【琥家】まろやか豚骨のシロ、コクがある豚骨のアカの二枚看板！岡山・倉敷の人気豚骨ラーメン店

岡山のご当地豚骨ラーメン店として人気がある『琥家 (こや)』。

一号店の奥田店ができたときは、私はよく通った。

そんな琥家は、岡山市内に3店、倉敷に1店を構えるように。
どの店も開店直後からお客さんが多く、ピーク時には待ち客が多い人気店だ。

久々に倉敷店へ行ってみたら、味わいも雰囲気も以前と変わっていた。
そこで、倉敷店を中心に琥家について紹介したい。

琥家には、以下のようなポイントがある。

岡山屈指の豚骨ラーメン店・琥家についてメニューや実際に食べた料理などについて紹介しよう。

琥家の営業時間・定休日・店舗情報など

琥家 倉敷店

琥家 奥田店

琥家 高屋店

琥家 伊島店

琥家のメニュー

基本のラーメンは、二枚看板の「シロ」と「アカ」。
シロはいわゆる博多風の豚骨ラーメン。
アカはシロをベースに、マー油やトウガラシ味噌が入ったもの。

ほかに「魚介豚骨」「味噌」「担々麺」「つけ麺」などがある。
これらは、シロやアカとは違うベースのラーメンだ。

新たに「まぜそば」もできた。

サイドメニューも充実。
チャーハンなどのごはんもののほか、ギョウザや鶏のから揚げがある。
注目は、「チキン南蛮」。
ラーメン店でチキン南蛮があるのは、めずらしい。
お子様セットもあるのは、子連れにはうれしいところ。

また、ラーメンと各種サイドメニューとのセットも充実しているのもポイント。

平日の15時まで、お得なサービスランチもある。
A〜Fまで、6種類もあるのが驚きだ。

豚骨系ではおなじみの極細麺を用いているラーメンは、麺の固さが指定可能。

もちろん、替え玉もある。
固さも指定できる。
なんと、学生は替え玉1玉が無料に。

卓上には、替え玉用のタレとギョウザのタレなど。

さらに豚骨ラーメンに定番の辛子高菜漬けに紅ショウガ。
これに、辛子モヤシが置いてある。

紅ショウガは色が薄いが、甘みが強めで適度な酸味があっておいしい。

また、豚骨ラーメンの定番の生ニンニクもある。

ラーメンは豚骨をメインに魚介豚骨や味噌・つけ麺など数種類がラインナップ

琥家は、看板のシロとアカを筆頭に、いろいろなラーメンがある。

一部を紹介しよう。

「シロ」はスタンダードな豚骨ラーメン

琥家の看板ラーメンである「シロ」を注文。

白いスープだからシロという名前だ。

シロは、いわゆる博多ラーメン。
スタンダードな豚骨ラーメンだ。

具はモヤシ、キクラゲ、ネギ、チャーシュー。

スープは適度な豚骨感があってうまい。

コッテリしすぎず、甘味と適度な塩味で食べやすい。
ドロッとしたような舌触りの濃厚な豚骨スープとはひと味違い、スッキリとしたのど越しだ。

替え玉後にゴクゴクとつい飲み続けて、最後には飲み干してしまった。

麺は極細ストレート麺。

博多ラーメンらしい麺だ。
固めが好きなので「ハリガネ」で注文。

チャーシューは薄いのが二枚。
薄桃色をしていてローストポークのような感じで、美しい。

赤みと脂身のバランスがよく、食感も味もいい。

「アカ」はシロに少しコッテリ+ピリ辛をプラス

琥家の創業時からある、シロとならぶ看板ラーメンの「アカ」。

シロをアレンジしたラーメンだ。

スープの上には、マー油、中央にトウガラシ味噌。

さらに、チャーシューはシロとちがって厚めで大きいのが一枚ドガッと載る。

スープは、シロと同じ豚骨スープ。

そこに細かめのブタの背脂が散らされている。

マー油を混ぜて加えると独特の香ばしさとニンニク風味、そしてほろ苦さが、豚骨の甘めのスープに混じり、いい感じに。

さらにトウガラシ味噌を混ぜると、ほどよいピリ辛感もくわわる。
といっても少量なのでピリ辛さはあまり目立たない。

背脂は細かくとろけるような柔らかさで、コッテリ感が増す。

麺は、シロと同じく極細のストレート。

チャーシューは、シロはローストポークっぽいのだったが、アカは一般的なチャーシューのスタイルだ。

脂身と赤身が4:6か3:7くらいの割合のチャーシューで、厚みもある。

適度な甘辛さの味付け。
赤身はホロホロで肉のうまみがほどよく楽しめる。
脂身はトロトロで甘い。

厚めで大きいので食べごたえありだ。

アカは、全体的にシロよりややコッテリした印象だった。

「魚介豚骨」は豚骨スープに魚介ダシや煮干し醤油がプラス

「魚介豚骨」を注文。
豚骨スープに魚介風味がプラスされたラーメンだ。

中央には海苔、その上に魚粉がタップリと載っている。

そのほかの具材は、チャーシュー、メンマ、ネギ、太モヤシ、ネギ。

スープの色は、透明感のないベージュ。
いいあんばいの甘塩っぱい豚骨醤油スープ。

魚粉を混ぜると、甘塩っぱい味に魚粉の風味がよいハーモニーとなり、味わい深くなる。

麺は、太めのちぢれ麺。
シロやアカと異なるタイプだ。

モチモチとした食感で、スープがよく絡んで食べ進む。

チャーシューは二枚。
シロに入っていたような、ローストポークのようなチャーシューだ。

赤身と脂身が7:3くらい。
黒コショウが少し載る。

味付け薄めで、肉の味わいが楽しめるタイプのチャーシューだ。

脂身部分はプリプリとした食感。
赤身は薄桃色で、スープにしばらくつけると色が変わっていく。

メンマが特徴的で、正方形の厚みのあるのが二枚。
コリコリとした歯ごたえと、メンマの味わいが楽しめる。

魚介豚骨は、シロやアカと違った、なかなか味わい深いおもしろいラーメンだと思う。

「つけ麺」は極太縮れ麺に豚骨+魚介のスープがよく絡む

琥家には、「つけ麺」もある。

つけ麺だけのサービスとして、学生は学生証提示で50円引きになるそう。

つけ麺は、小盛・中盛・大盛があり、さらに冷盛と熱盛がある。
なお、冷・熱というのは麺のことで、つけ汁は熱いもののみだ。

取材時は、中の冷盛を注文してみた。

麺は中盛でも、予想以上になかなかのボリューム感があった。

上にはメンマと味玉半玉、短冊状の海苔が乗っている。

つけ汁もおいしそう。

つけ汁はベージュ色。
透明感はないので、一見しただけでは中にはネギ以外にどんな具材が入っているかわからない。

スープは濃いめの甘辛味で、豚骨ダシの甘めの風味に魚介の風味も。

スープには、細かめのトロトロの背脂も浮く。

短冊形に切られたチャーシューは小さいサイズから大きめサイズまである。

特徴的なのが、なかにイカ天(イカ姿フライの細切れ)が入っていること。

スープの風味に背脂の甘味、イカ天のしんなりとした食感と風味がアクセントに。

海苔の風味もスープと合う。

メンマはやや太めでやわらかめながらコリッとした食感もいい。
メンマの味付けはやや濃いめな感じ。

味玉はちょっと固茹で気味の半熟だ。

麺はかなりの極太サイズ。

長さは短めな気がする。

シッカリと麺をつけ汁に浸して食す……

ほどよい縮れ感と太い麺が、つけ汁によく絡んでうまい。

琥家のつけ麺は、なかなかおいしくてあなどれない。
イカ天はめずらしく、しかも意外にもなかなかうまい。

セットメニュー&サイドメニューも豊富

琥家ではサイドメニューも豊富だ。
そして、ラーメンとサイドメニューを組み合わせたセットも充実。

とくに平日昼限定のランチセットは、お得でおすすめ。

「シロ Eセット」はシロ+チキン南蛮+ごはん。「チキン南蛮」は意外においしくあなどれない

琥家では、ラーメン店としてはめずらしく「チキン南蛮」がある。
チキン南蛮は、私の好物のひとつだ。

15時までのランチセットの「Eセット」が、ラーメンにごはんとチキン南蛮が付くので、Eセットを即注文。

本業がラーメン店のため、洋食であり関連性のうすいチキン南蛮は正直あまり期待していなかった。

しかし、実際食べてみると予想外においしく、なかなかあなどれないと思ったのだ。

琥家のチキン南蛮は、タルタルソースと甘酢がやや多め。

甘酢は味が強すぎずいい感じだと思う。

タルタルは滑らかな舌触りでクリーミー。

衣はサクッと軽快な食感だ。

肉はプリッとしていてジューシーで、なかなかおいしい。

ほかのセットでも付いている、白いごはん。

定番のサイドメニュー「チャーハン」

ラーメン店の定番サイドメニューのひとつ「チャーハン」。

具は玉子、ニンジン、タマネギ、ネギ、チャーシュー。

ごはんは、ややモッチリした食感。

玉子は一切れが大きめ。
味付けはやや薄めだ。

「チャーシューめし」は甘辛いタレがおいしい

琥家では、チャーハンのほかにもごはんものがいくつかある。

そのうちの「チャーシューめし」。

ごはんに甘辛いタレ、サイコロ状のチャーシュー、刻み海苔とネギを載せたものだ。

タレは見た目ほど味は濃くなく、ゴマ油の風味が香るのがいい。
ごはんとの相性もバッチリ。

チャーシューはラーメンのと違い、甘辛く味付けされている。

チャーシュー、ごはん、タレを同時にかき込むと、たまらない美味しさに！

「ギョウザ」は小ぶりの一口ギョウザ

チャーハンと並んで、ラーメン店の定番サイドメニューの「ギョウザ」。

琥家のギョウザは、やや小ぶりサイズ。
いわゆる「ひとくちギョウザ」だ。

片面はコンガリと香ばしく焼かれている。

上側や横側は、白く艶のある皮だ。
皮は薄めに見えたが、けっこうモッチリ。

中のアンはけっこう肉感があって、おいしかった。

添えられた明太子でアッサリとした食べるのもいい。

琥家 倉敷店の店内・席

琥家 倉敷店の店内は、カウンター席とテーブル席がある。

厨房前にカウンターが14席ある。

L字型になっていて、上記は10席分。

さらにL字のもう片方側に4席ある。

テーブル席も2ヶ所に分かれている。

道路側に、6人がけテーブルが4卓ならぶ。

そして、駐車場側に4人がけテーブル席が4卓。

テーブル席はいずれもベンチタイプのシートだ。

なお、店内は全面禁煙。

琥家 倉敷店の外観など

琥家 倉敷店があるのは、国道429号線沿いだ。
道路の北側に面してる。

県道469号線(倉敷総社線)との三叉路から西へ約100m。
また、「浜ノ茶屋北」交差点からは東へ約250mの地点だ。

敷地内に駐車場があるが、奥側の駐車スペースは狭いので方向転換しにくい。

奥側の駐車スペースへ停める場合は、敷地入口の広いところで転換し、バックで奥へ入っていくのがいいかもしれない。

琥家のイチオシポイント

琥家について、どこか博多に本店がある「一風堂」を彷彿とさせないだろうか。
シロとアカという二枚看板も同じだ。

聞いた話によると、創業者は一風堂で修業したとか。

しかし、シロもアカも一風堂とは少し味わいが異なりる。
とくにアカは違いが明瞭だ。

奇しくも倉敷店ができた数年後に、すぐそばに一風堂の支店ができているが、琥家の人気は変わらず。
豚骨系以外のメニューも増え、サイドメニューにチキン南蛮があるなど、個性もある。

人気店なのでお客が多くて行きにくいのが難点だが、ピーク時間帯を外せば行きやすいだろう(それでも時間帯のわりにはお客は多い)。

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店舗情報

琥家 倉敷店

琥家 奥田店

琥家 高屋店

琥家 伊島店