと、通年のものとがある。
メニューは海鮮料理が多めで、使う海鮮は笠岡漁港で水揚げされたものなど、笠岡近海で捕れるものが多いという。
肉や野菜も笠岡市周辺のものをなるべく使用しているほか、全国から仕入れる店主が厳選する食材も使っている。
時季によって旬の食材が楽しめるが、栄清丸の魅力だ。
ドリンクメニューは全国からセレクトしたこだわりの日本酒がメイン
海鮮などの料理とともに栄清丸がこだわるのが日本酒。
店主が厳選した全国各地のおいしい日本酒がズラリと並んでいる。
時季によって入荷している銘柄や種類が異なるので、来店時にどんなものを置いているのかを、ぜひ店主へ聞いてみてほしい。
日本酒の飲み比べセットもあるので、ぜひ試してみては。
なお日本酒以外にも焼酎やビールなど、各種アルコール類もラインナップしている。
お得なセットもおすすめ。
おすすめの料理メニュー
極上サワラ塩タタキ
岡山でよく食べられる魚の代表格のサワラ。
冬などの寒くなった時季のサワラは「寒ザワラ」と呼ばれ、脂がのって非常においしい。
その寒ザワラを使ったメニューは、寒い時季の栄清丸の看板メニューだ。
とくにおすすめなのが「極上サワラ塩タタキ」。
盛りつけもとても美しく、上には赤タマネギ・大葉・紅タデ・食用キクが山盛りに。
サワラは厚めにカットされ、皮は焼かれて黒っぽい焦茶色の焼き目。
身は白っぽくなった部分と、紅色の部分があり、美しい。
食べるとプニプニ・ムッチリとした弾力ある食感。
噛みしめるたびにサワラのうまみや脂の風味・甘味、さらに焼かれた香ばしさなどが、ほのかな塩味とともに口内に拡散し、なんともいえない絶品の味わいが楽しめる。
サワラ炙り刺し
脂がのった寒ザワラのメニューで、塩タタキとともにおすすめなのが「サワラの炙り刺し」だ。
炙り刺しは刺身の表面を炙ったもの。
塩タタキと同じく、炙り刺しもかなり厚めにカットされており、食べごたえがある。
黒っぽい焦茶色の焼き目が付き、身は美しい薄紅色。
食べるとプニプニ・ムッチリとした弾力ある食感が楽しめ、炙られた香ばしさ、サワラのうまみや脂の甘味などが広がり、志功のおいしさを堪能できる。
寄島牡蠣のカキ天ぷら
寒い時季に登場し、サワラと並ぶおすすめなのが、笠岡の隣町・浅口市寄島町で養殖される牡蠣「寄島牡蠣」だ。
なかでも人気なのが「カキ天ぷら」。
牡蠣の天ぷらとともに、数種類の野菜の天ぷらがいっしょに盛りつけられていて、お得だ。
取材にはナス・シシトウ・キクラゲ・アスパラガスの天ぷら。
別の日には、上記に加えてソラマメもあった。
食べるとサクッと軽やかな食感の衣で、香ばしさがあふれる。
牡蠣の実はプリッとしていて弾力があり、ジューシーさも満点。
ほんのりと苦味を感じる、うまみタップリの牡蠣の味わいが、衣の香ばしさと一体となっておいしく味わえる。
天ぷらは塩と天ツユが提供され、好みの方で楽しめる。
寄島牡蠣のカキフライ
寄島牡蠣のメニューでは定番の「カキフライ」もあり、人気だ。
カキフライとともに千切りキャベツやレタス、ミニトマトなどの野菜がタップリと盛りつけられている。
カキフライの衣はキレイなキツネ色に揚がっていておいしそう。
食べるとカリッと軽快な音と食感とともに、香ばしい風味。
そしてプリプリッとした牡蠣の身の弾力ある食感。
ジューシーでうまみタップリの牡蠣の味わい、衣の香ばしさがタルタルソースのまろやかな風味とよく合う。
ワタリカニ
笠岡や寄島で捕れる「ワタリカニ」は、地域の名物魚介のひとつ。
冬は卵を蓄えたメスが提供され、それ以外の時季はうまみの濃厚なオスが提供される。
取材時はオスだった。
またワタリカニは半身と1/4がある。
取材時は1/4を注文した。
茹でて提供されるワタリカニの身は、ほんのりとやさしい甘味があり、濃厚な味わいが口内に広がってくる。
さらにミソもあり、トロリとした舌触りとともにミソの濃厚かつ独特の味わいが楽しめる。
活きエビのこうじ漬
長年にわたり栄清丸の名物として親しまれているメニューが「活きエビのこうじ漬」だ。
もちろん自家製で、笠岡で水揚げされたエビの殻をむいて、塩をかけて麹の中で約10日間漬けこんだもの。
艶やかな美しいエビは一口サイズ。
食べると甘塩っぱい味わいとともに、麹の風味が広がり、酒がすすむおいしさだ。
アナゴのたれ焼
「アナゴのたれ焼」は、いわゆる蒲焼き。
甘いトロリとしたタレの味わいと、アナゴの香ばしさ、柔らかで滑らかな身の食感、やさしい甘味のあるアナゴの味わいが一体となり、最高においしい。
地ものタコのから揚げ
笠岡で水揚げされたタコの足をから揚げにした「地ものタコのから揚げ」。
衣は白っぽく薄めだが、サクッと軽やかな食感で香ばしい。
タコの身はプリプリで弾力があり、噛みしめるたびにタコのうまみが染み出してくる。
カシワ煮たやつ
「カシワ煮たやつ」は、笠岡ラーメンの上に載っているカシワの煮鶏のこと。
カシワは排卵を終えた鶏(廃鶏)のことで、それを醬油ダレにつけ込んで煮込んでスライスしたものだ。
カシワ特有の噛み応えのある”しうぇー”(岡山弁で”噛み切れない”)食感、そして噛みしめるたびに染み出てくる鶏のうまみと甘辛い醬油ダレの味わいが、酒のツマミにピッタリ。
カシワ煮たやつは、笠岡ならではのメニューといえよう。
牛スジ煮込み
居酒屋のツマミの定番のひとつ「牛スジ煮込み」もある。
甘辛い味がしっかりとしゅんでおり、牛スジ肉はホロホロで柔らかい。
プニプニトロトロの脂身は、甘味があって、甘辛いタレの味と混じり合って酒が進む。
牛ホホ肉のワイン煮
数量限定の「牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」はこだわりのメニューだ。
牛ホホ肉を赤ワインやハーブ・根菜スープで三日間かけて煮込んだもの。
牛ホホ肉は大きめにカットされており、食べると歯の動きに沿うようにホロホロッと崩れ落ちほど柔らかく煮込まれている。
甘辛く深みのある味わいが肉の中にもしっかりとしゅんでいて、肉の風味とともに豊かな味わいが楽しめる。
パンが付いてくるので、残ったソースはパンに付けて食べよう。
あんきも
「あんきも」はややネットリとしていて、なめらかな舌触り。
ポン酢のサッパリとして風味と、まろやかでありながら濃厚なあんきもの味わいがよく合う。
湯豆腐
「湯豆腐」は土鍋で提供され、熱々を楽しめる。
豆腐のほかにもシュンギク、シメジ、エノキタケなども入っていた。
ポテトサラダ
居酒屋の定番サラダ「ポテトサラダ」。
キュウリやタマネギ・ベーコンなどが具材として入っている。
ジャガイモはトロッとした滑らかな舌触りで、ジャガイモの風味やマヨネーズのまろやかな味わいが合わさっておいしい。
おさかなサラダ
「おさかなサラダ」は、タップリのミズナやサニーレタス、ミニトマトなどのサラダの上に、刺身が載った豪華なサラダ。
取材時の刺身は、ハマチとカンパチ。
どちらもコリコリとした食感と脂がよく載っていて甘味があって、非常においしい。
豆腐サラダ
「豆腐サラダ」は、おさかなサラダと同じくタップリのサラダの上に、潰してトロトロになった豆腐がタップリと載っている。
さらにその上からタップリとチリメンジャコもかかり、さらにゴマダレドレッシングも。
瑞々しくシャキシャキの野菜に、トロトロで滑らかな舌触りの豆腐、チリメンジャコの風味に、ゴマダレドレッシングが絡んでとてもうまい。
プリン
「プリン」は自家製だ。
取材時には上に栗の甘露煮が1個まるごとドンと載っていたが、これは時季によって変わるそう。
昔懐かしい硬めの舌触りのプリン。
コクのある甘い味わいに、カラメルソースの甘さとホロ苦さがまとわりつき、最高のおいしさを楽しめる。
笠岡ラーメン
実は栄清丸には裏メニューとして「笠岡ラーメン」がある。
あくまで裏メニューだ。
もともと食事処だった栄清丸は、古くからラーメンも提供していた歴史があり、笠岡市内屈指の古い歴史を持つ笠岡ラーメン提供店でもあった。
鶏ガラベースの醤油スープに斜め切りのネギ、メンマ、カシワ(廃鶏)の煮鶏スライスが載るのは王道の笠岡ラーメンスタイル。
これに豚肉のチャーシューが1枚載っているのが、栄清丸オリジナルだ。
スープは茶色く澄んでいる。
飲むと鶏の奥深いうまみと、醤油の甘辛い味わいが口の中に拡散していく。
かすかにショウガの風味も感じた気がする。
麺は細めのストレート。
固めで注文したが、シコシコとした歯ごたえと、ツルツルとした喉越しで、スープが絡んでおいしい。
カシワの煮鶏はタップリと入っている。
歯ごたえある食感で、噛みしめるごとに甘辛い味付けと鶏のうまみがジワジワと染み出してくる。
煮鶏とラーメンのスープとの相性もいい。
おすすめのドリンクメニュー
日本酒飲み比べセット
「日本酒飲み比べ」は店主がセレクトしたおすすめの日本酒の中から、好きな3銘柄を選んでお猪口1杯ずつ楽しめる。
飲み比べができるので、それぞれの銘柄の味の特色がわかってうれしい。
多賀治 純米大吟醸朝日
「多賀治(たがじ)」は倉敷市児島地区の十八盛酒造がつくる銘柄。
純米大吟醸朝日は名前のとおり朝日米を使った岡山らしい純米大吟醸だ。
フレッシュでフルーティーな香りとキレのある味わいが楽しめる。
天宝一 特別純米八反錦 限定直汲み生
「天宝一」は福山市神辺町にある酒蔵・天宝一の銘柄。
特別純米八反錦 限定直汲み生は、数量限定の貴重な生原酒だ。
フルーティーできれがある味わいで、飲みやすい。
獺祭 純米大吟醸45
「獺祭(だっさい)」は全国的に知られている、山口県岩国市周東町の旭酒造の銘柄だ。
山田錦を45%まで精米した純米大吟醸。
ほんのりとした甘味と、鼻から抜けるフレッシュな香りが楽しめる。
新政 No.6 S-type
「新政(あらまさ)」は秋田市の酒蔵・新政酒造の銘柄。
「No.6(ナンバー・シックス)」は、新政の生原酒シリーズとして人気がある。
「S-type(エス タイプ)」はNo.6の代表的な商品だ。
飲むと、ふくよかな味わいでスッキリとした後口。
奈良萬 純米生酒 中垂れ 無濾過生原酒
「奈良萬(ならまん)」は、福島県喜多方市の夢心酒造(ゆめごころ しゅぞう)の銘柄だ。
純米生酒 中垂れ 無濾過生原酒は、五百万石を55%精米した純米生酒。
華やかな香りと、キリッとしたやや発泡感のある味わいを楽しめる。
十四代 中取り純米吟醸 赤磐雄町
「十四代」は山形県村山市の高木酒造の銘柄だ。
中取り純米吟醸 赤磐雄町は、名前のとおり岡山県赤磐市産の雄町米を使っており、長期低温醗酵させた純米吟醸。
入手困難な希少で人気の日本酒だ。
フルーティーな香りと、フレッシュな甘味や酸味を感じ、飲みやすい味わい。
而今 特別純米 にごりざけ生
「而今(じこん)」は三重県名張市の木屋正酒造の銘柄。
濁り酒なのできれいな乳白色に白濁しており、飲むとほどよい酸味やフルーティーな風味が広がる。
日高見 超辛口純米酒
「日高見(ひだかみ)」は、宮城県石巻市の平孝酒造(ひらこう しゅぞう)がつくる銘柄。
超辛口純米酒は文字どおり辛口度の高い純米酒。
米は「ひとめぼれ」を使用しているそう。
飲むと、たしかに甘味は感じず、キリリとしたキレのよい味わい。
田酒 純米吟醸
「田酒(でんしゅ)」は青森市の西田酒造店がつくる銘柄だ。
スッキリとしたフレッシュな風味が広がり、飲みやすい味わい。
飛呂喜 特別純米
「飛呂喜(ひろき)」は福島県会津地方にある酒蔵・廣木酒造の銘柄。
その特別純米はスタンダードなもののひとつ。
華やかな香りのスッキリ感のある風味だ。
超王禄
「王禄(おうろく)」は、松江市の酒蔵・王禄酒造(おうろく しゅぞう)の銘柄ダ。
超王禄は超辛純米酒。
キレのよい味わいは、料理を引き立てて相性もいい。
生ビール エビス
栄清丸では生ビールも置いている。
置いているのは、エビスビール。
店内のようす・席
店内はテーブル席がメインで、奧に座敷も。
テーブル席は、4人がけが4卓と6人がけが1卓。
座敷には4人がけが2卓あり、繋げて1卓にもできる。
また厨房前に少しだけカウンター席もある。
店内は禁煙だ。
外観・所在地
栄清丸があるのは、JR笠岡駅前。
笠岡駅の北側にある駅前ロータリーの西側に面している。
ちなみにロータリーの反対側(東側)には、ダイニングバーのモルフィッシュがある。
【モルフィッシュ】魚屋が営む地元中心の魚介料理とウィスキーが自慢のバー(笠岡市中央町)栄清丸のイチオシポイント
- 笠岡で水揚げされた新鮮な魚介を中心にした海鮮料理がたくさんラインナップ
- 活きエビのこうじ漬は長年にわたり人気の栄清丸名物
- おすすめはワタリカニ、寄島牡蠣、サワラ、カシワ煮たやつなど
- 日本酒にこだわり、各地の銘柄がそろっており、中には希少なものも
- こだわりの日本酒3種飲み比べが楽しめる
- 笠岡駅前にあり交通の便がいい
- 創業100年以上の老舗
2024年(令和6年)1月時点での情報です
店舗情報
店名 | 味処 栄清丸 |
---|---|
所在地 | 岡山県笠岡市中央町33-4 |
営業時間 | 17:30〜22:00 |
定休日 | 日曜・祝日 |
電話番号 | 0865-62-2763 |
席 | カウンター:5脚 4人がけテーブル席:4卓 6人がけテーブル席:1卓 4人がけ座敷:2卓 (新型コロナウィルス対策中は上記より減席) |
禁煙状況 | 禁煙 |
駐車場 | 無し |
【モルフィッシュ】魚屋が営む地元中心の魚介料理とウィスキーが自慢のバー(笠岡市中央町) 【セコンディー・カフェ】圧巻の30種以上のパスタ!国内外の多彩な銘柄のビールも(笠岡市中央町) 【中華そば 坂本】笠岡ラーメンを知るならまずここから!笠岡市内の現役最古参の老舗(笠岡市中央町) 【いではら】笠岡ラーメンの名店の味を継承!誕生日は半額に!(笠岡市笠岡) 【山ちゃん】坂本直系の王道笠岡ラーメン。早朝から営業する隠れ家的なラーメン店(笠岡市笠岡)