【田吾】福山駅前で府中焼が楽しめる人気お好み焼店！(福山市三之丸町)

広島県府中市では、俗に「府中焼」と呼ばれる独自のお好み焼がある。
最近は東隣の福山市でも府中焼が食べられる店が登場している。

しかし、JR福山駅周辺ではまだまだ府中焼が食べられる店は少ない。

そんななか、福山駅前で府中焼が食べられる数少ない店のひとつが『田吾（たご）』。

府中焼以外にも、一般的な重ね焼きのお好み焼（広島お好み焼）も食べられる人気店だ。

田吾のポイントを挙げるなら、以下のとおりだろう。

そんな田吾について、メニューや実際に食べた料理を紹介していこう。

もくじ

• 1 田吾の営業時間・定休日・店舗情報など
• 2 田吾のメニュー：広島風から府中焼、鉄板焼までそろう
• 3 「府中焼」は一番人気の府中名物
• 4 「ズリ玉そば」は砂ズリ肉のコリコリ感がクセに
• 5 「豚モツの味噌ダレ炒め」はコリコリ感に甘辛いタレの味
• 6 「ネギジャコ玉子焼」はダシの風味が香る
• 7 店内のようす・席
• 8 外観・所在地・駐車場
• 9 田吾のイチオシポイント

田吾の営業時間・定休日・店舗情報など

店名	田吾（たご）
所在地	広島県福山市三之丸町2-6
営業時間	11:30〜14:00、17:00〜21:00
定休日	日曜
電話番号	084-922-5425
席	L字カウンター×10脚 2人がけテーブル×7卓 4人がけテーブル×3卓
禁煙状況	禁煙
駐車場	無し

田吾のメニュー：広島風から府中焼、鉄板焼までそろう

田吾のメニューは、大きくお好み焼、焼そば/焼うどん、鉄板焼の3ジャンルに分かれている。

お好み焼は、肉玉そばなど基本が5種。
いずれも重ね焼き、いわゆる広島お好み焼のスタイルだ。

それに加えて、福山の北西隣・府中市の名物である府中焼が2種ある。

田吾では自家製麺を使っているそう。
店内奥に製麺室があった。

そして生麺を茹でて、そのまま鉄板で焼き上げてお好み焼に使う。

鉄板系以外にもオツマミ系の食べ物や、ドリンクも。

冬には限定で牡蠣を使ったメニューも登場する。

一部のメニューは持ち帰りも可能だ。

「府中焼」は一番人気の府中名物

田吾の一番人気は「府中焼」だそう。

そこで府中焼を「そば」で注文した。
野菜や麺の量は普通で、トッピングはせず。

府中焼の特徴は、簡単にいえば広島と同じ重ね焼きのスタイルで、具材に肉の代わりに多めのミンチ肉（挽き肉）を使用すること。

自家製の中華麺は、少しだけ細めな印象。

ミンチ肉から染み出た脂で麺がカリカリに。
これが香ばしく、スナックのような味わいでうまい。

そして底の生地もカリカリになっていていい感じ。

カリカリ感と香ばしさがクセになる。

ソースも適度な量がかかっている。

ヘラを差し入れた時点で、麺のパリっとした感触が伝わる。

食べてみると非常にパリッパリの歯ごたえ良く香ばしい麺だ。

そこへ、タップリのキャベツのしなやかさと優しいほのかな甘み。
そしてソースの甘さも加わってくる。

さらに、ときどき感じるミンチ肉のプツプツとした食感とうまみも最高だ。

断面を見ると、キャベツのギッシリ感がよくわかる。

断面から除く、たくさんのキャベツと麺。

わかりにくいが、玉子は中央付近のみにある。
これにより、周辺部は玉子のかからない麺のバリッとした食感が楽しめるのがいい。

途中からはマヨネーズをかけて楽しむ。
なお、一味トウガラシもある。

田吾の府中焼、一見薄めに見えたが、食べてみると結構なボリュームがあった。

「ズリ玉そば」は砂ズリ肉のコリコリ感がクセに

広島お好み焼も食べてみた。

その中から「ズリ玉そば」を注文。
鶏肉の「砂ズリ肉（砂肝肉）」を入れているお好み焼だ。
なお、豚肉は入っていない。

ちなみに福山市の西・尾道では、砂ズリを入れるお好み焼を「尾道焼」として名物化する動きもあった。

横から見ると、府中焼よりもややコンモリ感がある。

美しく、そしてタップリとかけられた青海苔とゴマ。

そばは、ソースがかかっていない部分はツルツル感があって印象的。

もちろん、キャベツもタップリ。

断面も見事。

よく見ると、ズリ玉にもミンチ肉は入っているようだ。

断面からのぞく砂ズリ肉。

モヤシもシッカリ入っている。

ほどよいサイズに切断されている砂ズリ。

ミンチ肉が入っているためか、そばは非常にパリパリでせんべいのよう。
そして香ばしい。

でも内側のほうにあるそばは、モッチリとしていて中華麺の風味も感じられる。
そこへソースの甘さが加わり、最高のおいしさに。

そしてモヤシやキャベツのしんなりとした食感とほのかな甘み、みずみずしさがソースの味わいと調和する。

ズリはコリコリとした食感とともにコショウが効いていて、食感も風味もいいアクセントに。

最後にタップリかかった青海苔の風味とゴマのプチプチとした食感と香りがしてきて、たまらない。

府中焼もうまいが、田吾の広島お好み焼もどこかクセになる味わいがあっておいしい。

途中からは、マヨネーズとともに食べた。

田吾は、府中焼も広島お好み焼もどちらも魅力的で、選ぶのに迷いそうだ。

「豚モツの味噌ダレ炒め」はコリコリ感に甘辛いタレの味

田吾は鉄板系のメニューも充実。

その中から気になった「豚モツの味噌ダレ炒め」を注文してみる。

一口サイズのコロコロとしたモツ肉。

プニプニの弾力のある食感に、味噌ダレの甘くちょっとピリ辛な味がからむ。

酒が進む味で、リーズナブルなオツマミとしていい感じだ。

「ネギジャコ玉子焼」はダシの風味が香る

田吾では玉子焼が数種類そろっている。

玉子焼は好きなので注文してみた。

いくつかあるなかから迷ったが「ネギジャコ玉子焼」を頼んでみた。

プルプルの柔らかなとろけそうな玉子焼。

いわゆる出汁巻きで、食べると淡いダシのよい風味が口の中に広がる。

そしてネギのシャキシャキとした歯応えとジャコの歯応えと風味もしてくる。

醤油がついてくるが、醤油をつけなくても十分おいしい玉子焼だ。

店内のようす・席

田吾はカウンター席とテーブル席がある。

なおカウンター席は鉄板から直に食べられ、テーブル席は皿で提供される。

入口をくぐると、手前に厨房とL字カウンターがある。

カウンター席は、全部で10脚だ。

厨房の鉄板とカウンターの鉄板が分離している形状だ。

厨房とカウンターのあるスペースの奥にもスペースがあり、4人がけテーブルがならぶ。

さらに、その奥には製麺室が見える。

入口から向かって右側に仕切りで囲まれたスペースがあり、2人がけテーブルがならんでいた。

ちなみに店内は禁煙だ。

外観・所在地・駐車場

田吾があるのは、福山駅のすぐ南西に位置する三之丸町。

かつてあったビル「キャスパ」のすぐ西に店がある。

一帯は店が多く密集している場所だ。

田吾のすぐ南には、ダイニングバー「オーセンティック・ジャーニー」や大衆食堂・酒場の「さんさん亭」、さらに北側には焼鳥店「すえひろ」などがある。

【さんさん亭】ランチからチョイ飲みまで！安くてうまい、ザ・大衆食堂&大衆居酒屋(福山市三之丸町)

なお駐車場はないので、周辺のコインパーキング等を利用しよう。

田吾のイチオシポイント

福山から府中は近いといっても、府中焼を食べるのにわざわざ府中に行くのは時間がかかる。

そんなとき、福山駅前で気軽に府中焼が食べられる田吾は魅力的だろう。

ズリ玉などの広島お好み焼や、鉄板焼もおいしいのでオススメだ。

近くのオススメ店

【さんさん亭】ランチからチョイ飲みまで！安くてうまい、ザ・大衆食堂&大衆居酒屋(福山市三之丸町)【一丁】福山駅前にある市内有数の尾道ラーメンの人気店(福山市三之丸町)【ゴールデンケチャップ】懐かしのナポリタン専門店！アツアツモチモチの麺が最高！ランチ・チョイ吞に最適(福山市三之丸町)【大黒屋】福山駅前と三吉町にある出雲そばの名店！割子そばや玉子丼・親子丼がおすすめ(福山市)【極とんラーメンとん匠】福山屈指の豚骨チェーン。ほんのり甘いスープとピリ辛高菜！ファミリーや学生に人気【農家食堂 ルオント】地元の新鮮野菜が喰い放題！(福山市三之丸町)