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広島県の南東部にある府中市には「府中焼き」というご当地料理・ご当地お好み焼きがある。
その府中焼きが食べられる店の代表格のひとつが『古川食堂 (ふるかわ しょくどう)』。
古川食堂は広島県府中市の中心部にあるお好み焼きをメインとした食堂で、昭和36年に開業し、創業50年以上の老舗だ。
古川食堂の人気のポイントは、以下のとおり。
- 挽き肉入りが特徴の府中焼き
- 挽き肉+牛肉や豚肉が入るメニューもある
- 焼き飯も挽き肉入りでおいしい
- 独自メニューの「赤ゴジ」
- 創業時からつゆを継ぎ足しているおでん
- テーブル席や座敷もあって子供連れでも行きやすい
そんな府中の名店、古川食堂を紹介しよう。
2019年9月時点での情報です。
もくじ
古川食堂の概要
店名 | 古川食堂 (ふるかわ しょくどう) |
---|---|
所在地 | 広島県府中市府中町898-1 |
営業時間 | 11:00~21:00 |
定休日 | 水曜 |
電話番号 | 0847-41-4401 |
禁煙状況 | |
駐車場 | |
HP | お好み焼き古川 | 伝統の味新しい味を楽しめる店 |
SNS | |
備考 |
そもそも府中焼きとは?広島式お好み焼きの派生で豚ミンチを使用
府中焼きは、広島県府中市のご当地料理だ。
もともと広島市で発祥した広島式のお好み焼きは、基本的には広島市を中心とする広島県西部地方の文化である。
県東部である府中市は、広島式の圏外であったが、高度経済成長期期だった昭和40年代に、広島式をベースにした府中市独自の形態のお好み焼きを提供する店が登場した。
家具製造や繊維産業など、地場産業が多い府中では、共働きの家庭が多かった。
そのため、親が不在の子供向けに安くボリュームある食べ物を提供しようと生まれたのが、府中焼き(府中式お好み焼き)。
焼き方などは広島式とほぼ同じで、具材が異なる。
府中焼きの主な具材・特徴は、以下のとおり。
- 肉は牛や豚のバラ肉ではなく、挽き肉(ミンチ肉)を使う(豚の背脂の挽き肉が多い)
- 具材にモヤシを入れず、キャベツがメイン
- 挽き肉から染み出た脂分で、生地や麺がパリパリに(特に麺)なる(モヤシを入れていないので水分が少ない影響もある)
具材は、安くなるように工夫されているのが特徴だ。
古川食堂のメニュー
古川食堂のメインメニューは、やっぱりお好み焼き。
名前は「お好み +中に入るメイン具材」という書き方。
府中市内では、備後焼きのスタイルであるのは当たり前なので、古川食堂では府中焼きという表記はメニューにはない。
古川食堂で提供される全てのお好み焼きは、府中焼きのスタイルだ。
メニューに肉(牛)・豚の表記がなくても挽き肉が入っている。
逆に、肉・豚の表記があるものは、挽き肉+牛肉または豚肉ということになる。
古川食堂は老舗ながら、新しいメニューも開発。
古川食堂オリジナルのお好み焼き「赤ゴジ」というのがある。
麺(焼きそば)が、赤い色をしたピリ辛麺となっているのが特徴だそう。
デフォルトのお好み焼きメニューが豊富なので、トッピングは少なめ。
気に入らないのは、マヨネーズが有料なこと。
「食堂」を名乗っているだけあって、お好み焼き以外にもメニューはそろう。
中でも、おでんは創業時からの人気メニュー。
創業以来、つゆを継ぎ足していっているという。
店内でも「赤ゴジ」推しな雰囲気がうかがえたが、やはり基本の「お好み焼き」をいきたい。
府中名物!ミンチ肉入りの「お好み焼き(府中焼き) そば・いか・ぶた・玉子」
注文したのは「お好み焼き(府中焼き) そば・いか・ぶた・玉子」。
見た目は、一般的な広島お好み焼きとほぼ変わらない。
挽き肉は細かいため、わかりづらい。
ミンチ肉からの染み出た脂分で、表面、特に麺がパリパリ・カリカリになるのが府中焼きの特徴だ。
写真で伝わるだろうか?
このあたりもカリカリしている。
ここもカリカリ部分だ。
ここもカリカリ。
これは写真でもわかるかな?
これもカリッとしている部分。
これはイカだ。
キャベツのほどよく残ったシャキシャキ感と甘み、挽き肉の旨味と香ばしさ、肉の甘み、生地のフワッとした食感などが味わえた。
そこにソースの味が加わってくる。
断面。
なかなかボリュームがあるのがわかる。
なんといっても、挽き肉の脂分で焦げてカリッとした食感が、たまらない。
有料のマヨネーズも付けたが、市販の弁当などに付くやつだった。
マヨネーズには力を入れていないようだ。
「焼き飯」は府中焼きと同じくミンチ肉入りで、意外と美味しい
「焼き飯」も注文。
あくまでチャーハンではなく焼き飯。
焼き飯は、本来は鉄板料理。
もちろん、古川食堂の焼き飯は鉄板で焼き上げる。
府中焼きと同じく、挽き肉がはいっているのが、最大の特徴だ。
香ばしさとミンチの旨味、ほのかな甘みと胡椒の風味とが絶妙。
キャベツ、タマネギのほのかな甘みとシャキッとした食感がアクセントに。
ほかには玉子とニンジンも入っている。
焦げたミンチのカリッとした食感も良いアクセントだ。
店内のようす
店内は、鉄板周りにカウンター席が8脚。
テーブル席は、4人がけテーブルが2卓。
また、上記画像の奥に、4人がけテーブルが3卓、2人がけテーブルが1卓ある。
また、座敷席もあって子供連れには助かる。
座敷は、6人がけが2卓。
卓上には、追加用のソースが置いてある。
お好み焼き店のソースはオタフク社のイメージがあるが、府中界隈では、カープソースが多いようだ。
店員さんの作業風景。
注文してから、店員のかたはテキパキと手際よく作業していく。
古川食堂の外観
古川食堂の外観は、昔ながらの飲食店という感じで、派手さはない。
自宅兼店舗のようで、パッと見た目ではお店とわかりづらいかも。
看板には「お好み焼き・おでん」とある。
レトロな看板が、老舗を思わせる。
古川食堂があるのは、広島県道388号線(木野山府中線)沿い。
南北に走る道の西側に面する。
府中市街地を東西に走る国道486号線の「剣先橋」交差点を北に曲がり、約80m進んだどころになる。
駐車場は、店舗前に5台駐車できる。
ほか、店舗の道路向かい側に第二駐車場がある(上記写真)。
また、店舗の北側の敷地にも1台駐車できるようだ(上記写真)。
まとめ
古川食堂は、市内でも人気上位の府中焼き店だ。
しかも創業50年以上の老舗で、長年地域に愛されており、地域住民お墨付きの店といえるだろう。
創業時から府中焼きがあったわけではないかもしれないが、長年府中焼きを提供しているのは間違いない。
しかも「赤ゴジ」など、オリジナルメニューにも余念がない。
それでいて、創業時からの変わらぬ味のおでんがあるのも魅力だ。
古川食堂のイチオシポイント
- 挽き肉入りが特徴の府中焼き
- 挽き肉+牛肉や豚肉が入るメニューもある
- 焼き飯も挽き肉入りでおいしい
- 独自メニューの「赤ゴジ」
- 創業時からつゆを継ぎ足しているおでん
- テーブル席や座敷もあって子供連れでも行きやすい
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店舗情報
店名 | 古川食堂 (ふるかわ しょくどう) |
---|---|
所在地 | 広島県府中市府中町898-1 |
営業時間 | 11:00~21:00 |
定休日 | 水曜 |
電話番号 | 0847-41-4401 |
禁煙状況 | |
駐車場 | |
HP | お好み焼き古川 | 伝統の味新しい味を楽しめる店 |
SNS | |
備考 |
2019年9月時点での情報です。