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岡山県の最南東に位置する備前市日生町(ひなせちょう)は、全国有数の牡蠣の産地。
そして、その牡蠣をふんだんに使ったお好み焼「カキオコ」が名物料理として人気である。
どこを切っても牡蠣が出てくるほどたくさんの牡蠣を入れたお好み焼だ。
そんなカキオコを提供するお好み焼店が密集しているのが、日生町の中心市街地。
日生の中心部で1962年(昭和37年)に創業した、「カキオコ」の名前が生まれた店がある。
それが『ほり』。
平日の昼時、さらに休日には全営業時間中、多くのお客が訪れ行列ができる人気店だ。
ほりの注目ポイントをピックアップすると、 以下のとおり。
- 牡蠣がタップリのカキオコ、カキモダン
- 牡蠣は1.5倍や2倍に増量可能
- 焼そば・焼うどん・焼めし・ちゃんぽん焼・ネギ焼・そばめしなども牡蠣入りにできる
- 牡蠣・エビ・イカ・ブタが一気に楽しめるカキノミクス玉
- お好み焼は重ね焼なのに混ぜ焼のような味わいもある日生オリジナルの焼き方(日生焼)で、生地にトロトロ感がある
- 牡蠣のシーズンには生牡蠣、オフシーズンには冷凍牡蠣を使い、通年でカキオコが楽しめる
- 夏はエビオコもおすすめ
- 朝10時から開店している
そんな日生名物・カキオコが楽しめる店・ほりのメニューや実際に食べたカキオコなどの魅力、営業情報などを詳しく紹介!
もくじ
ほりの営業時間・定休日・店舗情報など
店名 | ほり お好み焼店 |
---|---|
所在地 | 岡山県備前市日生町日生886-5 |
営業時間 | 10:00〜15:00 |
定休日 | 水曜 |
電話番号 | 0869-72-0045 |
席 | L字カウンター×6脚 5人がけテーブル席×2卓 |
禁煙状況 | 禁煙 |
駐車場 | 有り(第1・2) |
ほりのメニュー
ほりのメニューは、お好み焼はもちろん、鉄板系がいろいろそろっている。
- お好み焼
- モダン焼(麺入りお好み焼)
- 焼そば
- 焼うどん
- 焼めし
- ネギ焼
- チャンポン焼(焼そば・焼うどんのミックス)
- そばめし
そしてお好み焼・モダン焼・焼そば・焼うどん・焼めしは、それぞれ以下の具材が選べる。
- ブタ
- イカ
- エビ
- 牛
- ミックス
さらに名物の牡蠣入りメニューは、以下のとおり。
- カキオコ(牡蠣入りお好み焼、豚肉なし)
- カキブタ玉(牡蠣入りブタ玉お好み焼)
- カキモダン玉(牡蠣・麺入りお好み焼、豚肉なし)
- 牡蠣入りネギ焼
- 牡蠣入り焼そば
- 牡蠣入り焼うどん
- 牡蠣入り焼きめし
- 牡蠣入りチャンポン焼
- 牡蠣入りそばめし
- 牡蠣鉄板焼
基本的に鉄板系メニューは、ほとんど牡蠣入りにできるようだ。
なお、牡蠣入り系メニューはカキブタ玉以外は豚肉は入らないので、肉気が欲しい場合はトッピングとして追加する必要がある。
また入れる牡蠣の量は増加可能。
1.5倍の「カキ増量」と、2倍の「カキ倍増」がある。
メニューにはカキオコの増量しか書いていないが、ほかのメニューでも増量可能だ。
ただしメニューによっては、内容の関係で物理的に2倍増はできないものもある。
カキノミクス玉という、牡蠣とエビに以下、豚肉まで入る豪華なお好み焼もある。
牡蠣系メニューでは、牡蠣入りそばめしがけっこう気になった。
シンプルに牡蠣の鉄板焼もそそられる。
なお、いずれのメニューも大盛可能。
ちなみに牡蠣が旬の時季(だいたい11月〜4月上旬)は生牡蠣で提供され、それ以外の時季は冷凍牡蠣で提供される。
生牡蠣のほうがおいしいが、冷凍のほうがうまみが濃縮されておいしいという人もいるとのこと。
また生牡蠣がオフのシーズンは、日生で水揚げされたエビをタップリと使った「エビオコ」もおすすめだそう。
卓上には、一味トウガラシ、激辛トウガラシ、青ノリ、激辛ソース、お好みソース、紅ショウガ。
お好み焼にはソースのみがかかって提供され、それ以外の薬味は卓上のものでセルフ方式でおこなう。
おすすめメニュー
「カキモダン玉+豚肉+牡蠣増量(1.5倍)」はプリプリジューシーな日生産牡蠣が大量に楽しめる!
カキオコもいいが、少しボリューム感が欲しいので「カキモダン玉」にした。
カキモダン玉は、はカキオコに麺(そばorうどん)を入れたもの。
これに豚肉を追加した。
メニューにないが「カキ豚モダン玉」というらしい。
麺はそば(中華麺)を選択。
さらにタップリと牡蠣を楽しみたいので、「牡蠣増量(1.5倍)」にしてみた。
なお聞いた見たら、カキ豚モダンは「牡蠣倍増(2倍)」は物理的に不可とのこと。2倍にするためには、カキ豚モダン全体を大盛にする必要があるとのことだったが、ちょっと量的に厳しそうだったのでこれは断念。
ほりのお好み焼の焼き方は、日生オリジナルの「日生焼き」だそう。
重ね焼きと混ぜ焼きを折衷させたようなスタイルだ。
まず鉄板に生地を広げる。
これは広島などの重ね焼きと同じ。
しかし広島の重ね焼きは生地はごく薄く焼くが、ほりではけっこう厚めに焼いている点が異なる。
また広島のお好み焼では、きれいに丸く円を描くように生地を広げるが、ほりはかなりアバウトな形の円形だ。
生地にはダシが加えられているそうで、これは混ぜ焼きと同じ。
生地の上にはたくさんの千切りキャベツを載せる。
そして横で麺を炒める。
麺はゆで麺で、炒めるときにソースで味付けをしている。
炒めた麺をキャベツの上に載せる。
その上には刻みネギやカツオ節、天カスなど。
麺を入れない場合は、キャベツの上にすぐ、刻みネギ・カツオ節・天カスが載る。
そしてその上に、大量の牡蠣が載る。1.5倍なのでかなりの量だが、ほかの人が注文した普通サイズのカキオコでもかなりの量だ。
店によって牡蠣を炒めてお好み焼に入れる店もあるが、ほりは炒めずにそのまま生牡蠣を載せている。
お好み焼きのまわりを囲うように、豚肉をトッピング。
最後に上から生地をかける。
広島の重ね焼きでは、繋ぎとして少量だけ生地をかけるが、日生焼きではタップリとかなりの量の生地をかけていく。
そして反転させて焼いていく。
焼けたら再反転。
そして、横で玉子を焼く。
玉子が焼けたら生地全体を……
……再々反転させ、玉子の上に載せる。
ふたたび反転させて玉子側を上にして、完成。
上からソースをかけて提供される。
青ノリや紅ショウガなど、ほかのものはセルフで。
お好み焼は、かなり分厚くボリュームがある。麺入りで牡蠣増量にしていることもあるが、それを差し引いてもかなり厚みがある。
牡蠣の量もタップリだが、キャベツもシッカリ入っていて、存在感がある。
食べる前から牡蠣の存在がシッカリと視認できる。
ソースは甘味と酸味のバランスがよく、思ったより味が濃くなくサッパリしている。そして思ったよりスパイシーさを感じる。
スパイシーというのは、ピリ辛というわけではなく、スパイスの風味が感じられるということだ。
食べると、キャベツのシャキシャキとした食感とほのかな甘味に、焼かれた生地の香ばしい風味に、トロトロの生地の食感がたまらない。
重ね焼きなのに混ぜ焼きのように生地がしっかりと味わえる点が、広島の重ね焼きと違う点だ。
しかも混ぜ焼きのようなフワフワとかフワトロといった食感ではなく、トロトロとした食感なのがいい。
タコ焼きの生地のトロトロ感に近い気がする。
そしてソースのスパイシーな風味やカツオ節の風味も加わってくる。
また麺はやや太めで、モッチリ感があり、スパイシーなソースの風味がする。
そしてメインといえる牡蠣。
とにかく牡蠣の量がすごい。
おおむねどこを切っても牡蠣に遭遇する。
これぞ、日生のカキオコの醍醐味。
牡蠣はプリプリとしていて柔らかく、牡蠣特有の風味が濃厚で、ジューシーだ。
これにソースのスパイシーさや生地やキャベツの風味が加わってくると、たまらない。
また豚肉はけっこう厚みがあって食べごたえがある。焼かれて香ばしく、豚肉特有の脂身などの甘味もじゅうぶんに楽しめる。
店内のようす・席
店内はこぢんまりとしている。
奥側にL字カウンターがあり、席は6脚。
窓側には、5人がけテーブル席が2卓ある。
テーブル席はふだんは4人がけで、予備の椅子を加えて5人がけにできるそう。
全部で最大で16席ほどだが、平日の昼時、休日はほぼ一日、大勢のお客が行列をして待つという。
なおすべての席に鉄板が備え付けてあり、鉄板から直食いできる。
店内は禁煙だ。
外観・所在地・駐車場
ほりの店舗はまさに町のお好み焼屋さんといったたたずまいの外観で、緑色の外壁が印象に残る。
場所は、日生町中心部の国道250号線のひとつ北側の小さな通り(商店街)沿い。
通りの南側に面している。
店の敷地自体は商店街から国道まで南北に長い形なのだが、店舗の入口は北側の商店街側。
国道側は、軽自動車・二輪車専用の駐車場になっているので、軽自動車・二輪車の場合は国道側から駐車場に入れる。
普通車の場合は、商店街沿いのほりの店舗の北西向かいに駐車場があるので、ここに駐車しよう。
全部で9台分あった。
もちろん、軽自動車も駐車してよい。
ただし人気店のわりに駐車場の台数は少なめで、駐車場への道も狭い。
近くにある市営駐車場に停めて、歩いて向かうのがおすすめだ。
ただし休日は、早く行かないとここも満車になる。
なお鉄道で行く場合は、JR赤穂線の日生駅を利用することになる。
日生駅からは、西方面へ約1kmだ。
ほりのイチオシポイント
- 牡蠣がタップリのカキオコ、カキモダン
- 牡蠣は1.5倍や2倍に増量可能
- 焼そば・焼うどん・焼めし・ちゃんぽん焼・ネギ焼・そばめしなども牡蠣入りにできる
- 牡蠣・エビ・イカ・ブタが一気に楽しめるカキノミクス玉
- お好み焼は重ね焼なのに混ぜ焼のような味わいもある日生オリジナルの焼き方(日生焼)で、生地にトロトロ感がある
- 牡蠣のシーズンには生牡蠣、オフシーズンには冷凍牡蠣を使い、通年でカキオコが楽しめる
- 夏はエビオコもおすすめ
- 朝10時から開店している
ほりは、1962年(昭和37年)創業した老舗のお好み焼店。
店にはカキオコ発祥店との看板があったが、「カキオコ」という名称の発祥店という意味のようだ。
牡蠣をお好み焼に入れるということ自体は古くから各地にあるだろうが、日生のカキオコは量が違う。
トッピング・追加取材ではなく、牡蠣がメイン具材・主役のお好み焼だ。
しかも、ほりは日生独自の焼き方なのも注目。
ほりで、牡蠣の名産地・日生の牡蠣が存分に味わえるお好み焼を食べてみて欲しい。
夏の日生産エビが大量に入った「エビオコ」や、牡蠣とエビの両方楽しめる「カキノミクス」もおすすめだ。
店舗情報
店名 | ほり お好み焼店 |
---|---|
所在地 | 岡山県備前市日生町日生886-5 |
営業時間 | 10:00〜15:00 |
定休日 | 水曜 |
電話番号 | 0869-72-0045 |
席 | L字カウンター×6脚 5人がけテーブル席×2卓 |
禁煙状況 | 禁煙 |
駐車場 | 有り(第1・2) |