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先日、ライターの俵谷龍佑(@tawarayaryusuke)さんの主催するライティング講座に参加してきました。
場所は東京だったのですが、久々の東京訪問となりました。
新幹線で品川駅で下車するのも初めて。
遠方でしたが勉強だけでなく気分もリフレッシュすることが出来ました!
私はWebサイト制作を業務としておりましたが、仕事やブログの執筆などを通じてライティング業務にも関心が強くなりました。
さらに私の特性を考えても向いていると感じています。
ストレングス・ファインダーで私は「学習欲」「内省」「収集心」「責任感」「分析思考」などが上位にあります。
これらはライティングの仕事にマッチしているんじゃないかと。
またライティングはクラウドソーシングではコーディングなどWebサイト制作関係よりも案件が獲得しやすいのも魅力(ピンからキリまでありますが)。
現在、ライティング業も少しずつ幅を広げております。
今後、より一層の精進をするために、ライターとして活躍されている俵谷さんの講座を受講してみました。
もくじ
俵谷龍佑とは?
俵谷龍佑(たわらや りゅうすけ @tawarayaryusuke)さんは東京都を中心に活動するライターです。
ライターのかたわらブログ『おれじなる』運営、音楽イベントの主催、Web集客の専門家としての業務など多彩な活動をされています。
まったくのライティング未経験からフリーランスとして独立。
着実に実績を積み重ねてライターをメインに生計をたてるまでに至りました。
現在もライターをメインに多忙な日々を送っておられます。
プロフィール|おれじなる
私が俵谷さんの講座を選択したのは、俵谷さんがブログにてライターとして取り組んでいく日々をときおり公開しており、その着実なライター活動がおおいに参考になったからです。
またライターとしての真摯な姿勢にも共感が持てました。
今回のライティング講座は2回目となります。
3〜4人程度の少人数制の講座で、俵谷さんが日々の執筆業務から学んだノウハウを基に学んでいくスタイルです。
私は今回が初参加となりました。
場所は東京都調布市『co-ba chofu』
開催場所は東京都調布市にあるコワーキングスペース『co-ba chofu』。
co-ba(コーバ)というのは全国各地に支店を構えるコワーキングスペースです。
co-ba chofuはこんなところ
調布駅から南へ500mほど行ったところ。
上記ビルの地下にあります。
地下を降りていくと
目の前にインド料理店とタイ料理店が向かい合っています。
本当にここで合っているのか少し不安になりますが、
このアジアンな雰囲気の通路を進み…
突き当たったところにco-ba chofuがありました。
中は五角形のテーブルがいくつかあるのが印象的です。
全体的に木材のイメージで温かな雰囲気。
ビルの地下という感じはありません。
コワーキングスペース内の一角に狭めの座敷の部屋があります。
ここが今回のライティング講座の会場となりました。
講座のテーマは「表現力」
講座のテーマは表現力。
文章を執筆していく上で、自分の独自性あるものを書いていくには表現力は必須です。
今回の講座は、レジュメを元にしながら、俵谷さんが出されたお題をみんなで考え発表。
それを俵谷さんがコメントし、模範解答とお題のポイントを解説。
こういった流れで展開していきました。
俵谷さん自身が、講座を開催するときにはワークを中心に行いたいとの思いからこのような形式になったそうです。
今回の講座は「コンテンツライティング」を想定したもので、まずはコンテンツライティングとは何か?との説明がありました。
そしてフリーランスのライター業のメリット・デメリット、仕事内容の簡単な説明。
その後、表現力を学ぶワークへと進んでいきました。
学んだこと
コンテンツライティングやライター業務について
コンテンツライティングとは? コンテンツライティング時の注意点
- コンテンツライティングとは「与えられたテーマの記事を自分の知識や体験に基づいて執筆する」こと。
- 他人の意見を転用しない。自分の言葉で伝える。引用はOK。
- 書くことよりも調査に時間がかかる。調査のプロセスが重要。
- 面白さや主観的なことよりも、読みやすさや分かりやすさが求められる。→ 表現力にも通じる
フリーランスのコンテンツライターの良い部分・厳しい部分
良い部分
- チームで動く必要がない。時間・場所に制限がない。
- 写真撮影や取材スキルが不要(ただし案件によっては必要になることも)。すぐ始められる。始めるハードルが低い。
- 常に新しい物事・情報をインプットできる。
厳しい部分
- 単価が低い。買い叩かれがち。
- 他のライターとの差別化がしにくい。
- 署名記事(名前が記事に載らない)として書けないことも多い。
- 編集者がいないケースが多く、スキル磨けない。スキルは自分で習得する必要がある。
※編集者とは記事を管理・監督する人
主な依頼の種類
- 特定のテーマを持つコラム
- オフィスやデザインソフトの説明記事
- ニュース記事(自分の意見を添えるケースもある)
- ライフハック系の記事
ライティングにおける「表現力」とは?
大前提として大切なこと
自分の頭の中のことをそのまま言葉にしないこと。
なぜなら伝えたいことをストレートに書くと、そこには自分の視点しかないから。
トゲがあるように見えたり、攻撃するような言い回しに聞こえてしまって炎上の恐れもある。
大切なのは表現力はセンスではなく技術・ノウハウということ。
つまり鍛えれば表現力は誰でも向上する。
まずは技術を知り、それを使っていくことが大切。
つい相手が動いてしまう「表現力」に必要なこと
相手の頭の中をじっくりと考えてみる
相手がいて初めて表現は生きる。 ※相手=ペルソナ
相手の「メリット」と一致する表現を考える
- 相手の興味があること、好きなことをネタにする (片面提示)
- 嫌いなこと、回避することを利用する (防衛反応)
- 限定感をうまく駆使する (希少性の原理)
- 人の「承認欲求」を引き出す (ハード・トゥー・ゲット)
- ゴリ押しのセールストークではなく、感謝の意を示す (返報性の原理)
- 「一緒に〜する」を強調 (バンドワゴン効果)
相手の心をグッと掴む「表現力」に必要なこと
言葉をリピートさせる (リピート法)
言葉をリピートさせることで伝えたいことを強調できる。
応用して、言い方を変えながら文全体で強調ワードを何度も織り込む。 ※SEO的にも効果あり。
言葉に高低差をつける (ギャップ法)
言葉に高低差をつけるとは正反対の意味の言葉を組み合わせるということ。
前半に反対語の言葉を仕掛けることにより、後半の伝えたいことがスッと胸に落ちる。
サプライズワードを入れる (サプライズ法)
感嘆記号(!)を入れる。
「あっ」「えっ」「実は」「そうだ」「ほら」「びっくり」など。
体の変化を言葉にする (赤裸々法)
普段意識しない、感情によって現れる体の変化をあえて言葉にする。
書きたい文章の中で、自分の体はどのような変化が起こっているか(微細でも)を重点において考えると良い表現が生まれる。
その他のポイント
内容面でのポイント
政治・宗教・人種などに触れない。個人の価値観により大きく意見が異なり正解がないシビアなもの。そのため炎上の元になる可能性も。
またディスる書き方はだめ。ディスられた側からの炎上にある可能性あり。
ライティングスピードアップのコツ
自分の「型」を作る。
さらにネタの系統に合わせて数種類用意すると良い。
また長文執筆の時はエクセルを活用して執筆するのも手。
ブログ継続のコツ
良い記事を書こうと思わないで書く。
毎日記事を書く。
1記事の字数は1500字前後が適切。
あまり長いと読まれない。短いと質的に低く感じられる。
フリーでコンテンツライター業をする時のポイント
執筆作業のコツ
依頼された記事は、締め切り前まであれこれ考え続けるのではなく、まず仕上げて提出した方が、結果的に楽。
相手方より訂正すべきことを指示されるため、それに従って修正作業ができるので効率的。
単価について
またライター駆け出しの頃は、1文字1円を目安にしていくのが良い。
そして慣れてきたら文字単価で仕事を考えない。
1記事の内容(質)と文字数(量)などを全体を考慮して価格を決める。
案件探しについて
案件の探し方のポイントは、インターネット検索で「オウンドメディア 代行」「文字単価○円」「プレスリリース 代行」などをキーワードにして探す。
またWebサービスの「Wantedly」にもライティング案件がある。
外注について
記事執筆を外注するときは必ずマニュアルを用意する。
やってほしいこと、やってはダメなことを文章化して明示することで、ライターが書きやすくなり、無駄な添削などの時間がなくなる。
参考書籍
俵谷さんから、今回のライティング講座にあたり参考となる書籍を紹介していただきました。
- 佐々木 圭一『伝え方が9割』
- 神田昌典の本
- daigoの心理学の本:読みやすい。ポイントを押さえて簡潔に説明されている。
まとめ
今回のライティング講座で印象に残ったのは俵谷さんのおっしゃった「表現は作れる」「表現はセンスではない」という言葉。
効果的なフレーズや組み合わせを知っているかどうか。
知識やノウハウを知り、そしてそれの実践の積み重ねで表現は増えていくのだ。
知識やノウハウを知ったら、まずは友達との会話、仕事上で作成する資料・書類、個人のブログなどから実践してみる。
その実践の繰り返しにより表現力は磨かれる‼︎