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鉄道や道路を利用していると、しばしば「上り」「下り」という表現を聞きます。
でも、よくよく考えてみると、どっちが上りでどっちが下りか分からないって事がないでしょうか!?
実は、ちゃんとした基準があるのです。
上り・下りは東京が基準!
結論から言えば、見出しの通り、東京に向かっていく方面が上り。
その逆で東京から離れていく方面が下りです。
元々、古代より日本は都に向かっていく方が上り、その逆が下りでした。街道もその原則となっています。
明治になり天皇が東京に移りました。そして、道路網や鉄道網も明治になってから整備されていったため、道路や鉄道の上り下りの基準が東京となったのです。
なお、例外も少ないながらあります。
例えば地方の限られた地域で活動している鉄道などは、その地域の中心地区へ向かう側が上り、その逆が下りとなっている場合もあったりします。
現状は使用減少傾向
最近の傾向として、鉄道会社や道路管理組織などは上り・下りの表現をあえて使用せず、行き先方面にある主要都市や駅の名を用いて○○方面と呼ぶことが多くなっているようです。
いままでは上り・下りの表現は何となく分かった気がしていた利用者も、よくよく考えてみると何が基準で上り・下りなのか分かりにくいという事に気づき、もしかした変更を求める声が増えたのかもしれませんね。
私は、10年ほど鉄道関係の仕事をしていましたが、就職するまで上り・下りの基準は知りませんでした。
就職してからは、仕事で日常的に使用していたため体に完全に染みついてしまい、プライベートでも多用していました。
鉄道や道路を上り・下りで表現するのは、業界関係者だけとなる日も近いかもしれませんね。